XFX製Radeon RX 9070 XTにスペック表記ミス。実際にはベイパーチャンバーを使用していないなど
XFXは、同社製Radeon RX 9070 XTにスペックの表記ミスがあったことを明らかにしました。
XFXのRadeon RX 9070 XTは、主に『Mercury』『Quicksilver』『Swift』という3つのシリーズがあります。
当初、これらの非OC(オーバークロック)モデルは、8ピンコネクタが3つ備わっているとXFX Webサイト上には記されていましたが、実際には2つでした。
また、上位シリーズとなる『Mercury』は、ベイパーチャンバーが採用されているとXFX Webサイトに記されていました。
しかし、実際には、ベイパーチャンバーが採用されている製品は『Mercury』のOCモデルだけで、非OCモデルには通常のニッケルメッキ処理された銅製プレートが使用されていました。
XFXはこれらの間違いを認め、Redditにて以下のように述べています。
すべての非OCモデル版Radeon RX 9070 XTカードは8ピン x2です。また、残念ながら非OCモデル版のMercuryは、標準的なニッケルメッキ処理された銅製プレートを使用しています。 混乱を招いてしまい申し訳ありません。これらは人為的なミスです。もし、これらのモデルを購入されて、お客様が期待していたものと異なっていた場合は、販売店にご連絡いただけましたら対応していただけるはずです。 ― XFX |
現在、XFXのWebサイト上では間違いのほとんどが修正されていますが、一部のRadeon RX 9070 (非XT)のOCモデルではまだスペック表記が8ピン x3と表記されているものの、製品写真は8ピン x2だったりと、どちらが正しいのかわからないような状態となっています。
正確なスペックを知りたい場合はXFXへと問い合わせた方が確実でしょう。
なお、上記の発表はRedditだけに留まっており、同社公式Webサイト上ではアナウンスされていません。
ベイパーチャンバーを期待して『Mercury』の非OCモデル『XFX Mercury AMD Radeon RX 9070 XT Gaming Edition』(型番: RX-97TMERCB9)を購入された人が知ればガッカリするでしょう。
このような発表は、Redditだけに留めず、公式Webサイト上でもニュースリリース・プレスリリースとしてアナウンスするべきです。