【Windows11】 WindowsUpdate 2022年9月 不具合情報 - プレビューリリース KB5017383

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2022年9月21日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用更新プログラムKB5017383の不具合情報です。

月例の翌週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容の詳細については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

以下、2021年9月21日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。『.NET Framework』など、その他の更新プログラムやWindows Server固有の不具合は割愛しています。

更新履歴
初版。

Windows11 21H2用プレビューリリース: KB5017383

基本情報

KB5017383はWindows11 バージョン21H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。

この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。

▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト

  • XPSビューアーでXPSファイルやOXPSファイルが開けない不具合を修正
  • チリのサマータイムに関する不具合を修正
  • ネットワークプリンターを使用していると、デフォルトのプリンターが変更される不具合を修正
  • ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する不具合を修正。この不具合は、複数のモニターを使用しているときにディスプレイモードを変更した後に発生する場合がありました
  • メモリリークするおそれのある不具合を修正
  • 動的なウィジェットコンテンツをタスクバーに追加
  • Microsoft Storeアプリのインストールに関する不具合を修正
  • IEモードのタブが強制的にリロードされる不具合を修正
  • IEモードでPDFを開いたあと、そのウィンドウで別のページが開かなくなる不具合を修正
  • モニターに黒い画面が表示される不具合を修正
  • タッチキーボードがすぐ閉じる不具合を修正
  • Microsoft Storeからコーデックを更新できない不具合を修正
  • Windows Searchサービスを使用するとインデックスの作成が遅くなる不具合を修正
  • d3d9on12.dllを使用するグラフィックスドライバに影響する不具合を修正
  • IEモードでJavaScript URLによって生成されるURLをお気に入りに追加すると、正常に動作しない不具合を修正
  • Microsoft HTML Application (MSHTA)ファイルを有効または無効にするグループポリシーを追加
  • 一部のサードパーティ製仮想デスクトップを使用すると、テキストの再変換に失敗するMicrosoft日本語IMEの不具合を修正
  • WebAuthnリダイレクトを導入
  • LogonUI.exeが動作しなくなる不具合を修正

追加情報

Microsoftは、非対応環境にWindows11をインストールした場合、WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなると述べていますが、2022年9月21日時点では非対応環境にも更新プログラムが降ってきています。

不具合情報

KB5017383には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。

開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。

詳細は以下の記事参照。
新しいIMEにまた不具合。入力モードが自動で切り替わらない。対処方法あり

以下のいずれかの対処方法をご検討ください。

< 対処方法A >
手動で入力モードを変更する。

< 対処方法B >
以前のバージョンのIMEを使用する。『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更