Zen 5デスクトップAPUの登場時期がリーク!ネーミングはRyzen 9000GかRyzen 10000Gか。iGPUもCPUも前世代から大幅向上。Strix PointかGorgon Pointか
AMD Zen 5世代のデスクトップAPU、Ryzen 9000GシリーズないしRyzen 10000Gシリーズの登場時期がリークされました。
Zen 5デスクトップAPU Ryzen 9000Gまたは10000Gシリーズ
ハードウェアリーカーのHXL氏は以下のように述べています。
AMDソケットAM5用の新APUは2025年第4四半期(10~12月)か? |
HXL氏によると、ソケットAM5用の新しい(Zen 5)RyzenデスクトップAPUは2025年第4四半期頃の登場が見込まれているとのこと。
なお、上記情報はあくまでも早期のリーク情報のため、参考程度に見ておいてください。
ちなみにですが、Zen 4世代のデスクトップAPU、Ryzen 8000Gシリーズは、2024年1月31日の発売となりました。(日本国内発売日は2025年2月2日)
Ryzen 8000Gシリーズでは、モバイルAPUと同じPhoenixと呼ばれるコードネームのダイが採用され、最上位モデルのiGPUには、12CU、RDNA 3世代のRadeon 780Mが搭載されました。
そのため、Zen 5世代のデスクトップAPUもおそらくはPhoenixの後継となるStrix Point (ローエンドモデルはKrackan Point)の採用が見込まれます。
モバイル向けStrix PointのiGPUはRDNA 3.5世代となり、最大16CUへとグラフィックスコア数が増加しています。
Strix Point最上位のRadeon 890Mは16CU搭載
Ryzen 9000GシリーズないしRyzen 10000Gシリーズも同様に、最上位モデルはRDNA 3.5 / Radeon 890Mの16CUのiGPUが搭載されるでしょう。
また、CPUコア数にも注目です。Ryzen 8000Gシリーズは最大8C16Tでしたが、Strix Pointでは最大12C24T(Zen 5 x4、Zen 5c x8)となっています。iGPUだけでなくCPU性能の大幅な向上も期待できます。
ネーミングの疑問とGorgon Pointの存在
当初、Zen 4世代のRyzenデスクトップAPUはRyzen 7000Gシリーズになると囁かれていました。過去の輸送記録にもそう記されており、AMDは、たしかに途中までそのネーミングを維持していました。しかし、実際に発売されたのは1000番飛ばしのRyzen 8000Gシリーズとなりました。
そのため、Zen 5世代のRyzenデスクトップAPUでもRyzen 9000GシリーズではなくRyzen 10000Gシリーズとなる可能性があります。
また、2026年にはStrix Pointのリフレッシュ版となるGorgon Pointの投入が明らかにされています。もし、HXL氏の言う登場時期に誤りがあり、2026年だった場合、Zen 5デスクトップAPUはGorgon Pointとなるかもしれません。