システム要件を満たさないWindows11環境に警告文が表示

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システム要件を満たさないWindows11環境に警告文が表示

Windows11 Insider Preview版の一部環境において、システム要件を満たしていない場合、警告が表示されるようになりました。

Windows11には厳しいシステム要件が設けられており、TPM 2.0、セキュアブートが必要なほか、メインストリーム帯のCPUは、Intel Coffee Lake(Core 8000シリーズ)以上とごく一部のKaby Lake(Core i7-7820HQ、Kaby Lake-GおよびR)、AMD Zen+(Ryzen 2000シリーズ)以上が必須とされています。

しかし、こういった厳しいシステム要件をバイパスしてWindows11をインストール・使用する方法があるほか、システム要件を満たした環境でもWindows11をインストールさえしてしまえば、あとからTPM 2.0やセキュアブートを無効にするといったことができます。

こういったシステム要件を満たさない環境に対して、Microsoftは、以下の短い警告文を表示するようにしました。

Windows11 IP版に実装された警告文
Windows11 IP版に実装された警告文 [Source: thebookisclosed

警告文は「System requirements not met.」(システム要件を満たしていません)と記されています。この警告は『設定』の『システム』に表示されます。

今のところ、警告文が表示されるだけに留まっており、他への影響は確認されていません。しかし、Microsoftは、非対応環境にWindows11をインストールした場合、「WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなる」と述べているため、この警告文の実装は、非対応環境へのWindowsUpdateの配信を停止する準備の一環ではないかと懸念されます。

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Posted by にっち