Zen 5世代のデスクトップCPUはRyzen 8000で確定。AMDが発表。iGPUについても明らかに
Zen 5世代のデスクトップCPUがRyzen 8000シリーズで確定しました。
これまで、RyzenデスクトップCPUは、1000 (Zen)、2000 (Zen+)、3000 (Zen 2)、5000 (Zen 3)、7000 (Zen 4)と、ほとんどの場合で1000番飛ばしのネーミングを行っていました。そのため、Zen 5世代がRyzen 8000になるのかRyzen 9000になるのか不明でしたが、この疑問にAMD自らが回答しました。
2023年5月22日付けで行われたオンラインイベント『AMD Meet the Experts』にて、AMDは以下のスライドショー(PDF)を公開しました。
AMD - 2024年までのCPUロードマップ
『AMD SOCKET ROADMAP』と題した上記スライドでは、Socket AM5が2026年まで使用されることが記されています。そして、2024年登場予定のAM5デスクトップCPUは『Zen 5』の『Ryzen 8000シリーズ』と明記されています。Zen 5世代のデスクトップRyzenは、9000番台ではなく8000番台となる模様です。
このほか、iGPUはRDNA 3世代のNavi 3.5を採用する模様です。ただしこれが、CPUにも適用されるのか、それともAPUのことを指しているのかは不明です。
また、Ryzen 7000シリーズのiGPUも同じくRDNA 3世代のNavi 3.0と書かれていますが、今のところそのようなモデルは出ていません。既存のデスクトップ向けRyzen 7000シリーズはRDNA 2世代のNavi 2.xです。モバイル向けのRyzen 7000シリーズではRDNA 3世代のiGPUが採用されていますが、上記スライドはデスクトップ向けについて言及されています。
もしかしたら、今後、RDNA 3世代のiGPUを搭載したRyzen 7000シリーズデスクトップAPUが登場するのかもしれません。