【Windows11】 WindowsUpdate 2025年7月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5062552 / KB5062553 [Update 6]

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日本時間で2025年7月9日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 23H2用セキュリティ更新プログラムKB5062552、Windows11 24H2用KB5062553の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2025/7/9]
① 24H2にファイアウォール関連の不具合が直っていない旨(ユーザー報告)を加筆。 [2025/7/10]
② 24H2にKB5062553のインストールに失敗する不具合(ユーザー報告)をを加筆。 [2025/7/11]
③ 24H2にWindows起動後すぐにフリーズする不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2025/7/13]
④ 24H2に日本語キーボードが英語キーボードとして認識される不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2025/7/14]
⑤ 23H2および24H2にMicrosoft繁体字中国語IMEに関する既知の不具合を加筆。 [2025/7/14]
⑥ Microsoftが24H2のファイヤーウォール関連の不具合が直っていないことを認めました。本不具合を既知の不具合に加筆し、ユーザー報告から削除。 [2025/7/17] [New]

Windows11 23H2用セキュリティ更新プログラム: KB5062552

基本情報

KB5062552はWindows11 バージョン23H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • モニターの接続や取り外しなど、ディスプレイの変更時にブラックスクリーン(画面が真っ黒)になる不具合を修正
  • KB5062552には、2025年6月27日に配信されたプレビューリリースKB5060826の内容が含まれています

追加情報

KB5062552は累積更新プログラムとなっており、日本時間で2025年6月11日以降に配信されたセキュリティ更新プログラムやプレビューリリースの内容も含まれています。2025年6月11日に配信された更新プログラムをインストールすると一部メーカー(Gigabyte、富士通、マウスコンピューターなど)の特定PCにおいて、PC / Windowsが起動しなくなるという不具合が発生しています。

もし、該当PCを使用していて、2025年6月11日以降の更新プログラムをインストールしておらず、何も対策をしていないと、KB5062552のインストール後にPCが起動しなくなる恐れがあります。(Microsoftがサイレント修正していない限り)

本件の詳細については以下の記事をご覧ください。また、該当機種をお使いの方は、メーカーWebサイトを見たり、対処方法が不明な場合はメーカーに対応をお問い合わせください。

当サイトにおいて、2025年6月11日からこの『追加情報』項目で本不具合に関する注意喚起を行ってまいりましたが、各メーカー、おおむね対策が進みましたため、今回をもって注意喚起は最後にしたいと思います。(次回以降のWindows Update記事にこの注意喚起は掲載いたしません)

不具合情報

KB5062552には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策
備考: 2025年7月9日AM03:18時点でMicrosoftは以下の不具合を掲載していません。しかし、これまで同じ不具合を抱えていたWindows10用KB5062554の方には書かれています。Microsoftの書き忘れなのかなんのかはわかりませんが、今回は一応掲載いたします。次回以降も掲載されないようなら、直ったものとして(あるいはGoogle側での対処が必要な問題として)当サイトからも削除いたします。

Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど、Chromiumベースのブラウザにおいて、96 DPI (100%スケーリング)で表示すると、日本語・中国語・韓国語(CJK)のテキストがぼやけたり不鮮明に表示される場合があります。

この不具合は2025年3月のプレビューリリース以降で実装されたNoto CJKフォントに起因しています。

詳細は以下の記事参照。
ブラウザの文字がぼやける不具合。Windows11やWindows10で発生。Windows Update / Noto CJKフォントに起因

一時的な対処方法として、Microsoftはモニターのスケーリングを125%か150%に設定するとこで、テキストが鮮明に表示されるようになると述べています。

ただ、モニターのスケーリングを125%や150%にすると、さまざまなアプリが大きく表示されるため、あまりおすすめはできません。

筆者としましては、ブラウザの文字が見づらい場合はブラウザ側のフォントを変更することをおすすめいたします。

詳細手順は左記のリンク先記事をご覧ください。

また、Microsoftは、この不具合の調査結果と解決策をGoogleと共有し、対処を進めているとのことです。

日本時間で2025年7月9日にWindows Updateに配信されたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、Microsoft繁体字中国語IMEを使用中に以下のような不具合が発生する場合があります。

  • 文章を入力した後に単語を確定・選択できない
  • スペースキーが反応しない
  • 出力された単語が正しくない
  • 変換候補ウィンドウが正しく表示されない

この不具合は、繁体字中国語を優先言語、または一般入力方法としているPCで、Microsoft繁体字中国語IMEが使用されている環境にのみ影響します。

この不具合の一時的な対処方法として、以前のバージョンの繁体字中国語IMEを使用するようMicrosoftは案内しています。

現在、Microsoftはこの不具合の解決に取り組んでいるとのことです。

Windows11 24H2用セキュリティ更新プログラム: KB5062553

基本情報

KB5062553はWindows11 バージョン24H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • ゲームの解像度とデスクトップの解像度が同じでない環境において、ゲームをフルスクリーンで実行中にALT+TABキーでほかのウィンドウに切り替えて、再びゲームに戻ると、ゲーム内でマウスカーソルの位置にズレが発生する場合がある不具合を修正。この不具合は日本時間で2025年6月27日に公開されたプレビューリリースKB5060829をインストールした環境でのみ発生していました
  • 通知音が再生されない不具合を修正
  • 『イベント ビューアー』にイベントID 2042として『セキュリティが強化された Windows ファイアウォール』(Windows Firewall with Advanced Security / WFAS)に関連するエラー(『Config Read Failed』(構成の読み取りに失敗しました)、『More data is available』(追加のデータがあります)といった内容のエラーメッセージ)が記録される不具合を修正
    • Microsoftはこの不具合を修正できていなかったことを発表しました
  • KB5062553には、2025年6月27日に配信されたプレビューリリースKB5060829の内容が含まれています

追加情報

KB5062553は累積更新プログラムとなっており、日本時間で2025年6月11日以降に配信されたセキュリティ更新プログラムやプレビューリリースの内容も含まれています。2025年6月11日に配信された更新プログラムをインストールすると一部メーカー(Gigabyte、富士通、マウスコンピューターなど)の特定PCにおいて、PC / Windowsが起動しなくなるという不具合が発生しています。

もし、該当PCを使用していて、2025年6月11日以降の更新プログラムをインストールしておらず、何も対策をしていないと、KB5062553のインストール後にPCが起動しなくなる恐れがあります。(Microsoftがサイレント修正していない限り)

本件の詳細については以下の記事をご覧ください。また、該当機種をお使いの方は、メーカーWebサイトを見たり、対処方法が不明な場合はメーカーに対応をお問い合わせください。

当サイトにおいて、2025年6月11日からこの『追加情報』項目で本不具合に関する注意喚起を行ってまいりましたが、各メーカー、おおむね対策が進みましたため、今回をもって注意喚起は最後にしたいと思います。(次回以降のWindows Update記事にこの注意喚起は掲載いたしません)

不具合情報

KB5062553には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策
備考: 2025年7月9日AM03:18時点でMicrosoftは以下の不具合を掲載していません。しかし、これまで同じ不具合を抱えていたWindows10用KB5062554の方には書かれています。Microsoftの書き忘れなのかなんのかはわかりませんが、今回は一応掲載いたします。次回以降も掲載されないようなら、直ったものとして(あるいはGoogle側での対処が必要な問題として)当サイトからも削除いたします。

Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど、Chromiumベースのブラウザにおいて、96 DPI (100%スケーリング)で表示すると、日本語・中国語・韓国語(CJK)のテキストがぼやけたり不鮮明に表示される場合があります。

この不具合は2025年3月のプレビューリリース以降で実装されたNoto CJKフォントに起因しています。

詳細は以下の記事参照。
ブラウザの文字がぼやける不具合。Windows11やWindows10で発生。Windows Update / Noto CJKフォントに起因

一時的な対処方法として、Microsoftはモニターのスケーリングを125%か150%に設定するとこで、テキストが鮮明に表示されるようになると述べています。

ただ、モニターのスケーリングを125%や150%にすると、さまざまなアプリが大きく表示されるため、あまりおすすめはできません。

筆者としましては、ブラウザの文字が見づらい場合はブラウザ側のフォントを変更することをおすすめいたします。

詳細手順は左記のリンク先記事をご覧ください。

また、Microsoftは、この不具合の調査結果と解決策をGoogleと共有し、対処を進めているとのことです。

日本時間で2025年7月9日にWindows Updateに配信されたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、Microsoft繁体字中国語IMEを使用中に以下のような不具合が発生する場合があります。

  • 文章を入力した後に単語を確定・選択できない
  • スペースキーが反応しない
  • 出力された単語が正しくない
  • 変換候補ウィンドウが正しく表示されない

この不具合は、繁体字中国語を優先言語、または一般入力方法としているPCで、Microsoft繁体字中国語IMEが使用されている環境にのみ影響します。

この不具合の一時的な対処方法として、以前のバージョンの繁体字中国語IMEを使用するようMicrosoftは案内しています。

現在、Microsoftはこの不具合の解決に取り組んでいるとのことです。

[New]

日本時間で2025年6月27日に公開されたプレビューリリースKB5060829以降をインストールすると、『イベント ビューアー』にイベントID 2042として『セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール』(Windows Defender Firewall with Advanced Security / WFAS)に関連するエラーが記録される場合があります。

このエラーはPCを再起動するたびに記録されます。

当初、Microsoftはこの不具合をKB5062553で修正したと発表していましたが、これは誤りであり修正できていなかったことを認めました。

詳細は以下の記事参照。
Microsoft、不具合を修正できていなかったことを認める。Windows11 24H2のファイアウォール関連の不具合

Microsoftによると、これは表示上の問題で、実際には何も問題はないとのこと。そのため、無視して構わないとMicrosoftは述べています。

現在、Microsoftは本不具合の修正に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部PC環境において、KB5062553をインストールしようとすると『0x8007371b』『0x800f0991』『0x80071a2』といったエラーが表示されてインストールに失敗するとの報告が出ています。

詳細は以下の記事参照。
KB5062553のインストールに失敗、エラーが出る不具合。インストールできないとの報告が複数。Windows11 24H2にて発生。対処方法あり

システム要件を満たした通常のWindows11 PCの場合は、『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『Windows Update で問題を解決する』をお試しください。

その後、Windows Updateを実行して成功するかご確認ください。

(注: システム要件を満たしていないWindows11非対応PCでは絶対にこの手順を実行しないでください。失敗します)

もし、上記手順で上手くいかなかった場合や、システム要件を満たしていないWindows11非対応PC環境の場合は『Windows Updateのエラーを簡単に修正する方法』をお試しください。

詳細は左記リンク先記事をご覧ください。

一部PC環境において、KB5062553をインストール後、Windowsを起動するとすぐにOSがフリーズ・ハングアップするようになったとの不具合報告が出ています。

詳細は以下の記事参照。
Windows11 24H2起動後、すぐにフリーズ・ハングする不具合。KB5062553インストール後、一部環境で発生

KB5062553をアンインストールすることで直ったと報告されています。同様の不具合が発生している場合は一時的な対処方法としてKB5062553のアンインストールをお試しください。

アンインストール手順は左記のリンク先記事をご覧ください。

一部PC環境において、KB5062553をインストール後、日本語キーボードが英語キーボードとしてしか認識しなくなるという不具合報告が当サイトに寄せられています。

発生が確認されているのはLogicool (ロジクール)の『MX KEYS mini KX700GR』を『Logi Bolt USB レシーバー LBUSB1』接続した場合。

詳細は以下の記事参照。
日本語キーボードが英語と認識される不具合。Windows11 24H2にて発生。KB5062553のインストール後から

KB5062553をアンインストールすることで、日本語キーボードとして認識されるようになります。同様の不具合にお困りの場合は一時的な回避策としてKB5062553のアンインストールをご検討ください。ただし、KB5062553はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

アンインストール手順は左記のリンク先記事をご覧ください。

可能であれば、アンインストールは避けて、別のキーボードがあればそちらを使用することが望ましいです。