2018年3月31日、MicrosoftはWindows7用更新プログラムKB4099950を公開しました。
2018年3月度のWindows7用更新プログラムKB4088878(セキュリティのみの品質更新プログラム) / KB4088875(セキュリティマンスリー品質ロールアップ) / KB4088881(マンスリー品質ロールアップのプレビュー)は、適用後に既存のネットワークカードの設定が消えて新しいネットワークカードの設定が作られたり、IPアドレスの設定が消えるなどといった不具合を抱えています。
これらの更新プログラムの適用前に、先にKB4099950を適用しておくことでこの問題が発生しなくなります。KB4088878 / KB4088875 / KB4088881の適用後に入れても効果はないためご注意ください。
KB4099950の適用はWindowsUpdateから、もしくは下記のMicrosoft Updateカタログ(ファイル直リンク)からどうぞ。
余談ですが、KB4099950の中身を展開してみたところ、テレメトリらしきファイルは見当たりませんでした(KB4099950自体には含まれていませんが、2018年3月度の『セキュリティのみ』および『ロールアップ』にはテレメトリが含まれます。詳しくは3月度の記事をご覧くださいませ)。ファイルサイズは200KBと小さく、この問題の修正のみのパッチのようです。
備考: 環境によっては2018年4月6日にKB4099950が再配信されている場合があります。再配信される条件は不明です。また、以前のものと何が違うのかもKBの説明ページでは特に案内されていません。 |
3月度の更新プログラムの適用順序が複雑になっているのでまとめておきます。
① KB4099950(ネットワーク関連の不具合発生を予防するパッチ。本パッチ)
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② KB4088878(セキュリティのみの品質更新プログラム) or KB4088875(セキュリティマンスリー品質ロールアップ) / KB4088881(マンスリー品質ロールアップのプレビュー。オプション。人柱パッチにつきインストール非推奨)
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③ KB4100480(メモリアクセスの脆弱性修正パッチ。64bit版専用)
(備考:③はどのタイミングで入れても大丈夫です。①→③→②でも③→①→②でも最終的に③のファイルが優先されます。①は②に対する予防なので、②より前に入れる必要があります)
3月度を適用する場合、この順番でどうぞ。
< Update 5: インストール手順について追記 >