Windows11のファイルエクスプローラーが改善!再起動後、タブを復元できるように
Microsoftは、Windows11のファイルエクスプローラーを改善しました。
ファイルエクスプローラーには『ログオン時に以前のフォルダー ウィンドウを表示する』というオプションがあります。このオプションは、ファイルエクスプローラー右上の三点リーダー『・・・』 → 『オプション』 → 『表示』から有効にできます。
このオプションを有効にすると、例えば『ピクチャ』フォルダを開いた状態で再起動を行うと、再起動後にそのフォルダを開いた状態でエクスプローラーが起動します。ただ、その挙動には少々問題があります。
『ホーム』『ピクチャ』2つのタブを開いた状態で再起動を行うと、再起動後に『ホーム』タブのファイルエクスプローラーと、『ピクチャ』タブのファイルエクスプローラーが表示されます。つまり、再起動後には2つのファイルエクスプローラーが起動します。
仮に7つのタブを開いていたら、再起動後には7つのファイルエクスプローラーが起動します。「いやいや、そうじゃなくて、1つのファイルエクスプローラーに複数のタブを表示させてよ」と思うかもしれません。筆者は思いました。
Microsoftは、この問題をWindows11 Insider Preview ベータチャネル Build 22635.4580 (KB5046733)にて改善しました。Microsoftによると、このビルドでは、『ログオン時に以前のフォルダー ウィンドウを表示する』を有効にして、ファイルエクスプローラーのタブを複数開いた状態で再起動すると、再起動後にはタブとして復元されるとのこと。
現在、この機能はWindows11 Insider Preview ベータチャネル向けに段階的にロールアウトされています。特に問題等がなければ、Insider Preview版だけでなく、いずれは通常版Windows11への実装も期待されます。