Windows11 24H2、新たに2件の不具合追加。ゲームが固まる、音が出なくなるなど
Microsoftは、Windows11 24H2において、新たに2件の既知の不具合が発生していることを明らかにしました。
既知の不具合1: 自動HDRを有効にしているとゲームがフリーズするなど
Windows11 24H2において、『自動HDR』を有効にしていると、特定のモニター環境においてゲームの色が正常に表示されない場合があります。また、ゲームタイトルによってはゲームが応答しなくなる・フリーズする・固まる場合があります。
現在、影響を受けるPCにWindows Update経由でWindows11 24H2がインストールされないよう、セーフガード(セーフガードID: 55382406)が適用されています。この不具合が解決するまで、ISOなどからWindows11 24H2をインストールしないことをおすすめします。
すでにWindows11 24H2をインストールしている方は、『自動HDR』を無効にすることで本不具合を回避できます。また、まだWindows11 24H2をインストールしていない場合に『自動HDR』を無効にすると、セーフガードが解除されます。
『自動HDR』は、『設定』 → 『システム』 → 『ディスプレイ』 → 『グラフィック』からオン/オフを切り替えられます。
2025/1/29追記この不具合は2025年1月29日にWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5050094にて修正されました。KB5050094以降の更新プログラムをインストールすることで本不具合は発生しなくなります。
2025/2/12追記
当初、Microsoftは、この不具合を2025年1月29日公開のプレビューリリースKB5050094で修正したと述べていましたが、Microsoftはこれを撤回し、2025年2月12日のセキュリティ更新プログラムKB5051987にて修正したと書き換えました。KB5050094では完全には修正しきれていなかったようです。
KB5051987(以降)をインストールすることで本不具合は発生しなくなります。
既知の不具合2: 音が出ない
一部のWindows11 24H2環境において、内蔵スピーカー、Bluetoothスピーカー、Bluetoothヘッドセットなどのオーディオ機器が動作しなくなる(音が出なくなる)場合があります。この不具合はDirac Audio (cridspapo.dll)に起因しています。
影響を受けるPCにWindows Update経由でWindows11 24H2がインストールされないよう、セーフガード(セーフガードID: 54283088)が適用されています。この不具合が解決するまで、ISOなどからWindows11 24H2をインストールしないことをおすすめします。
この不具合を修正したドライバがリリースされ次第、MicrosoftはWindows Update経由で配信を予定しています。修正ドライバがインストールされると、セーフガードも解除されます。
その他の不具合
Windows11 24H2にはほかにもたくさんの不具合があります。その他の不具合は以下の記事をご覧ください。