Windows11にSnipping ToolやIME UIなどが使用できない不具合 [Update 1: 修正]
Windows11にて、Snipping ToolやIMEのユーザーインターフェイス(UI)など、一部のアプリが実行できなかったり開けなかったりする不具合が発生しています。
不具合概要
2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746をインストールしていない環境において、以下のアプリケーションが開けなかったり使用できない場合があります。
- Snipping Tool
Snipping Toolを実行すると、「このアプリを開けません」(This app can’t open)というエラーが表示される場合があります。
Snipping Tool - 「このアプリを開けません」というエラーが表示されるこのほか、Snipping Toolがクラッシュしたり、[Win]+[Shift]+[S]キーでも何も起こらない場合があります。
- 『設定』のアカウントページおよびランディングページ (Sモードのみ)
- タッチキーボード、音声入力、絵文字パネル
- IMEのユーザーインターフェイス
- スタートアップとヒント
回避策・対処方法
この不具合は2021年10月31日に期限切れになったデジタル証明書が起因しています。2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746をインストールすることで、以下の不具合が解消されます。
- タッチキーボード、音声入力、絵文字パネル
- IMEのユーザーインターフェイス
- スタートアップとヒント
このほかの不具合については、現在、修正に取り組んでいるとのことです。
また、Snipping Toolについては、以下の手順を実行すると不具合が解消される場合がありますので、お困りの方はお試しください。
- タスクバー右下の時計を右クリックして『日時を調整する』を選択。
- 『時刻を自動的に設定する』を『オフ』にする。(『オン』の場合)
- 『日付と時刻を手動で設定する』の『変更』をクリックして、2021年10月31日以前に設定して『変更』をクリック。
- その後、元の日付に戻す。『時刻を自動的に設定する』を『オン』に戻す。(元々『オン』の場合)
Update 1: 修正 [2021/11/6] [New]
この不具合は2021年11月6日に緊急リリースされたKB5008295にて修正されました。KB5008295(またはそれ以降のKB)をインストールすることでこの不具合は発生しなくなります。