KB5048667にさまざまな不具合報告。インストールされない・失敗する・進まない・終わらない、『設定』がハングアップなど。Windows11 24H2で発生
2024年12月11日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン24H2用更新プログラムKB5048667に、さまざまな不具合報告が出ています。
不具合概要
一部環境において、2024年12月11日にWindows11 24H2に配信されたセキュリティ更新プログラムKB5048667のインストール時や、インストール後に、以下のような不具合が発生するとのユーザー報告が出ています。
- KB5048667をインストールすると3%のままで25分止まる
- KB5048667のインストールに5時間かかった
- KB5048667がインストールされない・失敗する
- KB5048667のインストール後、Wi-Fiが正常に動作しなくなった。ブラウザでWebサイトを閲覧していると、しばらくすると接続がきれて、再び再接続される。OneDriveへのアクセスには10分ほどかかり、天気ウィジェットも数分間表示されない
- KB5048667をインストールしてからWindowsの『設定』ページがハングアップするようになった
- KB5048667のインストール後、さまざまなアプリが起動しなくなった
なお、これらの不具合はあくまでも一部環境でのみ発生しており、すべての環境で発生するものではありません。報告数は多くないため、環境依存の可能性が高いものと思われます。また、詳細な発生条件は判明していません。
対処方法・回避策
いつまで経っても終わらない現象については、5時間待って終わったという報告が出ています。時間のあるときにWindows Updateを実行して、気長に待ってみてください。
何かしらのエラーが表示されて、KB5048667がインストールされない場合は『Windows Updateのエラーを簡単に修正する方法』をお試しください。
その他の現象については何かしらのアプリ・プログラム・ドライバ等がKB5048667と競合して発生している可能性が考えられます。この更新プログラムをアンインストールすることで一時的に解決する可能性があります。上記のような不具合にお悩みの場合は、KB5048667のアンインストールを一度お試しください。もし、Windows改造系アプリ(StartAllBackやExplorerPatcherなど)を使用している場合はまず最初にそっちを疑ってみてください。Windows改造系アプリから先にアンインストールして改善されるか確認してみてください。
更新プログラムアンインストール手順は以下。
Windowsが起動する・『設定』が開く場合
Windowsが正常に起動して『設定』が開く場合は、Windows上からのアンインストールをお試しください。
▼更新プログラムのアンインストール方法 |
Windowsが起動しない・『設定』が開けない場合
もしWindowsが起動しなかったり、『設定』が開けない場合はWindows回復環境(Windows RE)から『更新プログラムのアンインストール』または『システムの復元』をお試しください。手順は以下。
▼Windows回復環境から『更新プログラムのアンインストール』または『システムの復元』を行う方法 まず、Windows11のインストールメディア(USBメモリやDVDなど)から起動してください。起動したら、 『次へ』 → 『コンピューターを修復する』 → 『トラブルシューティング』と進んでください。 (インストールメディアがない場合は、Windowsの起動画面(プログレスリングがくるくる回っている画面)で2回故意に電源を落とすことでも上記画面を表示させることができます) 以下の画面が表示されたら、 『更新プログラムのアンインストール』 → 『最新の品質更新プログラムをアンインストールする』を選択してそのまま進めていってください。更新プログラムがアンインストールできたらWindowsが正常に起動するか確認してください。 もし、更新プログラムのアンインストールが上手くいかなかった場合は『システムの復元』を選択して進めて、KB5048667のインストール前の日付に復元してください。 Windowsが起動したら、更新プログラムが再び入ってこないように更新プログラムを一時停止しておきましょう。『更新の一時停止』から停止する期間を選択してください。
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なお、KB5048667はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。