中国兆芯の最新CPU、KX-7000シリーズのiGPU性能が判明。10年以上前のIntelのiGPUより遅い
中国兆芯(Zhaoxin)のx86互換CPU『KX-7000』シリーズのiGPU性能が判明しました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
2023年末、Zhaoxinは独自アーキテクチャ『世纪大道』(Century Avenue)をベースにしたKX-7000シリーズプロセッサーを発表した。Zhaoxinは、前世代からCPU性能が2倍向上したと謳っているが、iGPU性能はかなり低い。 Geekbenchに掲載されたOpenCLベンチマーク結果が以下だ。
KX-7000シリーズ上位モデルとなる8C8T CPUのiGPU (ZX C-1190)のOpenCLスコアは2,024ポイントだ。 Intel第11世代Rocket Lake-Sや第12世代Alder Lake-Sに採用されているiGPU、Intel UHD Graphics 730は約7,500ポイントだ。2013年に発売されたIntel Core 4000シリーズ(Haswell)に搭載されているHD Graphics 4400でさえ2,500~3,000ポイントある。つまり、KX-7000シリーズのiGPUは、10年以上前のIntelのiGPUより遅い。 ZhaoxinによるとKX-7000シリーズのiGPU性能は、これでも前世代の4倍だという。 [Source: Tom’s Hardware] |
余談ですが、KX-7000シリーズはCPU性能もかなり低いです。上位モデルは8C8Tですが、AMD Zen 2世代の4C8T CPUよりも低性能です。CPU性能についてはこちらの記事をご覧ください。