Outlook等のパスワードが記憶されなくなる不具合。回避策あり
Microsoftは、Windows10 バージョン2004およびその更新プログラムをインストールすると、一部環境で、Outlook等のパスワードが記憶されなくなる不具合が発生していることを発表しました。
Microsoftは『Outlook等』と言っており、他にどのようなアプリケーションが影響を受けるかは言及されていませんが、Microsoftコミュニティでのユーザー報告ではOneDriveやOfficeといったMicrosoft製アプリ、Chromeにも影響があると言われています。
この不具合は特定のタスク(HP Customer participation utility)との競合で発生しており、タスクスケジューラから該当するタスクを無効にすることで不具合を回避できます。もし、この不具合にお困りの方は以下の手順をお試しください。 (不具合が発生していない場合はわざわざ実行する必要はありません)
- Windows PowerShell(管理者として実行)を起動。
- 以下のコマンドをコピーして、Windows PowerShellに貼り付けてエンター。
Get-ScheduledTask | foreach { If (([xml](Export-ScheduledTask -TaskName $_.TaskName -TaskPath $_.TaskPath)).GetElementsByTagName("LogonType").'#text' -eq "S4U") { $_.TaskName } }
- Windows PowerShellからタスク一覧が出力されたら、それらをメモしておきます。
- タスクスケジューラを起動して、出力されたタスクを無効にします。
- Windowsを再起動します。
これでパスワードが記憶されなくなるという不具合は発生しなくなります。お疲れ様でした。