OutlookやWordなどがクラッシュする不具合。2024年8月1日以降のアップデートに起因

WindowsUpdate

Microsoft Office Problem

Microsoftは、OutlookやWordがクラッシュする不具合が発生していることを発表しました。

不具合概要

2024年8月1日リリースのバージョン2407 Build 17830.20138以降にアップデートしたOutlook、Word、OneNoteにおいて、文字の入力中やスペルチェック中に予期せずアプリケーションが終了・クラッシュする場合があります。

この不具合は、言語パックが最新バージョンにアップデートされていない場合に発生する可能性があります。

この不具合が発生すると、イベントビューアーにイベントID 1000またはイベントID 1001として以下のようなエラーが記録されます。

Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.17830.20166, time stamp: 0x66b7aa44 
Faulting module name: mscss7ge.dll, version: 16.0.4288.1000, time stamp: 0x55f830b9 
Exception code: 0xc0000005 
Fault offset: 0x0000000000031991 
Faulting process id: 0x0x506C 
Faulting application start time: 0x0x1DAEE7B92076D82 

上記の例では不具合は『mscss7ge.dll』に起因しています。『mscss7ge.dll』の『ge』の部分はドイツ語を示しています。つまり、ドイツ語の言語パックによりこの不具合が発生しています。

例えば、『mscss7ge.dll』の『ge』の部分が『it』だったらイタリア語、『en』なら英語といった具合です。

対処方法・回避策

この不具合が発生した場合、以下の手順で不具合の発生を防げます。

  1. まずはOfficeを修復してください。手順は『Office アプリケーションを修復する』のページをご覧ください
  2. Windowsの『設定』 → 『アプリ』 → 『インストールされているアプリ』に移動して、不具合発生の原因になっている当該言語パックをアンインストールしてください
  3. 必要に応じて、当該言語を再インストールしてください。再インストール手順については『Microsoft 365 言語アクセサリ パック』のページをご覧ください

Posted by にっち