【Windows11】 WindowsUpdate 2024年10月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5044285 / KB5044284 | 22H2のサポートが終了。23H2または24H2へアプデを [Update 8]

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Windows11 - WindowsUpdate

2024年10月9日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 22H2 / 23H2用セキュリティ更新プログラムKB5044285、Windows11 24H2用KB5044284の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/10/9]
① 22H2 / 23H2に『再起動を繰り返したり、BSoDが表示されたり、キーボード・マウスが動作しなくなる既知の不具合』が修正された旨を加筆。当初、Microsoftはこの情報を掲載していませんでしたが、後から書き足されました。 [2024/10/9]
② 『追加情報』として、サインイン画面でサードパーティ製IMEが使用できなくなった旨を加筆。 [2024/10/10]
③ 24H2の既知の不具合に 『sfc /scannow』コマンドが必ず破損したファイルを検出する不具合を加筆。 [2024/10/11]
④ 22H2 / 23H2にOpenSSHサーバーが起動しないユーザー報告の不具合を加筆。 [2024/10/15]
⑤ 22H2 / 23H2にアプリがクラッシュする既知の不具合を加筆。 [2024/10/16]
⑥ 24H2にDirectAccess経由での接続ができない既知の不具合を加筆。 [2024/10/22]
⑦ OpenSSHサーバーが起動しないユーザー報告の不具合を既知の不具合に移動。Microsoftが既知の不具合として認めました。 [2024/11/11]
⑧ [23H2/22H2]IME使用時の不具合内容および回避策を改訂。[24H2]IME使用時の既知の不具合を加筆。 [2024/11/13] [New]

Windows11 22H2 / 23H2用セキュリティ更新プログラム: KB5044285

基本情報

KB5044285はWindows11 バージョン22H2 / 23H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • 2024年9月27日公開のプレビューリリースKB5043145で発生していた、再起動を繰り返したり、ブルースクリーンエラー(BSoD)・グリーンスクリーンエラーが表示されたり、キーボード・マウスなどのUSB / Blietoothデバイスが動作しなくなる不具合を修正
  • Windowsの脆弱性を修正
  • KB5044285には、2024年9月27日に配信されたプレビューリリースKB5043145の内容が含まれています

追加情報1

Windows11 バージョン22H2は今回の更新プログラムをもってサポートが終了となります。以降、セキュリティ更新プログラムは提供されず、脆弱性が見つかっても修正されません。22H2の方はなるべく早めに23H2または24H2へとアップデートすることが推奨されます。

追加情報2 [2024/10/10]

この更新プログラム(およびそれ以降)をインストールすると、サインイン画面でサードパーティ製のIMEが使用できなくなります。これは不具合ではなく仕様変更です。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Windowsのサインイン画面でサードパーティ製IMEが使えなくなる。Windows10、Windows11、Windows Serverすべてが対象

不具合情報

KB5044285には以下の既知の不具合があります。

 

既知の不具合
不具合概要回避策

[New]

日本時間で2024年6月26日以降にリリースされたWindows11 24H2 / 23H2 / 22H2およびWindows Server 2025用更新プログラムをインストールすると、WPFを使用するアプリケーションにおいて、日本語を含む特定のIME (Input Method Editor)使用時に不具合が発生する恐れがあります。

具体的には、アプリケーションの文字入力欄に文字を入力中にアプリケーションが応答しなくなったり、予期せず終了(クラッシュ)したりする場合があります。

詳細は以下の記事参照。
文字入力中にアプリがクラッシュする不具合。Windows11 23H2 / 22H2で発生  [Update 1: 24H2 / Server 2025でも発生]

本不具合の修正に関しては左記のリンク先の記事をご覧ください。

2024年10月9日にリリースされたKB5044285以降をインストールすると、OpenSSHサーバー(OpenSSH SSH Server / sshd サービス)が起動しない場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Microsoft、OpenSSHが起動しない不具合をやっと認める。Windows11 23H2 / 22H2で発生

本不具合の対処方法・回避策は左記リンク先記事をご覧ください。

Windows11 24H2用セキュリティ更新プログラム: KB5044284

基本情報

KB5044284はWindows11 バージョン24H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • Remote Desktop Gateway Serviceが応答しなくなる不具合を修正
  • KB5044284には、2024年10月1日に配信されたプレビューリリースKB5043178の内容が含まれています

追加情報 [2024/10/10]

この更新プログラム(およびそれ以降)をインストールすると、サインイン画面でサードパーティ製のIMEが使用できなくなります。これは不具合ではなく仕様変更です。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Windowsのサインイン画面でサードパーティ製IMEが使えなくなる。Windows10、Windows11、Windows Serverすべてが対象

不具合情報

KB5044284には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

[New]

日本時間で2024年6月26日以降にリリースされたWindows11 24H2 / 23H2 / 22H2およびWindows Server 2025用更新プログラムをインストールすると、WPFを使用するアプリケーションにおいて、日本語を含む特定のIME (Input Method Editor)使用時に不具合が発生する恐れがあります。

具体的には、アプリケーションの文字入力欄に文字を入力中にアプリケーションが応答しなくなったり、予期せず終了(クラッシュ)したりする場合があります。

詳細は以下の記事参照。
文字入力中にアプリがクラッシュする不具合。Windows11 23H2 / 22H2で発生  [Update 1: 24H2 / Server 2025でも発生]

本不具合の修正に関しては左記のリンク先の記事をご覧ください。

Windows11 24H2を新規にインストール、またはインプレースアップグレードを行うと、DirectAccess経由での接続に不具合が発生する場合があります。具体的にはDirectAccessの接続が完了せず、『接続中』と表示された状態が続きます。

詳細は以下の記事参照。
Windows11 24H2、DirectAccess経由で接続できない不具合

DirectAccessを使用していて、本不具合が発生している場合、修正されるまでの間はAlways On VPN (AOVPN)の使用を検討するよう、Microsoftは案内しています。

現在、Microsoftは、本不具合の解決に取り組んでいるとのことです。

2024年10月1日にWindows11 24H2に配信されたプレビューリリースKB5043178以降の更新プログラムをインストールした環境において、『sfc /scannow』コマンドを実行すると、何回やっても絶対に破損したファイルが見つかります。(実際には破損したファイルがなくても)

詳細は以下の記事参照。
『sfc /scannow』を実行すると必ず破損ファイルを検出する不具合。Windows11 24H2にて発生

明確な回避策はありません。KB5043178までアンインストールすれば本不具合は発生しなくなりますが、2024年10月9日公開のセキュリティ更新プログラムKB5044284もアンインストールする必要があり、脆弱性の修正が未適用状態になるためおすすめいたしまません。

この不具合は、2024年10月10日(現地時間)にWindows11 Insider Preview Release PreviewチャネルにリリースされたBuild 26100.2152 (KB5044384)にて修正されました。そう遠くないうちに(早ければ次回のプレビューリリースあたりで)通常版のWindows11 24H2でも修正が期待されます。

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