CPU,Windows

当初、『Cinebench R20』はMicrosoftストアでしか公開されておらず、有志によりスタンドアローン版が作成・公開されましたが、MAXONはこれが気に食わなかったようで作者に公開停止要求および聞き入れられない場合は法的措置に出る旨を通知しました。これにより、残念ながらスタンドアローン版『Cinebench R20』は入手できなくなりました。

しかし、今回、MAXONは自らスタンドアローン版『Cinebench R20』を公開しました。今回の対応はMicrosoftストアを経由したくない人にとっては朗報と言えるでしょう。スタンドアローン版を使いたい方は以下のページより『Download directly from Maxon』からダウンロードをどうぞ!

と、言いたいのですが、2019年3月27日時点ではダウンロードリンクが間違っており、Windows用のリンク先はMac用の『.dmg』ファイルになっています。直リンクからだと『.zip』ファイルが落とせるので以下よりどうぞ。

Windows,ウイルス

2019年3月25日、Kasperskyは、ASUS製PC向けユーティリティツール『ASUS Live Update』にマルウェアが混入していたことを発表しました。

Kasperskyによると、ASUSのサーバーにあるオリジナルの『ASUS Live Update』が、何者かによってバックドアが組み込まれたものとすり替えられていたとのこと。また、どちらも同じファイルサイズだったことから長い間発見されず、Kasperskyユーザーだけでも57,000人がバックドア入り『ASUS Live Update』をインストールしており、全世界では100万人にも上ると伝えられています。

不幸中の幸いなのが、マルウェアがターゲットとしているマシンは特定のMACアドレスを持った600台だけとのこと。ただ、具体的にどのマシンが影響を受けるかなどは発表されていないため不安は募ります。また、影響を受けないとしても、マルウェア入りのものを放っておくのはあまり気持ちの良いものではありません。

ASUS自ら、より詳細な経緯と今後の対応の発表が待たれます。

追記
ASUSが声明を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

GeForce

新たに『ASUS VG278QR』、『ASUS VG258』がG-Sync Compatibleモニタに認定されて、『Sekiro: Shadows Die Twice』、『バトルフィールドV: Firestorm』、『Anthem』、『Shadow of the Tomb Raider』に最適化されたGeForce 419.67ドライバが公開されました。

リリースノートによると以下の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・DaVinci Resolveのパフォーマンスが低下する問題
・Ghost Recon:Wildlandsでパフォーマンスが低下してスタッターが発生し、その後、Anselを使用するとクラッシュする問題
・Windows側の設定でHDRが無効になっていて、ファークライニュードーン(DX11)のゲーム内設定でHDRが有効になっている状態でALT + TABキーを押すと、デスクトップの色がおかしくなる問題
・Total War:Warhammer 2でアンチエイリアスを使用するとパフォーマンスが低下する問題
・シングルGPU環境でAdobe製アプリケーションでアーティファクトが表示される問題 (※SLI環境では引き続きこの問題が発生)
・Windows HDR有効時、Apex Legendsでウィンドウモードからフルスクリーンに切り替えると表示がおかしくなる問題
・Shadowplayで録画を行うと画面の一部が途切れる問題
・TuringカードでStar Citizenをプレイすると、表示がちらつき、その後ゲームがクラッシュする問題
・GTX 980使用時、NVAPIの呼び出しに多くのCPUリソースがかかる問題
・TITAN RTXでNVLINKコマンドを実行し、TCCモードを有効にするとカード温度が20度上昇する問題
・RTX 2080搭載ノートPCでResolume Arena 6のゲームパフォーマンスが低下する問題
・RTX 2070環境で2台目のモニタが接続されていると、2台目のモニタが点滅する問題


ドライバのダウンロードは下記のサイトからどうぞ。

419.67 WHQL Windows7 / 8.1 64bit版
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/145540/jp

419.67 WHQL Windows10専用 64bit版
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/145576/jp

2019/3/27追記
不具合情報を書きました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

関連記事
【GPU】 GeForce 375.70 ドライバ以降に導入されたテレメトリの無効化方法

PCゲーム全般

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の60fps制限をアンロックするMODが有志によりNexus Modsにて公開されました。ダウンロードは以下よりどうぞ!

    Nexus Mods
    Sekiro Mod Engine
    (※ダウンロードにはNexus Modsへの登録が必要)

2019年3月25日時点でのMODバージョンは0.1.8で、ゲームバージョン1.02のSteam版のみがサポートされています。もし、ゲームバージョンのアップデートなどで正常に動作しなくなった場合は、上記ページにて新バージョンが公開されていないかご確認くださいませ。

PCゲーム全般


(Source:Sekiro Shadows Die Twice тест GPU/CPU)

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の各種ベンチマークが公開されました。ベンチマークの測定シーンは以下になります。

上記シーンを1920 x 1080最高設定でMin 60 fpsを保つにはGTX 1060 6GB(Min 60 fps) / RX 580 8GB(Min 60 fps)以上で可能となっています。

以下、最高設定での各種ベンチマークになります。

Windows,WindowsUpdate

2019年3月20日、Windows7 / 8.1用のWindowsUpdateに『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

また、今回、Windows7にだけ配信されているKB4493132には注意が必要です。この更新プログラムを適用するとWindows10への移行を促す通知が表示されるようになります。そういった通知を表示させたくない方はインストールしないようお気をつけくださいませ。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。


更新履歴
① .NET
の非セキュリティアップデートを加筆。
② .NETの非セキュリティアップデートを記事から一時削除。MSカタログには公開されているものの、2019年3月20日時点ではWindowsUpdateに降ってこない?
③ KB4493132に備考を加筆。今のところ32bit版には降ってこない様子です。
④ KB4493182の備考を削除。32bit版にも降ってくるようになった模様。
⑤ KB4493132に備考を再度加筆。Professionalに降ってこないとの報告あり。
⑥ KB4493132に備考を加筆。Enterpriseにも降ってこないとの報告あり。

 

Windows,WindowsUpdate

Windows7のサポート終了を通知し、Windows10への移行を促すKB4493132を適用するとどうなるのか。海外メディアのBleeping Computerが調査を行ったところ、KB4493132をインストールすると『C:\Windows\System32\sipnotify.exe』というファイルが作成されて、上記のような通知ウィンドウが表示されるようになるとのことです。

また、ウィンドウ右下『microsoft.com/windows7』のリンク先は、Windows10への移行を促すページになっています。

このウィンドウが表示されるタイミングはタスクスケジューラにスケジュールが登録されており、

GPU

Intelは同社製グラフィックス用アプリケーション『Intel Graphics Command Center』(インテル® グラフィックス・コマンド・センター)を公開しました。このアプリケーションはこれまでのIntel Graphicsコントロールパネルのリニューアル版となり、UIの変更やゲームに関する設定項目などが増えています。

以下、Intelによるアプリケーションの説明になります。

PCゲーム全般


(Source:Generation Zero тест GPU/CPU)

Generation Zero』の各種ベンチマークが公開されました。ベンチマークの測定シーンは以下になります。

上記シーンを1920 x 1080最高設定でMin 60 fpsを保つにはGTX 980 Ti 6GB(Min 65 fps) / RX Vega 56 8GB(Min 64 fps)以上が必要となってきます。

以下、最高設定での各種ベンチマークになります。

RADEON

『Sekiro: Shadows Die Twice』、『Generation Zero』に最適化されたRadeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.3.2ドライバが公開されました。リリースノートによると、以下の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Rainbow Six Siegeでちらつきが発生したり表示がおかしくなる問題
・Vulkan API使用してDOTA 2 VRをプレイすると、一部のHMDデバイスでスタッターが発生する問題


ダウンロードは以下のリンクよりどうぞ。

Windows,WindowsUpdate

2019年3月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

2019年7月16日(現地時間)より、Windows7のWindowsUpdateでSHA-2のサポートが必須になるのは既報のとおりですが、今回、そのSHA-2をサポートするための更新プログラムKB4474419および、SHA-2関連の不具合修正プログラムKB4490628が配信されてきています。詳細は記事本文(一番下の方)をご覧くださいませ。

< Update 1 [2019/3/13更新]
今回のWindowsUpdate、Windows7ユーザーの方は注意が必要かもしれません。理由は以下の記事をご覧くださいませ。

【アプデ/7】 Microsoft、2019年4月よりWindows10への移行を促す通知を表示させることを発表

< Update 2: IE等からアプリケーションが起動しない不具合 [2019/3/15更新]
Win7/8.1用『ロールアップ』KB4489878/KB4489881およびMSカタログ産IEパッチKB4489873に既知の不具合が追加されました。これらの更新プログラムをインストール後、Internet Explorer等からリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない場合があります。

とはいえ、対処方法は簡単で、Microsoftによると、リンクを右クリックして新しいウィンドウまたはタブで開くことでこの不具合を回避できる(アプリケーションが起動する)とのことです。対処方法を知っていればどうということはありませんが、知らなかったらハマるかもしれませんので頭の片隅に留めておいた方が良いかもしれません。

以下、2019年3月13日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① Windows10への移行を促す通知についてのリンクを加筆。
Win7/8.1用『ロールアップ』KB4489878/KB4489881およびMSカタログ産IEパッチKB4489873に既知の不具合を加筆。Internet Explorer等からアプリケーションが起動しない場合あり。
③ Win8.1用『セキュリティのみ』KB4489883、『ロールアップ』KB4489881に、グループポリシー、WDSサーバに関する既知の不具合を加筆。

 

CPU,ウイルス

2019年3月上旬にアメリカのウースター工科大学とドイツのリューベック大学の研究者によって報告されたCPUの脆弱性『Spoiler』について、AMDが公式声明を発表しました。

関連記事
【CPU】 Intel CPUに新たな脆弱性『Spoiler』。AMD CPUは影響なし

AMDによると、構造の違いからAMD製品はこの問題の影響を受けないものと考えているとのこと。

元々、この脆弱性はIntel CPUのみに言及されており、かねてよりARMとAMD CPUに影響はないものとされていました。今回、AMD自らがその旨を伝えることで、改めて安全性が強調された形となりました。

GeForce

2019年3月18日(現地時間)、NVIDIAは2019年4月のGeForceドライバアップデートにて、GeForce GTX 1060 6GB以上のグラフィックスカードでDirectXレイトレーシング(DXR)が使用できるようになることを発表しました。詳細な対応カードリストは以下になります。

ただし、RTコアを持たないGTXシリーズでは、シェーダーコアによってDXRの処理が行われるため、以下に示すようにフレームレートに大きな差が生じるとのことです。

PCゲーム全般


(Source:The Division 2 тест GPU/CPU)

The Division 2』の各種ベンチマークが公開されました。ベンチマークの測定シーンは以下になります。

上記シーンを1920 x 1080最高設定でMin 60 fpsを保つにはGTX 1070 8GB(Min 66 fps) / RX Vega 56 8GB(Min 73 fps)以上で可能となっています。

以下、最高設定での各種ベンチマークになります。

RADEON

『Tom Clancy's The Division 2』、『Sid Meier's Civilization VI: Gathering Storm』、『DirectX 12 for Windows7』に最適化されたRadeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.3.2ドライバが公開されました。リリースノートによると、以下の不具合が修正されています。


[ 修正された不具合 ]
・Radeon ReLive for VRのインストールに失敗する問題
・ファンカーブの設定がマニュアルモードに切り替わらない問題
・WattManの設定が保存または有効化されない問題


ダウンロードは以下のリンクよりどうぞ。

GeForce

各所でGeForce GTX 1660 (無印)のレビューが一斉に公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!

GTX 1660 Tiは多くのゲームタイトルでGTX 1070より劣るものの、約1/3ものタイトルでGTX 1070に勝ち尚且つGTX 1070より安いというおもしろいポジションの製品となりました。

それではGTX 1660とGTX 1060 6GBの比較はどんなもんでしょうか。21タイトル x 3解像度でのGTX 1660 vs GTX 1060 6GBの対決結果をサクッとどうぞ!

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4489899にて、2019年3月1日配信のKB4482887で発生していたゲームパフォーマンスが低下する不具合が修正されました。KB4489899(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

しかし、Microsoftによると、KB4489899を適用後、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる場合があるとのこと。判明している範囲で動作しなくなる可能性のあるアプリケーションは以下になります。

  • Windows Media Player
  • Realtek HD Audio Manager
  • Sound Blaster Control Panel

Microsoftは一般的な解決策として、[設定] → [システム] → [サウンド] → [アプリの音量とデバイスの設定]で、アプリケーションごとのオーディオ設定を『既定』に変更するか、または各アプリケーションごとの設定で使用するオーディオデバイスを『デフォルトのオーディオデバイス』に変更するよう案内しています。

また、Microsoftによると、この不具合は2019年3月1日配信のKB4482887から発生していたとのこと。以前はKB4482887のページにこの不具合は掲載されていませんでしたが、ページの最終更新日が2019年3月13日になっており、この不具合が追加されていました。

過去にKB4482887を入れてこの不具合が発生した方は、今回のKB4489899でも同様の不具合が発生するものと思われます。DTMerの方や複数のオーディオデバイスを搭載されている方はお気をつけくださいませ。

2019/4/3追記
オーディオアプリが動作しなくなる不具合は2019年4月3日配信のKB4490481にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

更新履歴
① 上記不具合は以前はKB4482887のページには掲載されていませんでしたが、MicrosoftによりKB4482887でも発生する旨が加筆されました。それに伴い、記事内容を修正いたしました。

DirectX12,Windows

MicrosoftはWindows7でDirectX 12が使用可能となったことを発表しました。最初の対応タイトルとなるのはWorld of Warcraft 8.1.5で、今後もいくつかの『DirectX 12 for Windows7』タイトルが登場予定とのことです。

Microsoftによると『DirectX 12 for Windows7』によってフレームレートの向上が謳われています。しかし、より高速にDirectX 12の最高パフォーマンスを発揮できるのはWindows 10であることも主張しています。今回の唐突な対応は、おそらく、Windows7からWindows10への移行を促すための宣伝も含めた対応かと思われます。

以下、ちょっと不確かな部分ですが、どうも『DirectX 12 for Windows7』は全てのDirectX 12アプリケーションが動くといったわけではなく、アプリケーション側が『DirectX 12 for Windows7』に対応している必要があるようなニュアンスに受け取れます。(だとすれば、Windows7ユーザーにDirectX 12の良さを知ってもらうための『体験版』といったような感じでしょうか)

ハッキリとはわかりませんが、いずれにしても、いくつかのゲームでパフォーマンスアップの可能性があるなら非常に歓迎される対応と言えるでしょう。