Windows11のPrint Screenキーの挙動が変わるかもしれない。Insider Previewでは変更済み
Windows11のPrint Screen (プリントスクリーン)キーの挙動が変わるかもしれません。
どういうことかと申しますと、2023年4月に配信されたWindows11 Insider Preview ベータチャネル Build 22624.1546にてPrint Screenキーの挙動に変更が入りました。
これまでは、Print Screenキーを押すと全画面のスクリーンショットがクリップボードに保存されていましたが、このBuildでは、Print Screenキーを押すとSnipping Toolが開いて『新規』を押した挙動になります。
Print Screenキーを押すとSnipping Toolが開く
範囲を選択するとその部分がクリップボードに保存されるほか、画面右下に選択範囲をSnipping Toolで開くかどうかという通知が表示されます。
範囲選択後、Snipping Toolで開くかどうかの確認が表示される
この仕様変更が便利かどうかは人によって意見がわかれるでしょう。
普段からSnipping Toolを使ってスクリーンショットの編集をしている人にとっては便利と感じるかもしれませんが、そのほかのペイントアプリなどに貼り付けている人にとってはいちいちSnipping Toolが立ち上がるのはもどかしく感じるかもしれません。
また、ゲームに内蔵されているスクリーンショット機能を利用してPrint Screenキーで撮影すると、Snipping Toolまで起動してしまうという事態も考えられます。スクリーンショットだけサッと撮影して、次の行動に即座に移りたい場合にはかなり邪魔になるかもしれません。
Windows11 Insider Preview ベータチャネル Build 22624.1546ではこの機能がデフォルトでオン(有効)になっています。
幸いなことに、元に戻す設定が用意されており、『設定』 → 『アクセシビリティ』 → 『キーボード』 → 『プリント スクリーン ボタンを使用して画面切り取りを開く』をオフ(無効)にすることで、これまでと同じPrint Screenキーの挙動に戻すことができます。
オフにすれば元のPrint Screenの挙動に戻る
この機能は通常版Windows11 21H2および22H2でもすでに実装されていますが、現時点ではデフォルトでオフになっています。ベータチャネルのように、デフォルトでオンに変更されたときのために覚えておいて損はないでしょう。