修理,電源

ソフトウェア的なトラブルでは無いことを確認した上で、PCが不安定なとき、「電源が怪しいのではないか」とゴーストが囁くことがありますよね。あるんです。

ではどうやって電源が原因かを確かめれば良いか。ハードウェアモニタなりBIOS/UEFIから電源の出力値がどうなっているかを見るだけでございます。

これらの数値はどれくらいの範囲が正常か、以前に問い合わせたことがあるので、そのときにメーカーさんから頂いた回答がこちら。

電圧の出力は-12V以外は±5%が正常範囲となります。(-12Vのみ±10%)
+3.3Vが3.248Vの場合、下限の3.135Vより上回っておりますので正常範囲と判断致します。

全てのメーカーの電源が上記に該当はしないでしょうが、大体の参考数値にはなるのではないでしょうか。特に3.3Vが3V以下になってくると不安定になるという報告はチラホラ見かけます。

電源が怪しいと思ったら出力値を確認してみましょう。

他に盲点的なところだとマルチタップが原因なんてこともあります。長年使い続けていると出力が不安定になっている場合があります。マルチタップを通さず、壁のコンセントに直挿しも試しましょう。

<よくあるかもしれない質問>
Q.数値は正常なのにゲーム中にPCが落ちます。電源は恵安です。
A.恵安が悪い。

Q.数値は正常なのにゲーム中にPCが落ちます。電源の箱に動物の絵が描かれています。
A.動物電源が悪い。

Q.電源を交換しても改善しません。
A.他の部分が原因だと思われます。がんばって特定しましょう。

ResourceHacker,Windows

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大前提として、そもそもそんなことを普通の人がする必要は無いです。そしてこれらの行為は推奨するものではありません。ResourceHacker等でOSの改造をしまくる人には便利だったりそうじゃなかったりするかも程度の内容です。興味ございましたら続きをどうぞ。

OSの改造をやっているとファイルの所有者がAdminではなく、GUI操作でファイルを一つずつ所有者を変えて、権限を付与してと面倒くさいですよね。「c:\windows」を丸ごと一括でやる方法は無いものかと検索したらありました。その呪文がこちら。

takeown /s PCの名前 /u Administrators /f c:\windows /r /d Y
icacls c:\windows /grant Administrators:F /t /c /l /q

1行目は「c:\windows」内のファイル全ての所有者をAdminにする呪文。2行目は「c:\windows」内のファイルのAdminに全権限を付与する呪文です。コマンドプロンプトから実行してどうぞ。特定のフォルダ、例えば「c:\windows\ja-JP」だけを変更したい場合は

takeown /s PCの名前 /u Administrators /f c:\windows\ja-JP /r /d Y
icacls c:\windows\ja-JP /grant Administrators:F /t /c /l /q

という風に書き換えてください。

これを実行すると概ね全てのファイルの所有者がAdminになり全権限が付与されます。概ねというところがポイント。

せっかくなので「c:\System Volume Information」や「c:\ProgramData」にも実験でやってみましたが、一部変更が出来ないものがありました。変更出来なかった理由はわかりません。変更出来なかったファイルはどれも長い名前のファイルでした。長いとダメなんすかね。

ちなみに「c:\System Volume Information」など、間にスペースが入る場合は

takeown /s PCの名前 /u Administrators /f "c:\System Volume Information" /r /d Y
icacls "c:\System Volume Information" /grant Administrators:F /t /c /l /q

と、ダブルコーテーションで囲いましょう。あ、おわりです。

重ねて申し上げますが、普通の人がする必要は無いです。一度やっちまったら、もう元には戻せません。それでも「c:\windows」を丸ごとやってみたい場合は、安全を考えて、クローンを取ったストレージ等で試して、問題が無いことを確認した上でやることを推奨します。

あと「PCの名前」はコンパネのシステムを開いたら表示される「コンピューター名」です。

参考
http://mainichiyasumi.blogspot.jp/2014/10/file-accses-command-prompt.html

GeForce

GeForce公式フォーラムに投稿された不具合情報です。目に付いた不具合書き込みをざっくり翻訳。例により真偽のほどは定かではありません。ご覧いただいた方の判断にお任せします。同様の不具合をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。

前回からNVIDIA公式フォーラムではWin7/8系とWin10でスレッドが1本化されてしまい、どのOSで発生している問題なのかわからないものがあります。OSが分からないものはOS不明枠に記載しております。


<Windows7>
・インストールに失敗した

<Windows10>
・カスタム解像度が正しく機能しない (※複数報告有)
・880M+DaVinci Resolve 12.1でプロジェクトをロードするとクラッシュする
・GTX970でアイドル時やYoutubeで動画を見ているときにクラッシュする。ゲーム中は問題無い
・GTX970で1080p以上でYoutubeを見ていたらカーネルエラーやフリーズが発生する。しかし、同じドライバを入れているにも関わらず、マイワイフの970搭載PCでこの問題は起こらない
・ShadowPlayが正しく機能しない
・サラウンドが有効にならない。再起動後に640x480に設定される

<OS不明>
・アサクリSをSLIでプレイ時、GPU使用率が低い (※複数報告有) 追記:アサクリS側の問題のようです。
・GFEがインストール出来ない (※複数報告有)
・GTX860MのPCに入れたらフリーズした/860Mで動作しない (※複数報告有)
・GTX660MのPCに入れたらNVIDIAコントロールパネルとGFEがクラッシュした
・アイドル時に温度が高いままのバグは直っていない (358.87から発生中) (画像クリックで拡大)


 ※クロックは下がるものの、消費電力だけが増加する模様


Win7での報告はインストールに失敗したという1件のみですが、もしかしたらOS不明枠にあるかもしれません。前回からあったアイドル時に温度が高いままのバグは、クロックはそのままに消費電力だけが何故か上がるようです。

ドライバを以前のバージョンに戻したい人は下記記事を参考にどうぞ。(初心者向け解説です)

【GPU】 GeForceドライバアップデート後に不具合が発生した時の対処方法

ソース
GeForce公式フォーラム
Official 359.00 Game Ready WHQL Display Driver Feedback Thread (11/19/15)

GeForce,RADEON

・R9 380Xの各種ベンチマークなんてどうでもよくなる一文

(ソース:Radeon R9 380X)

NITRO4万円台前半わろた。完全に390か970でええやん状態。FC4とFO4のベンチスコア自体はGTX960と970の間くらいに埋まっています。

拡大画像やその他のベンチ結果はソース元へどうぞ。しかし、このFO4のベンチ、相当軽いシチュエーションで計っていますね。重量級のシーンだと

ここまでガッツリ下がるようなのでご注意を。FO4の詳細なベンチはこちらをご参照くださいませ。

とは言え、R9 380Xの最安値品は妥当
最安値品の代名詞、玄人志向製品は


(ソース:AMDの新たな上位「Radeon R9 380X」が登場、実売37,000円前後)

まぁまぁ、こんなもんじゃないでしょうか。ただ、それでもやっぱり上位製品の影がチラつき、もっと安い下位製品の方に目が行きそうな価格設定ですね…

11/24追記
・その他のベンチマーク
380Xの各種ゲームベンチマークが公開されました。 (画像クリックで拡大)

GeForce

Assassin's Creed: SyndicateとOverwatch: Betaに最適化された359.00ドライバが公開されました。リリースノートによるとこのドライバで修正された部分はWin7 64bitの「Guild Wars 2のSLIプロファイル」のみとなります。

PG279Q使用時にクロックが下がらない問題もまだ未タッチのご様子。思った以上に時間が掛かっていますね。

ダウンロードは↓下記サイトからどうぞ。

359.00WHQL Windows 7/8/8.1/Vista 64bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/95581/jp
359.00WHQL Windows 7/8/8.1/Vista 32bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/95563/jp

359.00WHQL Windows10専用 64bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/95689/jp
359.00WHQL Windows10専用 32bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/95671/jp

ただ、このドライバ、アサクリSに最適化と書かれていますが、そのアサクリSでSLIの動作が微妙のようです。i5 4670、GTX970のSLI、使用OS不明でのSSがこちら。 (画像クリックで拡大)

359.00 SLI

359.00 Single Card Mode

SLI時のGPU使用率が酷いことになっていますね。CPU使用率を見るに、この使用率でCPUボトルネックは考えにくいと思います。あと、TXAAも使えないとか。ドライバの問題なのか、アサクリSの問題なのかはわかりません。アサクリS側の問題のようです。

あと、相変わらず公式フォーラムがWin7/8系/10ごちゃ混ぜの1スレッド化のままで、不具合報告はあれど使用OSまで申告する人が少なく、OS固有の問題なのか切り分けが困難となっております。

その他、不具合情報はスレが進んでから後ほど。

追記
不具合情報を書きました。

ソース
GeForce公式フォーラム
Official 359.00 Game Ready WHQL Display Driver Feedback Thread (11/19/15)

PCゲーム全般

no title

アサシンクリードシンジケートの各種ベンチマークが公開されました。最初に結論だけ言いますと激重です。

FHDのUltra High設定で、Min60FPSをシングルGPUで保つことはTITAN Xを持ってしても不可能です。ワンランク下のVery Highまで落とせばTITAN Xと980TiでギリギリMin60FPSを保てます。そしてLow設定まで落としても、Min60FPSを保つにはGTX 780のOCモデルかR9 390以上が必要です。ヒュー…

以下、ベンチマークになります。

Windows,WindowsUpdate

Windows8.1に複数のオプションが配信されました。オプションなのでセキュリティに関連するものはありませんが、一部の人には致命的な不具合の修正も来ております。何らかの問題を抱えていた人は該当する問題の修正がないか確認してみると良いかもしれません。

以下、ザックリまとめです。

KB3083800
他のユーザに切り替えるとシステムがクラッシュする問題の修正。

KB3099834
秘密キーを使用するアプリケーションでアクセス違反やクラッシュする問題の修正。

KB3100919
IME有効時に連続でプログラムを開くとエクスプローラの仮想メモリサイズが増加する問題の修正。

KB3100956
開始待ち状態のサービスがひとつ、もしくは複数あるとき、ログインまでに時間が掛かる可能性がある問題の修正。

KB3101183
管理者アカウントのパスワードを変更後、新しいパスワードを使用してログインしようとすると、ドメインに参加しているコンピュータにログイン出来ない問題の修正。

KB3103696
USBタイプCビルボードとキングストンのサムドライブ(小型USBメモリ)のサポート。

KB3102429
アゼルバイジャン・マナトのグルジアラリ通貨記号のサポート。

2016/01/20追記
中のファイルに更新があったのか、KB31024249が2016/01/20に再度来ました。アゼルバイジャンの通貨記号を引き続き使いたい人はインストールしてどうぞ。んなもんいらん、って人はインストール不要です。

Windows,WindowsUpdate

KB3102429なるオプションが配信されました。内容は

アゼルバイジャン・マナトのグルジアラリ通貨記号のサポート
(ソース:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102429)

とのこと。

フォントファイルやら各種DLL等の置き換えのようです。アゼルバイジャンの通貨記号を使いたい人はインストールしてどうぞ。んなもんいらん、って人はインストール不要です。

追記
Windows8.1には他にもいくつか来ております。

2016/01/20追記
中のファイルに更新があったのか、2016/01/20に再度来ました。アゼルバイジャンの通貨記号を引き続き使いたい人はインストールしてどうぞ。んなもんいらん、って人は以下略。

Windows,WindowsUpdate

問題となる一文がこちら。

<Windows7>
MS15-121 の更新プログラム 3081320 と MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-115 の更新プログラム 3101746 と同時にリリースされます。Windows 7 Service Pack 1 または Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 上でこの 3 つのすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、次の順序で更新プログラムをインストールする必要があります。最初に 3101246、2 番目に 3081320、3 番目に 3101746 をインストールします (自動更新を有効にしているお客様の場合は自動的にこのように処理されます)。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

<Windows8/8.1>
MS15-121 の更新プログラム 3081320 と MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-115 の更新プログラム 3101746 と同時にリリースされます。Windows 8 または Windows Server 2012 上でこの 3 つのすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、次の順序で更新プログラムをインストールする必要があります。最初に 3101246、2 番目に 3101746、3 番目に 3081320 をインストールします (自動更新を有効にしているお客様の場合は自動的にこのように処理されます)。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

(ソース:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-115.aspx)

要約するとWin7はKB3101246⇒KB3081320⇒KB3101746、Win8系はKB3101246⇒KB3101746⇒KB3081320の順番でアップデートしないといけない、とのこと。

ここで問題となってくるのが「手動でインストールするお客様」という表現。これはWindowsUpdateを手動設定にしている人のことを指しているか、それともパッチを個別に落としてきて文字通りに手動でインストールをしている人のことを指しているのか。

この表現方法ではどちらとも捉えることが出来ます。では、どっちなのか。わかりません。そして順番通りにインストールしなければどうなるのか。わかりません。

各3パッチのファイルを見比べてみたら、被っているファイル名がありました。そしてそれぞれバージョンが異なります。Win7なら3つ目のKB3101746に使われているファイルのバージョンになっていれば問題ないと思います。が、そんなのをいちいち調べるのも面倒臭いでしょう。

自動だと問題が無いと言うことは、WUクライアントからこの3つを選択して同時に入れた場合、最新バージョンを優先的に残す挙動をしそうな気もしますが、「MSがそんな気の利く奴だと思う?」と言われれば「絶対に大丈夫」と胸を張って言い返すことは出来ません。不安なようでしたら該当KBを一度アンインストールして、

Win7なら
KB3101246を入れる⇒再起動⇒KB3081320を入れる⇒再起動⇒KB3101746を入れる⇒再起動

Win8系なら
KB3101246を入れる⇒再起動⇒KB3101746を入れる⇒再起動⇒KB3081320を入れる⇒再起動

ってやっておけば確実かと思われます。面倒くさ…

Windows,WindowsUpdate

ザックリ翻訳
Windows10TH2と互換性が無いものや、信頼出来ないと分類されるアプリケーションは、アップデートの際に自動的にアンインストールされます。

(ソース:Windows 10 Update 1511: Nutzer berichten über Probleme mit Threshold 2)


これは酷い。

割とゴミ仕様なんじゃないかな、って思います。CPU-Z等がアンインストールされるのはこれが原因のようです。ソース元の報告によるとドライバやVPN系も消される場合があるとか。

RADEON

Star Wars: Battlefront、Fallout4、Assassin's Creed Syndicate、Call of Duty: Black Ops IIIに最適化が施された15.11.1Betaドライバが公開されました。修正は特になく、ゲームの最適化のみのようです。

ダウンロードはこちらから↓どうぞ。

AMD Catalyst 15.11.1 Beta Driver
http://support.amd.com/ja-jp/download

DirectX12,PCゲーム全般

Ashes of the Singularity(以下、Ashes)のDirectX11/DirectX12のベンチマークはちょいちょい出てきていましたが、がっつり比較したものがやっと出て参りました。ただ、MinFPSの表記はありません。AvgFPSのみになります。

注目する点はCPUボトルネック。DX11ではCPUによってFPSが変動していますが、DX12ではi3 4330~i7 5960Xまで同じFPSという結果が出ています。すごい。

DX11のCPUによる違いはAMD GPUで如実に表れていますが、NVIDIA GPUではあまり差が無く、DX11+AshesではAMD GPUはCPUボトルネックの影響を受けやすいようです。

以下、ベンチマークになります。

マウス

↑左がGX88、右がGX78でお値段は前者が約150zł(約4,700円)、後者が約140zł(約4,400円)と安価なゲーミングマウスです。 (各画像はクリックで拡大)

パッと見は色くらいしか違いがありませんが、スペックを比較すると

センサーが異なるようです。 (左がGX88、右がGX78)

個人的に「おっ」と思った特徴は、チルトホイールと、ホイールの上下にも割り当てが可能な部分。付属ソフトで↓のように割り当てが出来るようです。

チルトホイール且つホイール上下にも割り当てが出来るのは珍しい。あと、ハードウェアメモリ内蔵なのもGood。

ボタン配置の好みはあるでしょうが、つまみ持ちの人には使いやすそうです。お値段の割りにカタログスペックは高性能だと思います。

ただ、このメーカー、今のところ日本でのお取り扱いは無いようです…個人輸入するとなると安価なゲーミングマウスではなくなりますね…

ソース
Natec Genesis
GX88
GX78
PCLab.pl
Natec Genesis GX78 – test niedrogiej myszy dla graczy

PCゲーム全般


(ソース:SteamOS gaming performs significantly worse than Windows)

その元凶となっているグラフが↑こちら。SHADOW OF MORDORをG3220/RAM8GB/GTX660のUltra設定でやるとSteamOSはAvg14.6FPS、Windows10は34.5FPS。

これだけを見ると大変残念なOSに見えてしまいます。他のゲームや環境ではどうなのかと申しますと、下記の記事をご参照くださいませ。

【ゲーム】 Linux vs Windows のゲームパフォーマンス対決
【ゲーム】 SteamOSとLinuxの逆襲、Windows超えをする場面も

「面倒くせぇ!」という人向けに一言で説明しますと、多くのゲームタイトルでWindowsが勝っていますがSteamOS(Linux)が稀に勝つこともあります。

万人にLinuxをオススメ出来ませんが、特定のゲームをやりこんでいて、そのゲームがLinux有利で1FPSでも多く稼ぎたい、という人には選択肢に入ってくるかもしれません。

しかし、多くのゲームタイトルでWindows有利なのは間違いなく、2015年時点ではまだまだWindowsさんのド安定っぷりは揺るがないでしょう。