Windows11対応CPUリスト公開。Coffee Lake / Zen+以上が必須?SkylakeやKaby Lakeでは正常性チェックが通らず
Microsoftは、Windows11でサポートされるCPU一覧表を公開しました。
< Windows11対応 Intel CPU (2021年6月26日時点) >
- Intel 第8世代Core 8000シリーズ (Coffee Lake)
- Intel 第9世代Core 9000シリーズ (Coffee Lake Refresh)
- Intel 第10世代Core 10000シリーズ (Comet Lake)
- Intel 第11世代Core 11000シリーズ (Rocket Lake)
- Intel Core X 10000シリーズ (Cascade Lake-X)
- ほか、AtomやXeonなど。全リストはMicrosoftのページ参照
< Windows11対応 AMD CPU (2021年6月26日時点) >
- AMD Ryzen 2000シリーズ (Zen+)
- AMD Ryzen 3000シリーズ (Zen 2)
- AMD Ryzen 4000シリーズ (Zen 2)
- AMD Ryzen 5000シリーズ (Zen 3)
- AMD Ryzen Threadripper 2000シリーズ (Zen+)
- AMD Ryzen Threadripper 3000シリーズ (Zen 2)
- ほか、AthlonやEPYCなど。全リストはMicrosoftのページ参照
Intel CPUは第8世代Core 8000シリーズなどのCoffee Lake以降が、AMD CPUは第2世代Ryzen 2000シリーズなどのZen+以降が公式にサポートされています。このリストには含まれていないものの、システム要件を満たすCPUはどうなるのか気になるところですが、その辺は言及されていません。
Microsoftによると、Windows11のシステム要件は最小スペックで2コア / 1GHz以上の64bit CPU、4GBメモリ、64GB以上のストレージ、セキュアブート、TPM 2.0が必要とされています。ネット上の報告を見た限りだと、この要件を満たしていてもIntel第6世代のSkylakeや第7世代のKaby Lakeでは、Windows11互換性確認アプリ(Windows PC 正常性チェック)が通らないという報告が散見しています。
SkylakeやKaby Lakeでは要件を満たしても
『この PC では Windows 11 を実行できません』と表示される
もしかしたらこのリストどおり、Coffee Lake / Zen+より前は切り捨てられるのかもしれません……。(さすがに切り捨てられるハードウェアが多すぎるため、そんなことはないと思いたい)
ただ、互換性確認アプリの方に問題があって、実際のWindows11は最小要件を満たせば動作する可能性もあります。Microsoft社員のSteve Dispensa氏は以下のように述べています。
互換性確認アプリは、今後数週間かけて改善していく予定です。明日、最初のアップデートが行われると思います。 [Source: @dispensa] |
少なくとも、現状の互換性確認アプリは改善の余地がある未完成品という認識のようです。どこをどう改善されるのかは定かではありませんが、アップデートにより、SkylakeやKaby Lakeなど、システム要件を満たすCPUもちゃんと通るようになることを期待したいところです。