Windows11のタスクバーが壊れる不具合。KB5037853のインストール後に発生 [Update 1: 修正]

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Windows11

Microsoftは、Windows11にて、タスクバーが壊れる不具合が発生していることを発表しました。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/5/31]
① 記事下部に修正情報を加筆。 [2024/6/12] [New]

不具合概要

2024年5月30日にWindows11 23H2 / 22H2のWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5037853をインストールすると、タスクバーが壊れる・挙動がおかしくなる場合があります。環境によってはタスクバーが応答しなくなったり、消えたり、しばらくすると表示されたりします。

この不具合が発生すると、イベントビューアーに『イベントID 1000』として記録され、『障害が発生しているアプリケーション名: Explorer.EXE』『障害が発生しているモジュール名: Taskbar.View.dll』と記されます。

対処方法・回避策

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。

一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。この修正を自動的に受け取るためには、一度PCを再起動してください。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

上記グループポリシーをインストールすると、『コンピューターの構成』 → 『管理用テンプレート』に『KB5037853 240505_142035 Known Issue Rollback』が追加されます。

『Windows 11, version 22H2』 → 『KB5037853 240505_142035 Known Issue Rollback』を選択して『無効』にして『OK』を押せば、本不具合が修正されます。

グループポリシーエディター

グループポリシーの詳細な使用方法は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。

Update 1: 修正 [2024/6/12] [New]

本不具合は2024年6月12日に配信されたセキュリティ更新プログラムKB5039212にて修正されました。