『タスクの終了』がタスクバーからできるようになる?Windows11 Dev版でテスト中
Microsoftは、『タスクの終了』をタスクバー上からできるようにすることを検討している模様です。
Windows11 Insider Preview Dev版 Build 25300にて、タスクバー上のアプリアイコンのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に以下の項目が追加されました。
『ウィンドウを閉じる』の上に、新たに『End task』(タスクの終了)という項目が追加されています。
この項目はデフォルトでは無効化されていますが、ViVeToolという、無効化されている内部機能を強制的に有効化するアプリを使って、コマンドプロンプト(管理者として実行)から以下のコマンドを実行すれば表示されるようになります。
vivetool /enable /id:42592269 |
再び非表示にしたいときは、上記コマンドの『enable』を『disable』に変えて実行してください。なお、今のところは『End task』という項目が表示されるだけで正常に動作しません。(選択しても何も起きません)
『タスクの終了』は、タスクマネージャーから行うと、アプリを強制終了させることができます。アプリがフリーズしたときなどにお世話になったことがある人も多いのではないでしょうか。
タスクマネージャーを開かなくても、タスクバー上からサクッと『タスクの終了』が行えるのは便利そうです。ただ、問題というか懸念事項もあります。
『ウィンドウを閉じる』は、アプリ内での作業内容に変更があれば保存するかどうかの確認画面が表示されます。一方、『タスクの終了』は、タスクマネージャーと同じ挙動で実装されるのであれば、確認とかなく押した瞬間に強制終了します。
このまま実装されると、『ウィンドウを閉じる』を押すつもりが誤爆して『タスクの終了』を選択して作業内容が保存されずに強制終了、なんて悲劇に遭う人が出てきそうです。
なお、この機能はあくまでもDev版における実装のため、通常版のWindows11にも実装されるかどうかは定かではありません。もし、実装されるのであれば、強制終了する前に確認画面を表示させるなり、何かしらの誤爆防止策を備えてもらいたいところです。