『sfc /scannow』を実行すると必ず破損ファイルを検出する不具合。Windows11 24H2にて発生

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Windows11 24H2にて、『sfc /scannow』を実行すると、必ず破損したファイルを検出するという不具合が発生しています。

不具合概要

『sfc /scannow』コマンドとは、保護されたシステムファイルをスキャンし、破損したファイルが見つかれば正常なファイルへと修復するコマンド。

2024年10月1日にWindows11 24H2に配信されたプレビューリリースKB5043178以降の更新プログラムをインストールした環境において、『sfc /scannow』コマンドを実行すると、必ず破損したファイルが見つかり、それを修正したというメッセージが表示されるという不具合が発生しています。

何回やっても必ず破損したファイルが見つかる
何回やっても必ず破損したファイルが見つかる

何度『sfc /scannow』を実行しても、絶対に「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。オンライン修復の場合、詳細は次の場所にある CBS ログ ファイルに含まれています windir\Logs\CBS\CBS.log (たとえば C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log)。オフライン修正の場合、詳細は /OFFLOGFILE フラグによって指定したログ ファイルに含まれています。」というメッセージが表示されます。(実際には破損したファイルがなくても)

この不具合を内包する更新プログラムは以下。

  • Windows11 24H2
    KB5044284 (2024年10月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
    KB5043178 (2024年10月1日公開 プレビューリリース)

なお、この不具合はWindows11 24H2でのみ発生しています。Windows11 23H2 / 22H2やWindows10 22H2では発生しません。

修正予定

この不具合は、2024年10月10日(現地時間)にWindows11 Insider Preview Release PreviewチャネルにリリースされたBuild 26100.2152 (KB5044384)にて修正されました。

おそらくは、通常版Windows11 24H2も、次のプレビューリリースあたりで修正されることが期待されます。