GPU,RADEON


(Source:AMD / SHROUT RESEARCH / TECH POWER UP)

2017年11月にRadeon Technologies Group(以下、RTG)のリーダー、Raja Koduri氏がAMDを退職しました。リーダー不在の間はAMDのCEO、Lisa Su氏が代理を務めていましたが、これを補うため、AMDは2018年1月23日(現地時間)、新たな人材を雇用し、役職に任命したことを発表しました。


[ Mike Rayfield氏 ]

Mike Rayfield氏はMicronでモバイルビジネスユニットのシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーを務め、Micronより前はNVIDIAのTegraチームを率いていました。AMDではシニア・バイス・プレジデント兼RTGのゼネラルマネージャーを務めることになります。


[ David Wang氏 ]

David Wang氏はSynapticsでシリコンシステム開発のシニア・バイス・プレジデントを務め、Synapticsより前はAMDでグラフィックスIPとチップ開発のコーポレート・バイス・プレジデントを務めていました。今回はAMDに復帰となり、RTGエンジニアのシニア・バイス・プレジデントを務めることなります。

Lisa Su氏は 「MikeとDavidは実績ある業界のリーダーです。彼らのリーダーシップの下、ゲームやGPUコンピューティング市場でRADEONのシェアが拡大し続けると確信しています」 と述べています。

CPU

先日、中国・上海の国有企業『兆芯』が中国産x86プロセッサとなるKX-5000シリーズを発表しましたが、より詳細なKX-5000 SoCプロセッサのラインナップを公開しました。

ラインナップコア/スレッドクロックL2キャッシュ
KX-56404C / 4T2.0GHz4MB
KX-55404C / 4T1.8GHz4MB
KX-U56808C / 8T2.0GHz8MB
KX-U55808C / 8T1.8GHz8MB
KX-U5580M8C / 8T≦1.8GHz8MB
(Source:兆芯)

また、KX-5640とKX-U5680はSPEC CPU 2006でのベンチマークも公開しています。それがこちら。参考にIntel Atom C2750でのスコアも載せています。

SPEC CPU 2006SPECintSPECint_rateSPECfpSPECfp_rate
KX-5640
(4C4T 2.0GHz)
19.164.322.953.0
KX-U5680
(8C8T 2.0GHz)
19.911525.781.3
Atom C2750
(8C8T ベース2.4GHz / ターボ2.6GHz)
17.510123.076.8

KX-U5680はAtom C2750より良好なスコアを示しており、クロックあたりの性能はAtom C2750を上回っています。Atom C2750は22nm、KX-5000シリーズは28nmのため、微細化が進めばさらなる性能向上も期待できそうです。

ただ、消費電力やTDPに関しては掲載されていないため、そこが気になるところです。

CPU


(Source:Intel)

CPUの脆弱性対策が施されたファームウェアを適用すると、予期せぬ再起動が起こる不具合があるため、Intelはファームウェアの導入を中止するよう呼びかけています。

HaswellとBroadwellでの再起動問題については原因を特定し、現在テストを行っており、テスト完了後に正式リリースを予定しているとのことです。

2018/1/25追記
各メーカー、ファームウェア公開中止の動きが出ています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

関連記事
【CPU】 CPUの脆弱性対策を一時的に無効にして、パッチ適用前のパフォーマンスを得る方法

Win10チューニング,WindowsUpdate

5

Windows10 Fall Creators Updateを適用すると、圧縮・解凍ソフトやサードパーティ製ファイラーなどを使用中にマウスカーソルが画面端に飛ぶという不具合が出ています。以下、この不具合が発生するソフトのリストになります。

 ・7-Zip
 ・WinRAR
 ・秀丸ファイラーClassic
 ・FreeCommander XE
 ・As/R
 ・X-Finder
 ・Tablacus Explorer

上記以外にも同様のソフトで同じ不具合に遭うかもしれません。これらのソフトをガッツリ使い込んでいる方はお気をつけくださいませ。

< Update 1 >
有志により対策ソフトが作られました。お困りの方は下記のリンク先へどうぞ。

どちらのソフトを使用してもでマウスカーソルが吹っ飛ばなくなります。後者の方にはこの不具合の原因も書かれていますので、興味ございましたらご一読くださいませ。

2018/5/1追記
April 2018 Updateにてやっと直りました。

関連記事
【アプデ】 X299 / X99ユーザはWin10FCUへのアップデートに要注意。『0xc00000bb』BSoDになる危険性
【アプデ】 Win10FCU適用でDirectX9ゲームのフレームレートが低くなる不具合
【アプデ】 Win10FCU適用でスタートメニューが壊れる不具合
【GPU】 GeForceドライバ&Win10FCU 不具合情報
【アプデ】 東芝とエプソンがWin10FCUでの注意事項を告知
【アプデ】 Razer製ノートPCにWin10FCUを適用すると、スリープ復帰後に入力機器など使用不能になる
【アプデ】 Win10FCU適用で特定のソフトでマウスカーソルが画面隅に飛ぶ不具合
【アプデ】 Windows10 Fall Creators Update(v.1709)用パッチKB4043961とウイルスバスタークラウドの組み合わせで不具合
【アプデ】 富士通とVAIOがWin10FCUの不具合について告知
【アプデ】 一部のWin10タブ製品でFall Creators Updateを適用するとタッチパネルが使えなくなる不具合
【DX9】 Windows10FCUでDirectX9のメモリ割り当てバグが修正される
【Win10】 悲報 Windows10 Fall Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在

CPU

CPUの脆弱性対策を無効にすることができるツール『InSpectre』がGibson Research Corporationによって公開されました。

このツールを使って『Disable Meltdown Protection』『Disable Spectre Protection』を設定後、PCを再起動すればCPUの脆弱性対策を無効化することができます。つまり、一時的にパッチ適用前のパフォーマンスを発揮できるようになります。

GeForce


(Source:GeForce GTX: Nvidia bittet Händler um Verkauf an Spieler, nicht Miner)

国内外問わず、GeForceに購入制限を設けているショップが増えています。マイニング需要等でゲーマーがGeForceを買えなくなるという事態を防ぐため、NVIDIAがショップに購入制限を設けるよう依頼しているそうです。

購入制限について、NVIDIA広報担当のBoris Böhles氏は下記のように述べています。

NVIDIAはゲーマーを優先しています。ゲーマーがGeForceを入手できるようにするために、パートナーには適切な手配を行うことをおすすめしています。

しかし、この依頼に強制力はなく、どうするかはショップの判断に委ねていることを同氏は強調しています。

いくらマイニング需要でGeForceが売れても、ゲーマーの手に渡らないほど売れるという事態はNVIDIAとしては好ましく思っていないようです。

Windows,WindowsUpdate

2018年1月20日、WindowsUpdateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。通常、Windows7 / 8.1用オプションは月例の翌週(1月17日)とされていますが、Microsoftが予定日に間に合わなかったようで3日遅れでの配信となりました。

1月18日にWindows8.1用が1日遅れで配信、1月19日にWindows7用.NETだけが2日遅れで配信、今回はWindows7用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』だけが3日遅れで配信。グダグダすぎでしょう……。

こんなグダグダな状態でリリースされたプレビューパッチ、個人的にはスルーを推奨します。以下、Windows7向けのザックリ説明になります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは、Windows10 v1709 Fall Creators Update 32bit専用のセキュリティアップデート、KB4073291をMicrosoft Updateカタログで公開しました。

Microsoftによると、この更新プログラムはMeltdown (CVE 2017-5754)の対策パッチとしており、できるだけ早くインストールすることを推奨しています。 (これまでの32bitパッチにはMeltdownへの対策が含まれていない模様) しかし、そう言う割には、なぜかWindowsUpdateには配信していません。

早くインストールを推奨しておいてWindowsUpdateに配信しないということは、なにかしら配信できない理由があることが考えられます(検証が十分に済んでいないなど)。そのため、すぐに適用するかどうかは慎重にご判断ください。この更新プログラムが本当に重要なものであれば、いずれカタログ専用は撤回されて、WindowsUpdateに降ってくるものと思われます。

なお、この更新プログラムは一部の古いAMD CPU環境でOSが起動できなくなる問題も修正されているとのことです。

また、この更新プログラムには下記の既知の不具合があります。

    [既知の不具合]

  • KB4054517(おそらくKB4054517以降という意味)のアップデートが成功しているにも関わらず、0x80070643エラーが表示される場合があります。Microsoftによると、再度、WindowsUpdateを実行して、KB4054517が降って来なければちゃんと成功しているとのことです。
  • CoInitializeSecurityを呼び出す場合、特定の条件下でRPC_C_IMP_LEVEL_NONEを渡すと呼び出しが失敗します。
  • 一部のアンチウイルスソフトと競合する場合があります。最悪、BSoDの危険性があるため、アンチウイルスソフトがこの更新プログラムに対応しているか必ずご確認ください。

関連記事
【CPU】 CPUの脆弱性対策を一時的に無効にして、パッチ適用前のパフォーマンスを得る方法

Windows,WindowsUpdate

2018年1月19日、WindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートが配信されました。通常、Windows7 / 8.1用オプションは月例の翌週(1月17日)とされていますが、Microsoftが予定日に間に合わなかったようで2日遅れでの配信となりました。先日はWindows8.1用が1日遅れで配信されましたが、今回はWindows7用となります。

予定どおりに進んでいないことから、Microsoft内の慌しさが伝わってきます。そんな状態でリリースされたものなので、個人的にはスルーを推奨します。セキュリティアップデートでもありませんしね。

以下、Windows7向けのザックリ説明&直リンクになります。

CPU


殻割器『Delid-Die-Mate 2』などの製作者、der8auer氏は、Skylake-Xのダイを直冷するためのキット『Skylake-X Direct Die Frame』を発表しました。このキットを使用することで、


(Source:der8auer Skylake-X Direct-Die-Frame (en))

通常の殻割 + 液体金属化よりも上記グラフのように温度を下げることができるとのことです。

Skylake-X Direct Die Frameは海外のオンラインショップCASEKINGにて69.90ユーロで発売中ですが、CASEKINGは日本への発送は行っていないため、購入するためには転送サービスなどを利用する必要があります。

RADEON

Radeon Software Adrenalin Edition 18.1.1ドライバが公開されました。このドライバは18.1.1 AlphaからAlphaが取れたものとなっており、古いゲームが動作しない問題や、その他多数のバグフィックスがメインとなっています。

リリースノートによると、下記の不具合の修正が施されています。


・一部の古いDirectX 9ゲームがクラッシュする問題
・Radeon Overlayでパフォーマンスメトリック機能を使用すると、FreeSync環境でスタッターが発生する問題
・保護されたビデオコンテンツ再生中に断続的にフリーズしたりハングアップする問題
・ストアアプリの『映画&テレビ』を使用すると、何も表示されない問題
・マルチGPU環境でStarcraft 2をプレイすると表示がおかしくなる問題
・ベゼル補正が正常に機能しない問題
・スリープから復帰後、Edgeでビデオ再生すると何も表示されない問題
・Radeon Overlayの色がおかしくなる問題
・WattManのファンスライダーが正常に機能しない問題
・Vulkan API使用時、Enhanced Syncが有効にできない問題
・マルチGPU環境でPUBGのメニューでフリッカーが発生する問題
・マルチGPU環境でCLINFOが正常な値を反映しない問題


ダウンロードは下記サイトからどうぞ。

CPU,RADEON


(Source:First Hybrid Intel-AMD Chip Benchmarks With Dell XPS 15 Show ...)

RADEON搭載CPUとなるi7-8705Gを採用したDELLのノートPC、『Dell XPS 15 2-in-1』のRise of the Tomb Raiderでのベンチマーク結果が公開されました。サクッと結果をどうぞ!