GeForce

2019年3月18日(現地時間)、NVIDIAは2019年4月のGeForceドライバアップデートにて、GeForce GTX 1060 6GB以上のグラフィックスカードでDirectXレイトレーシング(DXR)が使用できるようになることを発表しました。詳細な対応カードリストは以下になります。

ただし、RTコアを持たないGTXシリーズでは、シェーダーコアによってDXRの処理が行われるため、以下に示すようにフレームレートに大きな差が生じるとのことです。

PCゲーム全般


(Source:The Division 2 тест GPU/CPU)

The Division 2』の各種ベンチマークが公開されました。ベンチマークの測定シーンは以下になります。

上記シーンを1920 x 1080最高設定でMin 60 fpsを保つにはGTX 1070 8GB(Min 66 fps) / RX Vega 56 8GB(Min 73 fps)以上で可能となっています。

以下、最高設定での各種ベンチマークになります。

RADEON

『Tom Clancy's The Division 2』、『Sid Meier's Civilization VI: Gathering Storm』、『DirectX 12 for Windows7』に最適化されたRadeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.3.2ドライバが公開されました。リリースノートによると、以下の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Radeon ReLive for VRのインストールに失敗する問題
・ファンカーブの設定がマニュアルモードに切り替わらない問題
・WattManの設定が保存または有効化されない問題


ダウンロードは以下のリンクよりどうぞ。

GeForce

各所でGeForce GTX 1660 (無印)のレビューが一斉に公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!

GTX 1660 Tiは多くのゲームタイトルでGTX 1070より劣るものの、約1/3ものタイトルでGTX 1070に勝ち尚且つGTX 1070より安いというおもしろいポジションの製品となりました。

それではGTX 1660とGTX 1060 6GBの比較はどんなもんでしょうか。21タイトル x 3解像度でのGTX 1660 vs GTX 1060 6GBの対決結果をサクッとどうぞ!

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4489899にて、2019年3月1日配信のKB4482887で発生していたゲームパフォーマンスが低下する不具合が修正されました。KB4489899(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

しかし、Microsoftによると、KB4489899を適用後、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる場合があるとのこと。判明している範囲で動作しなくなる可能性のあるアプリケーションは以下になります。

  • Windows Media Player
  • Realtek HD Audio Manager
  • Sound Blaster Control Panel

Microsoftは一般的な解決策として、[設定] → [システム] → [サウンド] → [アプリの音量とデバイスの設定]で、アプリケーションごとのオーディオ設定を『既定』に変更するか、または各アプリケーションごとの設定で使用するオーディオデバイスを『デフォルトのオーディオデバイス』に変更するよう案内しています。

また、Microsoftによると、この不具合は2019年3月1日配信のKB4482887から発生していたとのこと。以前はKB4482887のページにこの不具合は掲載されていませんでしたが、ページの最終更新日が2019年3月13日になっており、この不具合が追加されていました。

過去にKB4482887を入れてこの不具合が発生した方は、今回のKB4489899でも同様の不具合が発生するものと思われます。DTMerの方や複数のオーディオデバイスを搭載されている方はお気をつけくださいませ。

2019/4/3追記
オーディオアプリが動作しなくなる不具合は2019年4月3日配信のKB4490481にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

更新履歴
① 上記不具合は以前はKB4482887のページには掲載されていませんでしたが、MicrosoftによりKB4482887でも発生する旨が加筆されました。それに伴い、記事内容を修正いたしました。

DirectX12,Windows

MicrosoftはWindows7でDirectX 12が使用可能となったことを発表しました。最初の対応タイトルとなるのはWorld of Warcraft 8.1.5で、今後もいくつかの『DirectX 12 for Windows7』タイトルが登場予定とのことです。

Microsoftによると『DirectX 12 for Windows7』によってフレームレートの向上が謳われています。しかし、より高速にDirectX 12の最高パフォーマンスを発揮できるのはWindows 10であることも主張しています。今回の唐突な対応は、おそらく、Windows7からWindows10への移行を促すための宣伝も含めた対応かと思われます。

以下、ちょっと不確かな部分ですが、どうも『DirectX 12 for Windows7』は全てのDirectX 12アプリケーションが動くといったわけではなく、アプリケーション側が『DirectX 12 for Windows7』に対応している必要があるようなニュアンスに受け取れます。(だとすれば、Windows7ユーザーにDirectX 12の良さを知ってもらうための『体験版』といったような感じでしょうか)

ハッキリとはわかりませんが、いずれにしても、いくつかのゲームでパフォーマンスアップの可能性があるなら非常に歓迎される対応と言えるでしょう。

Windows,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年4月より、Windows7マシンにWindows10への移行を促す通知を表示させることを発表しました。Microsoftによると、今回の通知は、

  • 2020年1月14日のWindows7サポート終了日が迫っているため、Windows10に移行するための情報提供のみを目的としている
  • 再度通知しないオプションを用意している

とのことです。

しかしながら、Microsoftは、過去にWindows7上にWindows10への無料アップグレードを促す通知を表示し、望んでもいないのにWindows10へと勝手にアップグレードさせた前科があります。

今回は以前のような愚行は犯さないものと思いたいところですが、どこまでMicrosoftを信じられるかは人によるでしょう。本当にただの通知『だけ』であれば良いのですが。

気になるのは通知機能が仕込まれた年月。2019年3月度のWindowsUpdateに仕込まれているのか、それとももっと以前から仕込んでいたのか、どの段階で仕込まれているのかは不明です。一応、警戒するなら直近の2019年3月度のWindowsUpdateは様子見しておいた方が良いかもしれません。しかし、脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

2019/3/20追記
2019年3月20日にWin10への移行を促す通知表示パッチKB4493132が配信されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,Windows


(Source:TECH POWER UP)

MAXON公式のWindows版Cinebench R20は、Microsoftストア経由でしかダウンロードができません。しかし、海外メディアのTECH POWER UPによって、Microsoftストアを経由せずスタンドアローンで動作する『Cinebench R20 Portable』が作成・公開されました。

どうもMAXONはこのことが気に入らなかったようで、TECH POWER UPはMAXONから『Cinebench R20 Portable』の公開停止要求および聞き入れられない場合は法的措置に出るといった内容のメールを受け取りました。

TECH POWER UPは 「極冷環境などでベンチマークを行う場合、わざわざインターネットに接続するような時間はありません。また、フリーウェアを使用するためにわざわざDRMプラットフォームを経由することを嫌う人は多くいます。今回のMAXONの対応により、Cinebenchは、一部のPCエンスージアストから敬遠されるでしょう」 と述べ、『Cinebench R20 Portable』の公開を停止しました。

理由はわかりませんがMAXONはどうしてもMicrosoftストア経由で使ってもらいたいようです。現在、Windows版Cinebench R20はMicrosoftストアでのみダウンロードが可能となっています。

2019/3/27追記
MAXON自らスタンドアローン版『Cinebench R20』を公開しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

GeForce

t

NVIDIAは2019年4月公開のドライバを最後に、3D VisionおよびノートPC用Kepler GPUのサポートを終了することを発表しました。しかし、2020年4月までの間は、これらに関する重大な問題が発生した場合には対処を行うとのこと。なお、デスクトップ用Keplerカードは引き続きサポートされます。

以下、サポート終了となるノートPC用Kepler GPUのリストになります。

Windows,WindowsUpdate

2019年2月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

Win7用『ロールアップ』で2018年5月度から2019年1月度まで長期にわたって発生していたネットワークドライバが死亡する不具合ですが、今月の既知の不具合には含まれていません。ついに直ったのかと思いきや、この不具合を 「修正した」 という記載もありません。書き忘れなのか、直ったのかは現状不明です。

あと、今月のWin7/8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

 

< Update 2: 元号関連に不具合 [2019/2/14更新]

Microsoftは2019年2月13日付けで、Win7用『ロールアップ』KB4486563適用後に元号関連で不具合が生じる可能性があることを既知の不具合に追加しました。具体的に影響を受けるアプリケーション等は不明なものの、元号を使用していて何かおかしくなったと思ったらこの不具合を疑ってみてください。犯人はWindowsUpdateです。

Microsoftは手動によるレジストリ編集での回避方法を案内していますが、レジストリの編集に自信がなければ『ロールアップ』KB4486563をアンインストールして、『セキュリティのみ』KB4486564の代用をご検討ください。『セキュリティのみ』ではこの不具合は発生しません。

 

< Update 4: 各パッチに不具合追加 [2019/2/19更新]

GPU

MSI Afterburner 4.6.0 Finalが公開されました。今回のアップデートは、これまで公開されてきた4.6.0 Betaシリーズでの各種改善や、Turingカード / RADEON VII等のサポート追加、不具合の修正などが含まれており、『Beta』が取れた4.6.0世代の最終的な安定バージョンとされています。

ダウンロードは下記のページよりどうぞ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887には、Spectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策『Retpoline』が含まれており、今後、有効化されることでパフォーマンスアップが謳われていましたが、皮肉なことにパフォーマンスアップとは正反対の新たな不具合が見つかりました。

Microsoftによると、この更新プログラムをインストール後、『Destiny 2』など、一部のゲームにおいてグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下する場合があるとのことです。

2019年3月9日時点で、この不具合に対する回避策はKB4482887のアンインストール以外にありません。もし、ゲームが重くなったと感じたらKB4482887のアンインストールをお試しくださいませ。

アンインストール後は再び入ってこないようにKB4482887を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

備考:
メッセージで頂いた情報によると以下のゲームでもフレームレートの低下や、マウスカーソルの吹っ飛びが発生したそうです。

  • オーバーウォッチ
  • Goat simulator
  • LEFT ALIVE

これらのゲームをされている方はご注意くださいませ。

2019/3/13追記
この不具合は2019年3月13日配信のKB4489899にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。