KB5001330 / KB5000842適用後、BSoDループになる不具合。対処方法あり

WindowsUpdate

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2021年4月14日に公開・配信されたWindows10 バージョン20H2 / 2004用セキュリティ更新プログラムKB5001330、または、2021年3月30日の20H2 / 2004用プレビューリリースKB5000842をインストール後、PCの起動時にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生するとの不具合報告が複数件出ています。

KB5001330 / KB5000842適用後、BSoDループ・ブートループに陥る

ユーザーによる不具合報告

  • KB5001330をインストールすると、PCの再起動時に0xc000021aエラーのBSoDが発生するようになりました。これは前回のプレビューリリースKB5000842でも起こります。システムの復元を行うことで起動するようになりました。
  • 私も今回のアップデートでBSoDループに陥りました。システムの復元で復旧できました。
  • 今回のアップデートでBSoDが発生するようになりました。同じ不具合に悩んでいる方のために、私の解決方法をご紹介いたします。

    1. Windows回復環境(Windows RE)に入ります。 (Windows回復環境への入り方はこちらの記事をご覧ください)
    2. セーフモードで起動して(Windows回復環境から『トラブルシューティング』 → 『詳細オプション』 → 『スタートアップ設定』 → 右下の『再起動』を押す → 再起動後に『6) セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする』で起動(『6』キーを押す))、コマンドプロンプトに『chkdsk /f c:』と入力してエンター。
    3. 「次回の再起動時に、このボリュームのチェックをスケジュールしますか」と出てきたら『Y』キーを押してエンター。
    4. PC再起動コマンドの『shutdown /r /t 0』を入力してエンターを押すとPCが再起動します。

    再起動後、PCは正常に起動するようになりました。

  • 私もWindows10 20H2 x64にKB5001330をインストールすると同じことが起こりました。Windows回復環境から『6) セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする』で起動して(上記参照)、『sfc /scannow』を実行するとBSoDが起こらなくなりました。ちなみに、私の環境の場合、システムの復元でも一時的に直りましたが、再起動するとまた発生しました。

上記報告はRedditに寄せられており、一部環境にて、KB5001330 / KB5000842の適用後、PCを起動してもBSoD → 再起動 → BSoDという、再起動のたびにBSoDを繰り返すブートループに陥り、正常に起動しなくなる不具合が発生しています。

この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生し、全ての環境で発生するわけではありません。また、この不具合が発生する詳細な条件は判明していません。

回避策はいくつかあるようで、システムの復元を行うか、セーフモードで起動してコマンドプロンプトから『chkdsk /f c:』または『sfc /scannow』を実行することでBSoDが発生しなくなる模様です。同様の不具合が発生してお困りの方はお試しくださいませ。

なお、KB5001330はセキュリティアップデートのため、システムの復元によりKB5001330がアンインストール状態になると、脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。