【Windows11】 WindowsUpdate 2024年11月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5046633 / KB5046617 [Update 3]

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2024年11月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 23H2用セキュリティ更新プログラムKB5046633、24H2用KB5046617の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/11/13]
① Windows11 23H2がサ終したと表示される不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2024/11/13]
② Windows11 24H2にタイムゾーンを変更できない既知の不具合を加筆。 [2024/11/19]
③ Windows11 23H2にデスクトップ画面が真っ黒になる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2024/11/20] [New]

Windows11 23H2用セキュリティ更新プログラム: KB5046633

基本情報

KB5046633はWindows11 バージョン23H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • KB5046633には、2024年10月23日に配信されたプレビューリリースKB5044380の内容が含まれています

不具合情報

KB5046633には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

日本時間で2024年10月9日にリリースされたWindows11 23H2 / 22H2用セキュリティ更新プログラムKB5044285以降をインストールすると、OpenSSH SSH Serverサービス(sshd サービス)の起動に失敗し、SSH接続ができなくなる場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Microsoft、OpenSSHが起動しない不具合をやっと認める。Windows11 23H2 / 22H2で発生

この不具合が発生した場合の対処方法・回避策として、以下の手順を行うようMicrosoftは案内しています。

  1. PowerShellを管理者として実行してください。
  2. C:\ProgramData\ssh』と『C:\ProgramData\ssh\logs』の権限を更新してください。SYSTEMとAdministratorsグループにフルコントロールを許可し、Authenticated Usersには読み取りアクセスを許可してください。必要に応じて権限文字列を変更することで、特定のユーザまたはグループへの読み取りアクセスを制限できます。以下のコマンドを使用して権限を更新してください。
    $directoryPath = "C:\ProgramData\ssh" $acl = Get-Acl -Path $directoryPath $sddlString = "O:BAD:PAI(A;OICI;FA;;;SY)(A;OICI;FA;;;BA)(A;OICI;0x1200a9;;;AU)" $securityDescriptor = New-Object System.Security.AccessControl.RawSecurityDescriptor $sddlString $acl.SetSecurityDescriptorSddlForm($securityDescriptor.GetSddlForm("All")) Set-Acl -Path $directoryPath -AclObject $acl
  3. 同様に『C:\ProgramData\ssh\logs』に対しても上記手順を行ってください。

現在、Microsoftは本不具合の調査および解決に取り組んでいるとのことです。

ユーザー報告
不具合概要回避策

[New]

一部環境において、KB5046633のインストール後、デスクトップ画面が真っ黒(ブラックスクリーン)になるとの報告が出ています。

詳細は以下の記事参照。
KB5046633適用後、デスクトップが真っ黒になる不具合。Windows11 23H2にて発生。対処方法・回避策あり

この不具合は、ExplorerPatcherに起因している模様です。ExplorerPatcherのアンインストールをお試しください。

もし、タスクバーやスタートメニュー、『設定』などが正常に機能しないほどひどい状態に陥っている場合は、左記リンク先記事の『対処方法・回避策』の項目をご覧ください。

一部環境において、KB5046633のインストール後、Windows Updateの画面にWindows11 23H2のサービスが終了したとのメッセージが表示される不具合が発生しています。

Windows11 23H2がサ終したと表示される

詳細は以下の記事参照。
Windows11 23H2がサ終!?Windows Updateに誤ってサ終と表示される不具合。KB5046633インストール後に発生。正しいサポート期限は2025年11月11日までなのでご安心を

このメッセージはバグ・不具合であり、誤りです。無視してください。一般向けとなるWindows11 Home / Proのバージョン23H2は米国時間で2025年11月11日、日本時間で2025年11月12日までサポートされます。

わざわざWindows11 24H2へとアップデートする必要はありません。

 

Windows11 24H2用セキュリティ更新プログラム: KB5046617

基本情報

KB5046617はWindows11 バージョン24H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • タスクマネージャーが壊れる(アプリやプロセスがあっても『0』カウントとして表示される)不具合を修正
  • Windows Subsystem for Linux (WSL)がDev Driveにアクセスできない不具合を修正
  • 一部環境において、インターネットに接続できない不具合を修正
  • KB5046617には、2024年10月25日に配信されたプレビューリリースKB5044384の内容が含まれています

不具合情報

KB5046617には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

管理者権限を持たないユーザーは『設定』 → 『時刻と言語』 → 『日付と時刻』から『タイムゾーン』を変更できません。

管理者権限を持つユーザーはこの不具合の影響を受けません。

なお、この不具合はKB5046617固有の不具合ではなくWindows11 24H2 OS自体の不具合です。

詳細は以下の記事参照。
Microsoft、Windows11 24H2に新たな既知の不具合を追加。タイムゾーンを変更できない。対処方法・回避策あり

この不具合はWindows11の『設定』画面にのみ影響します。旧式の『日付と時刻』画面は影響を受けません。

[Windows] + [R]キーを押して『ファイル名を指定して実行』を開き、『timedate.cpl』と入力してエンターキーを押し、旧式の『日付と時刻』から『タイムゾーンの変更』を選択すれば変更できます。

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