Zen 3世代の16C32TサンプルはRyzen 9 3950Xよりも高クロック

CPU

Ryzen Processor

ドイツメディアのigor'sLABにより、Zen 3世代のES版Ryzenのコードネームがリークされました。それがこちら。

Name: Vermeer (VMR)
Family: 19h
Models: 20h-2Fh
CPUID: 0xa20f00

OPN 1: 100-000000063-07_46/40_N
OPN 2: 100-000000063-08_46/40_Y
OPN 3: 100-000000063-23_44/38_N
Revision: A0
Cores: 8
Threads: 16

OPN 1: 100-000000059-14_46/37_Y
OPN 2: 100-000000059-15_46/37_N
Revision: A0
Cores: 16
Threads: 32

注目点は16C32Tの最後2つの『100-000000059-14_46/37_Y』と『100-000000059-15_46/37_N』。後ろの『46/37』という部分はブーストクロックとベースクロックを示しており、このサンプルがベースクロック3.7GHz、ブーストクロック4.6GHzということがわかります。

AMDコードネーム早見表 (注:2017年の初代Zen世代の資料)

既存の16C32TプロセッサーとなるRyzen 9 3950Xはベースクロック3.5GHz、ブーストクロック4.7GHzとなっており、これよりもベースクロックが0.2GHz高く、ブーストクロックが0.1GHz低くなっています。このサンプルがどの時期に作られたものかはわかりませんが、リビジョンA0とのことなので、初期のものであることが予想されます。

同様に8C16Tの『100-000000063-07_46/40_N』と『100-000000063-08_46/40_Y』も、Ryzen 7 3800X(8C16T/ベース3.9GHz/ブースト4.5GHz)よりも0.1GHz高いベース・ブーストクロックとなっています。

これらはあくまでもサンプルのため、実際の製品でクロックがどうなるかは定かではありませんが、サンプルの段階で既存製品よりもクロックが高くなっているのは印象的です。igor'sLABによるとリビジョンA1ではさらなるクロックの増加が予想されるとのことです。

2020/10/9追記
Zen 3 / Ryzen 5000シリーズが発表されました。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。

Zen3

Posted by にっち