Windows,WindowsUpdate

2018年3月以降、Windows7 32bit環境にWindowsUpdateを適用すると再起動ループに陥る問題が出ていましたがその原因がついに判明しました。Microsoftが公開した情報によると下記のドライバが競合を起こしているとのことです。

    [ 原因となるドライバ ]
    Haspnt.sys (HASP Kernel Device Driver)
    hardlock.sys (Hard Lock Key Drivers)

    [ 上記ドライバを含むプログラム ]
    Sentinel System Driver Installer
    Sentinel Runtime
    Sentinel HASP License Manager

つまるところ、Gemaltoという企業のSentinelなんちゃらシリーズというライセンス管理ツール(所謂コピープロテクト)が再起動ループの原因となっています。これらが含まれるソフトウェア、あるいはこれらそのものをアンインストールしてからWindowsUpdateを行えば再起動ループは発生しなくなります。32bit勢の方はお試しくださいませ。

なお、Microsoftはこの問題をドライバの互換性の問題として扱い、Windows側での修正は行わないため、ソフトウェアの使用を続けたい場合は提供元に問い合わせるよう案内しています。

備考
株式会社建設システムのソフトウェア導入環境でもこれに関連する再起動ループが発生しており、原因となるプロテクターツール(プロテクタードライバー)の更新を呼びかけています。ここの製品にお心当たりのある方は下記のリンク先をご覧くださいませ。

GeForce

『The Crew 2 Closed Beta』と『State of Decay 2』に最適化されたGeForce 397.93ドライバが公開されました。リリースノートによると下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・GTX 870M搭載ノートPC環境でWindows ExplorerがGPUアクセラレーションを使用してしまう問題
・Steamを閉じないとSLIの有効/無効が切り替えられない問題
・サラウンド環境だとDigital Vibranceの設定が保存されない問題
・Wolfenstein IIのRooseveltエリアでフリーズする問題
・Windows HDRが有効だとNVIDIAコントロールパネルに一部のカラーフォーマットが消える問題
・Pascal + Kepler GPU環境にドライバをインストールして再起動すると、ドライバのロードに失敗する問題
・HDRを有効にしてネイティブではない解像度でファークライ5をプレイすると、緑色のちらつきが発生する問題


ドライバのダウンロードは下記のサイトからどうぞ。

397.93WHQL Windows 7 / 8.1 64bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/134666/jp

397.93WHQL Windows10専用 64bit版
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/134702/jp

追記
不具合情報を書きました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

関連記事
【GPU】 GeForce 375.70 ドライバ以降に導入されたテレメトリの無効化方法

Win10チューニング,WindowsUpdate

2018年5月24日、Windows10 v1803 April 2018 Update(A2U)にKB4100403が配信されました。この更新プログラムにはA2Uから発生したIntelのSSDで再起動ループが発生する不具合TOSHIBAのSSDを使用するとバッテリー駆動時間が低下する不具合の修正が含まれています。

KB4100403は機能修正のみの更新プログラムとなっており、セキュリティアップデートは含まれていないため適用しなくてもセキュリティ上の支障はありません。

この更新プログラムはいわゆる早期公開版的なもののため、半期チャネル(旧:CBB)に設定していると自動では配信されません。特に問題がなければ次の月例に累積されます。半期チャネル設定でもすぐに適用したい場合は、『Windows Update』から手動で『更新プログラムのチェック』を行えば降ってきます。

< Update 1 >
KB4100403を適用するとネットワークに接続できなくなって、アンインストールすると直ったとのメッセージをいただきました。もし、KB4100403の適用後にネットワークの挙動がおかしくなった場合はアンインストールをお試しくださいませ。

備考: 不具合に該当するIntel / TOSHIBA SSDを搭載したA2Uより前のバージョン環境には、A2U自体が適用されないようになっていますが、今回、修正されたことで2018年6月13日以降にA2Uが配信されるようになるとのことです。また、すぐにA2Uを適用したい場合は『Windows Update』から手動で『更新プログラムのチェック』を行えばA2Uが降ってくるとMicrosoftは案内しています。

RADEON

『Ancestors Legacy』に最適化されたRadeon Software Adrenalin Edition 18.5.1ドライバが公開されました。先日、Raven Ridge用ドライバが公開されましたが、18.5.1はRaven Ridge Ryzen 5 2400G / Ryzen 3 2200Gにも対応しています。

リリースノートによると、下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Restore Factory Defaultsを選択してもHBCCオプションが正常にリセットされない問題
・Destiny 2を長時間実行していると、ロード時間が長くなる問題
・パフォーマンスメトリックが有効の場合、FreeSyncでテアリングが発生する問題
・RX 400 / 500のマルチGPU構成でブラウザからNetflixを再生すると、表示がおかしくなったりハングアップする問題
・Radeib ReLiveでのストリーミングやFacebookへのビデオのアップロードが失敗する問題


ダウンロードは下記サイトからどうぞ。

PCゲーム全般

Humble Bundleにて、Humble限定タイトルとなる『Knight Club』、『Hitchhiker』、『Quiet City』、『Uurnog』の計4本が2018年6月1日まで無料配信されています。

やってみたい方は下記のページへどうぞ!

CPU,WindowsUpdate


(Source:Intel / AMD / ARM / US-CERT)

Intel、AMD、ARMは、同社のプロセッサにVariant 4 (CVE-2018-3639)と呼ばれる脆弱性があることを各社一斉に発表しました。Variant 4もSpectre Variant 1と同様に、サイドチャネル攻撃で特定のデータにアクセスが行われる危険性があるとのことです。

Intelはこの脆弱性を緩和するベータ版マイクロコードを既に完成させており、数週間後に正式リリースが予定されています。

Intelは、これまで同社が行ってきたSpectre Variant 1の緩和策はVariant 4に対しても有効であると述べており、そのため、Variant 4の緩和策はデフォルトでは無効に設定されています。より強固なセキュリティを維持したい場合は手動で有効にできますが、その場合、2~8%のパフォーマンスダウンがあるとのことです。

また、マイクロコードにはMeltdown Variant 3の亜種となるVariant 3a (CVE-2018-3640)と呼ばれる脆弱性への対策も含まれており、こちらはパフォーマンスへの影響はないものとされています。

AMDもVariant 4対策パッチの最終テストを完了しており、Windowsの更新プログラムとして配信が予定されています。同様に、Linuxでも各ディストリビューターがアップデートの準備を進めています。パフォーマンスへの影響については言及していません。また、現在のところVariant 3aの影響を受ける製品は見つかっていないとのことです。

ARMはAndroidに関してはGoogleへ問い合わせるよう案内しており、Linuxに関しては信頼できるファームウェアを使用するよう述べています。

2018/6/13追記
WindowsにVariant 4の緩和策が実装されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1803 April 2018 Update環境で日本語版Microsoft IMEを無効にすると、タッチキーボードが起動しなくなる不具合が発生しています。

現状、タッチキーボードを使用するには日本語版Microsoft IMEを有効にするか、どうしても無効にしておきたい場合はOSを前のバージョンに戻すしかありません。タッチキーボードをお使いの方はお気をつけくださいませ。

Microsoftはこの不具合を調査しており、進展があり次第下記の公式ブログにて案内を予定しています。

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【Win10】 Windows10 v1803 April 2018 Updateの不具合情報等の記事一覧

SSD

SanDisk Extreme PRO M.2 NVMe SSD
(Source:SanDisk)

Western DigitalはSanDisk Extreme PRO M.2 NVMe SSDを発表しました。しばらく不在が続いていたExtreme PROがNVMeになって帰ってきました。スペックは下記になります。

モデル名容量最大読込速度最大書込速度保証期間TBW
SanDisk Extreme PRO
M.2 NVMe SSD 500GB
SDSSDXPM2-500G-J25
500 GB3,400 MB/s2,500 MB/s5年300
SanDisk Extreme PRO
M.2 NVMe SSD 1TB
SDSSDXPM2-1T00-J25
1 TB3,400 MB/s2,800 MB/s5年600

こちら、WD Black NVMe SSDも同一スペックとなっており、SanDiskの中の人曰く中身はどちらも同じとのことです。

販売価格は500GBモデルが税込25,000円前後、1TBモデルが税込50,000円前後で、2018年5月25日に発売が予定されています。

GeForce

GeForce GT 1030

2018年4月頃にGeForce GT 1030のDDR4版なんてのが発売されました。GDDR5版と比べるとゲームパフォーマンスにどれほどの差があるのか、その比較がこちら。左がGDDR5版、右がDDR4版になります。

[ バトルフィールド1 ]
GeForce GT 1030 GDDR5 vs. GT 1030 DDR4

[ ファークライ5 ]
GeForce GT 1030 GDDR5 vs. GT 1030 DDR4
(Source:Geforce GT 1030 DDR4 vs. GT 1030 GDDR5. Doctor how bad is it?)

めちゃくちゃ差が出ています。ゲーム性能を求めている人は迷わずGDDR5版にした方が良いでしょう。GDDR5版はTDP30Wで、DDR4版はTDP20Wのため、DDR4版はギリギリまで低TDPを狙いたい人向けといった感じでしょうか。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Surface StudioにWindows10 v1803 April 2018 Updateを適用すると、不意にマウスとキーボードが動作しなくなる不具合が発生しています。画面にタッチすることで数秒後にはマウスとキーボードが復活しますが、またいつ動作しなくなるかはわかりません。

この不具合はMicrosoft Communityで報告されており、他の使用者たちからも同じ現象に悩まされているとの声が出ています。Surface Studioをお使いの方は、April 2018 Updateの適用にはお気をつけくださいませ。

修正が公開されたら下記のMicrosoft Communityでアナウンスがあるそうなので、ユーザーの方は適宜チェックしておいた方が良いでしょう。

「OSを作っている企業のハードウェアだからきっと動作はバッチリだろう」 なんて思ってSurfaceを買う人もいるのではないでしょうか。残念ながらそんなことはまったくありません。

これまでSurfaceは、Web上の仕様と異なる製品を出荷したり、WUに配信されたファームウェア適用でバッテリを大量消費するようになったり、電源コードが異常過熱でリコールになったり、液晶がチラつくようになったり、WUに配信されたファームウェアの適用で何回もBSoDになったり(自分の知ってる範囲で3回)WU後OS起動時に5~10分間ブラックスクリーンになる不具合の修正に2ヶ月かけたり液晶の表示が乱れる物理的欠陥を発売から約2年半も放置し続けたり様々な不具合と手間と放置をユーザーに提供してきました。

自社製品の動作確認すらろくに行わず、まともに動かせないのがMicrosoftの品質です。Surfaceを買おうと思っている人は、こういったことがあることを念頭に置いてご検討ください。

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マザーボード

今後、EVGAのマザーボードにはドライバDVDは付属されず、ドライバの入ったUSBメモリが付属されるようです。EVGAのグローバルプロダクトマネジメントディレクター、Jacob Freeman氏は下記のツイートをしました。


    (Source:EVGA_JacobF)

    「新たに登場するH370マザーボードおよび今後のマザーボード製品にドライバDVDは付属しません。かわりにドライバの入った8GBのUSBメモリが付属します」

近年では光学ドライブを搭載しないなんてことも珍しくなく、転送速度やお手軽さを考えればこの変更を歓迎する人は多いでしょう。使わなくなったら再利用なんてこともできますしね。

液晶モニタ

アメリカのネットショップNeweggにて、4K / 144Hz / G-Sync / HDR / IPSというAcerのウルトラハイエンドモニタ『Predator X27 bmiiphzx』の予約が始まりました。お値段なんと、

1999ドル。日本円にして約22万円ですね! 半端ない\(^o^)/

しかし、待ってください。同スペックのASUS PG27UQはユーロ圏では約32万円でした。それを考えれば10万円も安いです! お得です! しゅごい!!11! ……お、おう。

にしても、アメリカでこのお値段なので、代理店を通した国内価格はいったいどれほどになるのでしょうね/(^o^)\

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【モニタ】 悲報 4K 144Hzで表示すると画質が低下。高画質にするには120Hz以下に

RADEON

Raven Ridge Ryzen 5 2400G / Ryzen 3 2200G用となるRadeon Software Adrenalin Edition Q2 2018が公開されました。リリースノートによると、下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Destiny 2を長時間実行していると、ロード時間が長くなる問題
・パフォーマンスメトリックが有効の場合、FreeSyncでテアリングが発生する問題
・Radeib ReLiveでのストリーミングやFacebookへのビデオのアップロードが失敗する問題


ダウンロードは下記サイトからどうぞ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1803 April 2018 Updateにアップデート後、EPSONのドットインパクトプリンターで印刷を行うと、印刷はできるものの通信エラーが発生する場合があります。原因はプリンターのプロパティの『双方向サポートを有効にする』のチェックが外れてしまっているためで、チェックを入れ直すことで通信エラーが発生しなくなります。

『スタート』 → 『Windows システムツール』 → 『コントロールパネル』 → 『デバイスとプリンターの表示』 → 通信エラーの出るプリンターを右クリックして『プリンターのプロパティ』を選択。『双方向サポートを有効にする』にチェックを入れて『OK』。以上でエラーは出なくなります。

この問題が発生する条件や機種等の詳細な情報は、下記EPSONのページでご確認くださいませ。

< Update 1 >

備考: v1709 Fall Creators Updateのときもこの問題が発生しており、そのときはEPSONだけに言及されていませんでした。他メーカーのプリンターでも同様の現象が起こるかもしれませんので、その際は同じように『双方向サポートを有効にする』にチェックが入っているかご確認くださいませ。

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