【Windows8.1】 WindowsUpdate 2020年2月度 注意事項と各KBメモと直リンク [Update 2]

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2020年2月12日に公開・配信されたWindows8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今月のWin8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

< Update 1: Microsoft、KB4502496を撤回 > [2020/2/15更新]
MicrosoftはKB4502496を撤回しました。何かしらの不具合が発生している場合はKB4502496をアンインストールするよう案内しています。Microsoftは具体的な不具合の内容については明らかにしていませんが、Windows10用の同種の更新プログラムKB4524244ではPC起動時にフリーズするようになるなどの不具合が発生しており、Windows8.1用でもそういった不具合が起こりえる(またはすでに起こっている)ために撤回されたのでしょう。

以下、2020年2月12日公開・配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① KB4502496が撤回された旨および既知の不具合を加筆。
② .NETのロールアップKB4538124を加筆。降ってくる場合とこない場合あり。

Microsoft Updateカタログ公開分 セキュリティのみの品質更新プログラム』/IE11/.NET

KB4537803 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチにテレメトリ関連有)
Win8.1系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

このパッチにはテレメトリ入りファイルとなるConsent.exeが混入しています。Consent.exeについてはこの記事この記事のKB3025394をご覧くださいませ。このパッチは『テレメトリ関連等を含むMSカタログ産『セキュリティのみの品質更新プログラム』(備考4参照)』入りとします。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • クラスタ共有ボリューム(CSV)上のファイルやフォルダの名前を変更した場合、[STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)]エラーが発生して失敗する場合があります。これは管理者権限がないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行したときに発生します。この不具合は、管理者権限を持つプロセスから操作を行うか、CSV所有者ではないノードから操作を実行することで回避できます。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2019年11月14日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)のKB4524445を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

 

KB4537767 (Windows 8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
Win8.1系用『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』です。

 

.NETのセキュリティのみ
.NETのロールアップは来ていますが、セキュリティのみは来ていません。今月の.NETにセキュリティアップデートはなく、品質改善とバグ修正のみとなります。

 

WindowsUpdateクライアントに配信分

KB4537821 (Windows8.1系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
(※3:このパッチに不具合有)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIEのセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • クラスタ共有ボリューム(CSV)上のファイルやフォルダの名前を変更した場合、『STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)』エラーが発生して失敗する場合があります。これは管理者権限がないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行したときに発生します。この不具合は、管理者権限を持つプロセスから操作を行うか、CSV所有者ではないノードから操作を実行することで回避できます。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2019年11月14日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)のKB4524445を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

なお、WindowsUpdateクライアント経由の場合は、まず月例等の更新プログラムが降ってきて、WindowsUpdateの確認2回目以降に(正確には適用する更新プログラムが最新SSU以外に何もなくなったら)最新SSUが降ってくる挙動になっています。

 

KB4502496ファイル直リンク: 8.1用 64bit / 32bit | その他のエディション
サードパーティーのUnified Extensible Firmware Interface(UEFI)ブートマネージャーが、UEFI対応PCを脆弱性にさらす危険性を修正する更新プログラム。本プログラムはセキュリティアップデートとなっています。

Microsoftは2020年2月15日付けで以下の既知の不具合を掲載し、この更新プログラムを撤回しました。

[ 既知の不具合 ]

  • KB4502496のインストール中またはインストール後に不具合が発生する場合があります。KB4502496は削除されました。WindowsUpdate、Windows Server Update Services (WSUS)、Microsoft Updateカタログからは再配布されません。何かしらの不具合が発生している場合はKB4502496をアンインストールしてください。

Microsoftは具体的な不具合の内容については明らかにしていませんが、Windows10用の同種の更新プログラムKB4524244ではPC起動時にフリーズするようになるなどの不具合が発生しており、Windows8.1用でもそういった不具合が起こりえる(またはすでに起こっている)ために撤回されたのでしょう。

 

KB890830ファイル直リンク: 8.1用 64bit / 32bit | その他のエディション
いつもの悪意のソフトウェア削除ツール。

 

KB4537759 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit | その他のエディション
Win8.1用Flashのセキュリティアップデート。

 

KB4538124 (Windows8.1系用)
Win8.1用.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。環境によって降ってきたりこなかったりします。

このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであればスルーを推奨します。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB4538124へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ)

 

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