Windows11、非サポート環境でもインストールが可能な模様
Microsoftにより、非サポートと宣告されたIntel第7世代Kaby Lake(Core 7000シリーズ)とAMD Zen(Ryzen 1000シリーズ)ですが、Windows11をインストールすること自体はできる模様です。Kaby Lake / Zenに限らず、もっと古いCPU環境でも。
複数の海外メディアが報じました。
Microsoftは、本日、古いPCにWindows11をインストールすることを妨げないということを明らかにした。ハードウェア要件によるインストール制限は、Windows Updateを通じて、Windows10からWindows11にアップグレードする場合にのみ適用される。つまり、アップグレードテストに合格していない古いPCでも、Windows11のISOファイルからは手動でインストールすることができる。 このインストール方法は企業がWindows11を評価するために設計されたものであり、ドライバの互換性やシステム全体の信頼性を保証することはできないため、各自の責任でアップグレードするようMicrosoftは説明している。そのため、Microsoftは、この方法によるWindows11のインストールをユーザーに推奨したり、宣伝することはない。 手動でWindows11をインストールする場合には、2コア / 1GHz以上の64bit CPU、4GBメモリ、64GBのストレージがあれば良い。 なお、Micorsoftによると、ハードウェアの最小要件を満たしていない環境ではカーネルモードのクラッシュが52%多く発生したという。 [Source: The Verge] |
Microsoftの広報担当者によると、サポートされていないCPUを搭載したPCでも、メディア作成ツールやISOを使って手動でWindows11にアップグレードすることができるという。推奨はされていないが、ISOおよびメディア作成ツールは、サポートされていないCPUをブロックしない。 手動アップグレードの際に確認されるシステム要件は、TPM 1.2が有効かどうか、4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ、2コア以上のCPUを搭載しているかだけだ。 サポートされていないPCをアップグレードすると、何かしらの問題が発生する恐れはあるが、問題なく動作する可能性の方が高い。 つまり、AMD Ryzen 1000シリーズ(Zen)やIntel第7世代以下のPCでもWindows11をインストールすることができる。しかし、最高の体験を得るために、互換性のあるWindows11 PCにアップグレードすることをMicrosoftはすすめている。 [Source: Windows Central] |
The Verge、Windows Centralによると、サポート対象外のCPU搭載PCでもWindows11をインストールすることができるそうです。双方で言っていることには若干の齟齬があり、Windows CentralはTPM 1.2が必要と述べていてますが、The VergeはTPMについては言及していません。
Microsoftはこれまで頑なに厳しい要求スペックをユーザーに突きつけてきましたが、ここにきて少し日和った感じでしょうか。
ただ、正式にはサポートされていないため、動作にどういう影響がで出るかは定かではありません。例えるなら、Windows7非対応PCにWindows7を突っ込むような感じになるかもしれません。
どこまで正常に動作するかはわかりませんが、サポート対象外のPCをお持ちの方はまずは試してみて、正常に動けば万々歳ですね。
2021/8/30追記
悲報です。サポート外のPCにもWindows11をインストールすることはできるものの、WindowsUpdateが降ってこないかもしれません。詳細は以下の記事をご覧ください。