PCゲーム全般

スクウェア・エニックスは、2018年9月14日発売予定の『Shadow of the Tomb Raider』の動作環境を公開しました。

【最小動作環境】
OS: Windows7 64 bit
CPU: Intel Core i3-3220またはAMDの同等製品
メモリ: 8GB RAM
グラフィックスカード: Nvidia GeForce GTX 660 / GTX 1050またはAMD RADEON HD 7770G
DirectX: Version 11
ストレージ: 40GBの空き容量

【推奨動作環境】
OS: Windows10 64 bit
CPU: Intel Core i7-4770KまたはAMD RYZEN 5 1600
メモリ: 16GB RAM
グラフィックスカード: Nvidia GeForce GTX 1060 6GBまたはAMD RADEON RX 480 8GB
DirectX: Version 12
ストレージ: 40GBの空き容量

推奨環境はそこまで高くはありませんが、これらの環境がどの解像度と画質設定をターゲットにして、具体的にどれほどのフレームレートが出るのかまでは言及されていません。

レイトレーシングを有効にしたゲームプレイでは、RTX 2080 Tiを持ってしても30 ~ 70 fpsという激重っぷりを見せていたため、この推奨環境でどこまで快適なプレイができるかは未知数です。

そのため、このゲームのためにグラフィックスカードの購入や環境構築を考えている方は、より詳細なベンチマークが公開されてから検討した方が良いでしょう。

CPU

2018年3月、Intelは2018年後半に登場するプロセッサではハードウェアレベルでCPUの脆弱性に対応することを発表しました。では、その対応状況はどんなもんなのか。

海外メディアのANAND TECHの調査よると以下のとおりになります。


(Source:ANAND TECH)

完全とまではいきませんが、対応は着実に進んでいるようです。

そして気になるのがパフォーマンス。これまでのファームウェアでの対応では、ゲームのフレームレートに関しては目立った影響はないものの、ストレージの速度やアプリケーションの起動速度には影響が出ていました。

ファームウェアとハードウェアレベルとではどういった差異が出るのかはまだ未知数ですが、ハードウェアレベルで対応されることで、パフォーマンスへの影響がより少なくなることに期待したいですね。

Win10チューニング,WindowsUpdate

MicrosoftはWindows10の次期大型アップデートの名称を『October 2018 Update』に決定したことを発表しました。その名称から、2018年10月中に公開されることが見込まれます。

以下、大型アップデート時の注意点になります。

大型アップデートの初公開時には過去例外なく何かしらの不具合が付いて回っています。大事なことなので繰り返しますが過去例外なくです。不具合に悩まされたくない場合は、すぐに適用せずに遅らせることを推奨します。参考までに、v1803 April 2018 Updateのときはこんな有様でした。

また、これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。

今回も例に漏れず何かしらの設定が初期化されるでしょう。Microsoftがこの問題を解決しないかぎり、年2回の大型アップデートが予定されているWindows10は約半年毎に再設定が必要になってきます。初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。

RADEON

Raven Ridge Ryzen 5 2400G / 2400GE / Ryzen 3 2200G / 2200GE用となるRadeon Software Adrenalin Edition Hotfixドライバ18.30.10 Aug29が公開されました。リリースノートによると、下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]

・一部のモニタで緑色に点滅する問題


ダウンロードは下記サイトからどうぞ。

GeForce,GPU


(Source:Reddit)

Dylan522p「2015年のIntel Developer Forum (IDF)でIntelのGPUがいつかAdaptive-Syncに対応するって言ってたけど、これは今も変わりない?」

Chris Hook「ええ。私はAdaptive-Syncの大ファンさ」

Dylan522p「これ、Redditに投稿してもいい?」

Chris Hook「いいよ」

RedditユーザーのDylan522p氏と、IntelでdGPUとヴィジュアルテクノロジーのマーケティング担当を務めるChris Hook氏との会話がRedditに投稿されました。その内容が上記になります。

Intelは2015年のIDFでAdaptive-Sync (FreeSync)への対応に言及しており、今回の発言はその再確認となります。ただ、対応時期や、iGPU / dGPUどれに対応するのかまでは言及されていません。

もし、iGPUが対応してくれれば、GeForceでFreeSyncを使用する裏技がかなりお手軽にできるようになりそうです。 (それまで、NVIDIAがこの裏技を無効にするようなことをしてこなければですが……)

2018/12/13追記
IntelはGen11よりAdaptive-Syncに対応することを発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2018年8月31日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

本来、2018年8月22日(水)の配信予定日をぶっちぎって大幅な遅刻を見せてくれました。2018年度は1月度2月度3月度5月度6月度7月度と遅刻をしており、4月以外全遅刻という有様です。MSさん、やる気なさすぎィ!

そして、Win7用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には2018年5月度6月度7月度8月度に引き続き、未だにネットワークドライバが死亡する不具合入りです。過去にこの不具合にやられた人はこのパッチでも発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。

GeForce

海外のGeForce公式フォーラムに投稿された不具合情報です。目に付いた不具合書き込みをざっくり意訳。真偽のほどは定かではありません。ご覧いただいた方の判断にお任せします。同様の不具合をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。

更新履歴
初版

PCゲーム全般


(Source:Strange Brigade тест GPU/CPU)

Strange Brigade』の各種ベンチマークが公開されました。ベンチマークの測定シーンは下記になります。

上記シーンを1920 x 1080最高設定でMin 60 fpsを保つにはGTX 1060 6GB(Min 61 fps) / RX 480 8GB(Min 61 fps)以上で可能となっています。

Strange BrigadeはDirectXだけでなくVulkanにも対応しており、お好みで選択ができます。どっちのAPIもカードや解像度によって、勝ったり負けたりとすごく良い勝負をしています。

以下、最高設定での各種ベンチマークになります。

RADEON

更新履歴
① AMDが公開しているこっちのリリースノートこっちのリリースノートとで情報が異なるためまとめなおし。どっちも18.8.2なのになぜこんなにも内容が違うのか疑問ですが、前者が『Win10-64Bit-Radeon-Software-Adrenalin-Edition-18.8.2-Aug20.exe』、後者が『Win10-64Bit-Radeon-Software-Adrenalin-Edition-18.8.2-Aug27.exe』で、ファイル名から察するに同じ18.8.2でもリリース日違いで内容も異なっているようです。

『Strange Brigade』、『F1 2018』に最適化されたRadeon Software Adrenalin Edition 18.8.2ドライバが公開されました。リリースノートによると、下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・FRTCとInstant Replayが有効だと、一部のゲームで不安定になったりスタッターが発生する問題
・Radeon SettingsのGame ManagerにUpgrade Adviserが表示されない問題
・HDR10が有効な環境だとファークライ5の表示がグレーになる問題
・ファークライ5の画質設定時にゲームがハングする問題
・マルチGPU環境だとRadeon Chillの設定が正常に反映されない問題
・Call of Duty: Black Ops 4でFreeSuncが有効にならない問題


ダウンロードは下記サイトからどうぞ。

GeForce,RADEON

Redditにて、GeForceでFreeSyncの動作に成功したとの報告が出てまいりました。報告者のbryf50氏によると、以下の手順で成功したとのことです。

GeForce

『Battlefield V Open Beta』、『F1 2018』、『Immortal: Unchained』、『Pro Evolution Soccer 2019』、『Strange Brigade』、『Switchblade』に最適化されたGeForce 399.07ドライバが公開されました。リリースノートによると下記の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Rainbow Six SiegeでTAAを100%にするとぼやけた表示になる問題
・MSHybridのWin7ノートPCでテアリングが発生する問題
・GTX 1050 / 1070でOpenGLドライバがレンダリングコンテキストを正常に解放しない問題
・Oculus VRソフトウェア使用時にBSoDが発生する問題
・GeForce 600 / 700(Kepler)シリーズでDOOM(Vulkan API)のテクスチャが表示されない問題
・LA Noire VRが不安定な問題 (398.98Hotfixで修正済み)
・Call of Duty Black Ops 4でスタッターが発生したり、パフォーマンスが良くない問題 (398.98Hotfixで修正済み)
・Windows10 v1803 April 2018 Update環境でウィンドウモードのG-Syncを使用するとスタッターが発生する問題 (398.86Hotfixで修正済み)


ドライバのダウンロードは下記のサイトからどうぞ。

399.07WHQL Windows7 / 8.1 64bit版
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/137282/jp

399.07WHQL Windows10専用 64bit版
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/137318/jp

2018/8/29追記
不具合情報を書きました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

関連記事
【GPU】 GeForce 375.70 ドライバ以降に導入されたテレメトリの無効化方法

Windows,WindowsUpdate

2018年8月15日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今月のWin7用『ロールアップ』も2018年5月度6月度7月度に引き続き、ネットワークドライバが死亡する不具合入りです。過去にこの不具合にやられた人は、今月も発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。この不具合はWin7の『ロールアップ』でのみ発生します。Win8.1およびWin7用『セキュリティのみ』では発生しません。にしても4ヶ月も放置とは、この会社やる気なさすぎでしょう。

あと、今月のWin7/8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

< Update 3: IE11で不具合 >
Microsoftは2018年8月23日付けで、Win7用ロールアップKB4343900および『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』KB4343205に既知の不具合を追加しました。KB4343900またはKB4343205を適用後、Internet Explorer 11でリダイレクト時に空白のページが表示されるなどの不具合が出ています。

以下、2018年8月15日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① Win7/8.1の各『セキュリティのみ』と『ロールアップ』にIntel CPUの脆弱性『L1TF』について加筆。
② Win7用ロールアップKB4343900にIE11の不具合を加筆。
③ Microsoft Updateカタログ産
『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』KB4343205にIE11の不具合を加筆。

 

CPU

Intel CPUの脆弱性を緩和するマイクロコードのソフトウェア使用許諾契約に、とんでもない一文があることが判明しました。その内容がこちら。

    3. LICENSE RESTRICTIONS.
    (中略)
    Unless expressly permitted under the Agreement, You will not, and will not allow any third party to
    (i) use, copy, distribute, sell or offer to sell the Software or associated documentation;
    (中略)
    (v) publish or provide any Software benchmark or comparison test results.


    3. ライセンスの制限事項
    (中略)
    明示的に許可されている場合を除き、お客様は第三者に対して以下のことを禁止します。
    (i) 本ソフトウェアまたは関連文書の使用、複製、頒布、販売、または販売すること。
    (中略)
    (v) ソフトウェアベンチマークまたは比較テストの結果を公開または提供すること。

おわかりいただけたでしょうか。Intelはセキュリティを盾に 「マイクロコードを使用したくばベンチマークや比較した結果は公開するな」 と口封じしようとしているわけです。

GeForce

NVIDIAはGeForce RTX 2080 vs GTX 1080のベンチマークを公開しました。ベンチマークは4K解像度で比較されており、1.3~1.5倍のパフォーマンスアップが見られます。

さらに、アンチエイリアス処理の設定を、RTX 20シリーズで使用できるDLSS (Deep Learning Super Sampling)にすることで、ゲームタイトルによっては2倍を超えるパフォーマンスアップが得られるとのことです。

参考までに、TAAとDLSSではレンダリング結果に以下のような違いが生じることをNVIDIAは主張しています。