【Windows11】 WindowsUpdate 2022年2月 不具合情報 - プレビューリリース KB5010414 [Update 4]
2022年2月16日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用更新プログラムKB5010414の不具合情報です。
月例の翌週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。
『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。
以下、2022年2月16日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。『.NET Framework』など、その他の更新プログラムやWindows Server固有の不具合は割愛しています。
更新履歴 ① スタートメニューが勝手に閉じる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2022/2/17] ② Outlookの検索が正常に動作しなくなる既知の不具合を削除。当初、本不具合はKB5010414のページに記されていましたが、後日、Microsoftはこの不具合を削除し、2022年2月9日公開のセキュリティ更新プログラムKB5010386に不具合を修正した旨を加筆しました。[2022/2/21] ③ 初期状態に戻す際に、ファイルが削除されない既知の不具合を加筆。 [2022/2/26] ④ システム修復ディスクが起動しない既知の不具合を加筆。 [2022/3/26] [New] |
Windows11 21H2用プレビューリリース: KB5010414
基本情報
KB5010414はWindows11 バージョン21H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。
この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。
▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト
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追加情報
Microsoftは、非対応環境にWindows11をインストールした場合、WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなると述べていますが、2022年2月16日時点では非対応環境にも更新プログラムが降ってきています。
不具合情報
KB5010414には以下の既知の不具合があります。
不具合概要 | 回避策 | |
新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。 開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。
| 以下のいずれかの対処方法をご検討ください。 < 対処方法A > < 対処方法B > | |
『設定』 → 『システム』 → 『この PC をリセット』 → 『PC をリセットする』を押して『この PC をリセットする』ウィンドウを開き、『すべて削除する』を選択してもファイルが削除されない場合があります。
| この不具合を回避するには、Windowsを初期状態に戻す前に、OneDriveからサインアウトするか、リンクを解除してください。詳細な手順は『OneDrive をオフにするか、無効にするか、アンインストールする』のページをご覧ください。 すでに初期状態に戻した環境においては、Windows.oldフォルダを削除することでもこの影響を軽減できます。手順はこちらのページ(英語ページ。日本語ページは機械翻訳で不正確)をご覧ください。 Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートを修正を予定しています。 | |
[New] 2022年1月12日にリリースされたKB5009566以降をインストールした環境で、コントロールパネルの『バックアップと復元 (Windows 7)』からシステム修復ディスク(CDまたはDVD)を作成すると、システム修復ディスクから起動できない場合があります。
| Microsoftから本不具合の対処方法や回避策は案内されていません。2022年1月12日までの更新プログラムを全てアンインストールすれば不具合は発生しませんが、そうすると脆弱性が未修正のままになってしまうため注意が必要です。 Microsoftは、解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。 |
不具合概要 | 回避策 | |
タスクバーのアイコンを左寄せ(左揃え)にしている場合、スタートメニューを開いても勝手に閉じる・意図せず閉じるといったことが起こる場合があります。
| この現象は天気(ウィジェット)アイコンにマウスカーソルが当たることで発生します。 ウィジェットが不要な場合は、『スタート』 → 『設定』 → 『個人用設定』 → 『タスク バー』と進んでいき、『ウィジェット』をオフにすればこの現象は発生しなくなります。 タスクバーのアイコンを左寄せにしつつウィジェットも使いたいといった場合は、「天気アイコンにマウスカーソルが当たらないように気をつける」以外の対処方法はありません。 |