KB5003214を適用するとタスクバーが壊れる不具合。通知領域のアイコンや時計が消える [Update 3]
2021年5月26日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 バージョン21H1 / 20H2 / 2004用プレビューリリースKB5003214をインストールすると、一部環境でタスクバーがおかしくなるという不具合が発生しています。
更新履歴 ① 不具合の発生条件を不具合概要に加筆。KB5003214をアンインストールしない対処方法・回避策を加筆。 [2021/5/29] ② 対処方法を加筆。『7+ Taskbar Tweaker』などを使用している場合、アプリを終了することで改善する場合あり。 [2021/6/12] ③ 対処方法Cを加筆。『ニュースと関心事項』をレジストリから完全に無効化することでもこの不具合は発生しなくなります。 [2021/6/17] [New] |
不具合概要
KB5003214をインストールすると、環境によってはタスクバー右側の通知領域のアイコンや時計などが消えて表示されなくなる場合があります。
PC起動時はアイコンが表示されているものの、しばらく経つと消えたり、アイコンをクリックすると消えたりします。このほか、アイコンや時計が重なって表示がめちゃくちゃになることもあります。
この不具合は『ニュースと関心事項』が無効になっている環境で発生する場合があります。(※必ず発生するわけではありません)
対処方法・回避策
以下のいずれかの方法で不具合を回避できます。
対処方法A
7+ Taskbar Tweaker、AquaSnap、DisplayFusion、MenuTools、Actual Toolsなどのサードパーティ製ユーティリティ単体、または7+ Taskbar Tweakerとの組み合わせによって発生することが疑われています。これらのアプリを使用している場合は、アプリを終了することで改善する場合があります。
7+ Taskbar Tweakerはv5.11.2でこの不具合に対処されています。7+ Taskbar Tweakerをお使いの方はアップデートをお試しください。
対処方法B
この不具合が発生する場合、『ニュースと関心事項』を有効にすることで通知領域が正常に表示されるようになります。タスクバーを右クリックして、『ニュースと関心事項』の『アイコンとテキストを表示』または『アイコンのみを表示』のいずれかを選択してください。
対処方法C [New]
『ニュースと関心事項』を完全に無効化することで、この不具合は発生しなくなります。レジストリエディターを起動して『コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Feeds』にDWORD『EnableFeeds』を作成し、値を『0』(初期値0)にすることで無効化できます。(初期状態では『Windows Feeds』もありませんのでこちらも作成してください)
【キー】HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Feeds 【DWORD】EnableFeeds 【値】0で『ニュースと関心事項』を無効、1で有効 |
上記説明だけでわからない場合は、『ニュースと関心事項』を完全に無効化する方法をご覧ください。画像付きで細かく説明しています。
対処方法D
どうしても『ニュースと関心事項』を無効にしておきたい場合は、暫定的な対処方法・回避策として、KB5003214をアンインストールすることでもこの不具合は発生しなくなります。
『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『Windows Update』 → 『更新の履歴を表示する』 → 『更新プログラムをアンインストールする』と進んでいき、KB5003214を右クリックすればアンインストールができます。(画像付きの詳細な手順はこちらの記事をご覧ください)