Windows

ザックリ翻訳
MicrosoftはWindowsライフサイクルのファクトシートを更新しました。これによりOEMは2016年10月31日以降、新規にWindows7Pro、Windows8.1搭載のPCを製造・販売することが出来なくなりました。

(ソース:Microsoft ends Windows 7 Pro reprieve on new PCs)


2016年11月からはメーカー製のPCは全てWin10になるんでしょうかね。Win7は2020年1月でサポート終了なのでまだわかりますが、Win8.1は2023年1月までサポートがあります。7も8.1も販売させたくないのは、MSとしては何が何でも消費者には10に移行してもらいたいのでしょう。

Windows10一本となったメーカー製PCの販売台数は加速するのか、それともますます冷え込むのか。多分後者と予想。近い将来にWin10が、OSシェアの過半数を占める既存のWin7ユーザにも好まれるOSになっていれば話は変わってくるのかもしれませんが、果たしてそれは期待出来るのでしょうか。

Windows,WindowsUpdate

2015/11/4にWindows7にKB3102810、Windows8.1にKB3102812が配信されました。このアップデートはなんじゃらほいと調べるとWindowsUpdateクライアント関係のようで、以下の変更が加えられております。

・System Center Configuration Manager(SCCM)を使って更新プログラムをインストールするとき、長い時間が掛かり、SCCMが高負荷になる問題の修正
・WindowsUpdateからWindows10にアップグレードするときにCPU使用率が100%になる問題の修正

(ソース:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102810 / https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102812)

SCCMってなんだろうと思って調べたら、主に企業や組織用のアップデート/アップグレード関連のサービスのようで、個人で導入している人がいたとしてもごく少数でしょう。

多くの個人ユーザにSCCMは関係無さそうなので置いといて、個人にも関係するのはWin10に関連するアップデート。近々、Win10にアップグレードする予定の人はCPU使用率が100%になる問題が解決されるそうなので入れておいて良いと思いますが、Win10にアップグレードする気の無い人は入れる必要はありません。

Windows

ボリューム設定もMAXなのに、他のプレイヤーと比較したら音量が小さくなっている、何故だ。色々いじった際に何か変更してはいけないところを変更したのだろうか、と思い、手動で旧設定に戻すも変化無し。

ぐぐったら6年も前に似たような現象があり、直し方が書いてありました。


(ソース:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4869735.html)

「6年も前のMPCの話ってwさすがにこれは違うっしょーw」なんて思いつつも、とりあえず回答のままに↓のタブの設定を

変更⇒MPC再起動⇒再生⇒変更⇒MPC再起動⇒再生を何回か繰り返して、最後に元の「システムの既定」に戻すと…直った…まじかよ…

MPCを色々いじっていたら以前より音量が小さくなる現象が発生した方、いらっしゃいましたら是非お試しを…

PCゲーム全般,メモリ

OCメモリがどういうときにフレームレートに影響してくるのかは下記の記事をご参照くださいませ。

【ゲーム】 ゲームにおけるOCメモリの効果

んなもんいちいち見てらんねぇ!って人向けに一言で説明しますと、CPUボトルネック時に影響してきます。必要な前知識の説明おしまい。

ということでゲームにおけるDDR3L vs DDR4なんていう素晴らしい検証が海外で出て参りました。検証環境は6700K+Z170+980Tiになります。3Lと4でどれだけフレームレートに影響するのか、サクサクっと表をどうぞ。 (各画像はクリックで拡大)

Windows,WindowsUpdate

(ソース:窓の杜)

gYxseNj~という意味不明パッチの配信といい、Win10アプグレチェックボックス入り配信といい、ここ1ヶ月間で3回目のうっかりミス。あまりにもヒューマンエラーが多い。どうしてこうなった。

詳細はソース元の窓の杜へどうぞ。適用されたものは入れてままでも大丈夫なようです。

ハードウェア全般

Surface BookにVisual Studioをインストールすると、上記のようにチラつきが発生するようです。原因はVisual Studioインストール時に有効になるHyper-Vのせいとのこと。この現象を止めるには、コマンドプロンプトから下記のコマンドをAdminで実行することで直るそうです。

dism.exe /Online /Disable-Feature:Microsoft-Hyper-V

この問題はSurface Pro 4でも発生しているらしく、MSも問題を認識しており修正に取り組んでいるそうです。

ソース
InfoWorld
User reports of Surface Book and Surface Pro 4 problems proliferate
MS公式フォーラム (海外)
Screen flickering with w/new Surface Book when Hyper V enabled. Anyone else experiencing this?

GeForce,GPU


室温20-21度のバラックで↑これ。めっちゃ冷えるみたいです。 (各画像はクリックで拡大)

Matrixについてはあまり詳しく知らないのですが、


(ソース:ASUS Shows Off the ROG Matrix HD 7970 Platinum Graphics Card)

HD7970Matrixの分解画像は↑こんな感じ。980TiMatrixの分解画像は見つかりませんでした。

980TiMatrixの冷え具合から見るにヒートパイプダイレクトタッチではなく、上記のHD7970のようなタイプを採用しているのではないかと思われます(HD7970Matrixもごっつー冷えていました)。 (注:記事内下部の12/12追記をご参照ください)

ミドルレンジ以下だと発熱自体が少ないのでヒートパイプダイレクトでも良いとは思いますが、ハイエンドクラスはこの手のしっかりしたクーラーを採用して欲しいですね。

あと、製品仕様のBoostClockは1291MHzらしいですが、画像では1400MHz辺りまで持ち上がっています。OCしているのか、余裕があればさらに持ち上がる仕様なのかはわかりませんが、このクロックでこの温度はすごい。

各種ベンチマークはMSI 980Ti Lightningと比べると、同FPSか、差があっても1-2FPSだったので割愛いたします。980TiMatrixの詳細なベンチマークが知りたい方は下記ソース元のGuru3Dへどうぞ。

11/3追記
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pclab.plのベンチ結果でもMatrixは冷えるという結果が出ていました。こうやって見れば見るほどStrixはどうしてこうなった感が半端ない…

12/12追記
日本でも980TiMatrixが発売されたようで、再度調べてみたらクーラーの画像が出てきました。

(ソース:Asus GTX 980 Ti Matrix review)

ヒートパイプダイレクト…だと…Strixと比べてどうしてここまで差が出てしまったんや…

エルミタージュ秋葉原によると選別済みと記載されているので、もしかして、CPUでよくある低発熱個体がMatrixに回されている?MatrixとStrixの差はダイの問題?Matrixは2連ファンだけど、Strixは3連ファン、ここの違い?うーん、わからん。ちょっとStrixと見比べてみましょうか。


(ソース:[Review Studio] Asus GTX 980 Ti Strix review)

よく見ればところどころ違いますね。ファン数はもとより、パイプの位置、ダイの乗っかる位置が異なりますが、この違いだけでここまで温度が変わるものなのか気になりますね。基板を見てみると

Matrix

Strix

互換性がありそうなので、StrixにMatrixのクーラーを取り付けたらダイの温度はどうなるのか見てみたいところです。やる人はいないでしょうが、もし、やる際はVRMのヒートシンクの移植もお忘れなく。

さらに追記

左がStrix、右がMatrix、2スロと2.5スロの差があるようです。これは見逃していました…。ヒートシンクの厚さも影響して温度差が表れたのかもしれませんね。

ソース
Guru3D
ASUS ROG Matrix GeForce GTX 980 Ti Platinum edition review

Windows,レジストリ

そうだ、Quake2をやろう。ということでインストール。パッチを当ててWin98互換モードでquake2.exeをダボォクリック。無事起動。

本来ならこれで終わるはずだったのですが、互換モードにしないで起動すると、同時にrundll32.exeも立ち上がり、何故かMicrosoftに繋ごうとしました。通信先のIPアドレスは65.55.162.27。

試しにこのアドレスをブロックすると、rundll32.exeが延々MSに繋ごうとしてゲームが起動せず。ブロックを解くとゲームが起動。は?Quake2の起動にMSとの通信が必要とか意味わからん。

この挙動は一体なんじゃらほい、と調べてみるとゲームエクスプローラなるWindowsVISTAからある機能で、特定の古いゲームは何故かゲームエクスプローラと連動する場合があるようです。

ゲームエクスプローラを無効にする方法は無いものかと調べても見つからず、設定の問題かと思いゲームエクスプローラのオプションを見ても (各画像はクリックで拡大)

↑こんな感じで通信する要素はまったく無し。

 ゲームエクスプローラを起動して確認したい人はショートカットを新規作成して
 %SystemRoot%\explorer.exe /E,::{ED228FDF-9EA8-4870-83b1-96b02CFE0D52}
 ↑をコピペしてください。あとはショトカを実行すれば起動します。

不要な物は無効にしたい症候群が発症したので、なんとか意地でも無効にしようと、ゲームエクスプローラが使っているレジストリをアクセス拒否してみることに。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GameUX

上記のGameUXの中身を全削除して↓のように全拒否。

このレジストリの変更で互換モードを適用せずにquake2.exeをダボォクリック、無事起動。えええ…。rundll32.exeが起動することもなく、通信も発生しませんでした。互換モードじゃないと、Quake2の起動をさせるのにMSさんの許可がいるってのか、なんなんだこの糞機能は。

とりあえずこれで古いゲームを起動したときに、意味不明にMSに繋ごうとしたり、MSとの通信がブロックされるとゲームが起動しない、というようなことは回避されましたが、根本的にゲームエクスプローラを無効化する方法って無いもんすかね。

大人しく互換モードでやるか、MSと通信すれば良いだけの話ではありますが。モヤッとして完。

以下、余談。「ゲームエクスプローラのせいで古いゲームがオフラインで起動出来なかったり、rundll32.exeがCPUを爆食いするよ!」という投稿が海外でありました。

MS公式フォーラム (海外)
Older games causes rundll32.exe to open and 100% CPU usage

↑の人はレジストリの削除で上手くいったようですが、管理人環境ではレジストリを削除しても新たに作成されました。互換モードで大体解決しそうなものですが、互換モードが上手く働かなかった場合は、レジストリのGameUXの全拒否化をお試しあれ。もちろん自己責任で。

Win7のサポートが終了する2020年くらいに、オフラインゲームマシンと化したWin7機をお使いの人に、この記事が役に立つ日がきっとくる。のだろうか。

ただ、互換モードだと動かなくて、互換モードでないときは動く、それでいてゲームエクスプローラと連動する、そんな古いゲームがこの世にどれだけあるのかは知りません…

ゲームエクスプローラと連動する古いゲームの挙動ぷちまとめ
・互換モードで起動
 ⇒ 何の問題もなく動く(Quake2は)
・互換モードを使わずに起動&MSと通信
 ⇒ ちょっとの時間後に起動
・互換モードを使わずに起動&MSとの通信をブロック
 ⇒ 起動せず。rundll32.exeが延々MSと通信しようとする
・レジストリでGameUXをアクセス拒否化で起動
 ⇒ 互換モードだろうがなかろうが問題なく動く。通信もなし

DirectX12,Windows

Ashes of the Singularity(以下、Ashes)でAMDとNVIDIAのGPUを混ぜたマルチGPUのベンチマーク結果が公開されました。 (各画像はクリックで拡大)

2015年のGPUの組み合わせ

2012年のGPUの組み合わせ

(ソース:GeForce + Radeon: Previewing DirectX 12 Multi-Adapter with Ashes of the Singularity)

AMDx2やNVIDIAx2より、AMD+NVIDIAの組み合わせの方が効果は高いようです(Ashesの場合は)。また、どちらをプライマリとして使うかによっても変わってきて、AshesにおいてはAMDをプライマリにした方が良いようです。

ここで気になるのは、FuryXのCFXや、980TiのSLIと比べたらどうなのか、というところですが、残念ながら同GPUを使ったCFX/SLIのデータは掲載されておりませんでした。

上位GPUを購入した際に、余った下位GPUは売るかお蔵入り、あるいはPhysX用等にするしかなかったのが、セカンダリにする、といったような使い道が出てきたのは良いことだと思います。

しかし問題はこのマルチGPU、デベロッパ側で対応させる必要があるところです。対応ゲームがAches以外にどれだけ出てくるのかは今のところ未知数です。

GPU

MicronがGDDR5Xの詳細を公開しました。GDDR5Xのメリットは速度だけでなく、大きな設計変更をしなくても使えるそうで、安上がりに性能向上が図れるようです。

最大で16Gbpsまで持ち上げられるポテンシャルがあるそうですが、2016年は10-12Gbpsになるようです。以下、Micronが発表した画像になります。 (各画像はクリックで拡大)

GeForce,RADEON

まずはAvgFPSの結果画像から。2FPS未満の差は誤差として、2FPS以上の差がある部分だけ赤線入り。

1920x1080

2560x1440

(ソース:Nvidia GeForce GTX 960 2GB vs 4GB review)

上記AvgFPSの表を見るとGTX960の2Gと4Gでは、FHDのアサクリUでしか効果がなかった感。GTX960と同等のR9 380も似たような結果。こちらはFHDとWQHDのアサクリU、WQHDのFC4とRyseでもわずかに効果有。

ただ、MODを盛り盛りすれば話は変わってくるのかもしれないのと、表に無いゲームでは結果が変わってくるのかもしれません。

しかしこれらはあくまでAvgFPS。是非動画を見ていただきたいのですが、スタッター(瞬間的なフレームの落ち込み。動画内右下のグラフを参照)の発生に2Gと4Gでは結構違いを感じられます。

1920x1080

2560x1440

これらの結果は、このスペック帯で高画質設定とか無茶をやっているのもあるかと思います。フレームレートはそこそこでも高画質で楽しみたい、という人なら4Gモデルはスタッターが少なくストレスになりにくいと思います。逆に言えば、フレームレート命な低画質設定勢や、スペック帯に合わせて無茶な設定をしなければ、ここまでスタッターは出ないのではないかと思います。

使い方なんて人それぞれなので、2Gと4G、どちらがジャスティスというのは無いと思います。予算と相談して使い方にあった方を選ぶのが良いでしょう。あと、GTX960の4GモデルもGTX970と同じ3.5GB+0.5GBのようですので気になる人はご注意。