Windows11 バージョン23H2の既知の不具合 [Update: 1]
2023年11月1日に公開されたWindows11 バージョン23H2 2023 Updateには、以下の既知の不具合がアナウンスされています。
更新履歴 [記事初公開日: 2023/11/1] ① 『ナレーター』アプリが動作しない不具合を加筆。 [2023/11/24] [New] |
Windows11 23H2 既知の不具合
『ナレーター』アプリが動作しない [New]
インストールメディア(ISO)からWindows11 23H2のインストール時に、『ナレーター』アプリが起動しない・応答しない場合があります。詳細は以下の記事をご覧ください。
65000エラーが誤って表示される
Mobile Device Management (MDM)アプリのBitLocker構成サービスプロバイダー(CSP)ノードで『FixedDrivesEncryptionType』または『SystemDrivesEncryptionType』ポリシー設定を使用すると、一部環境において『Require Device Encryption』設定に65000エラーが誤って表示されることがあります。
このエラーは表示上のエラーで、実際には影響はありません。この不具合はMicrosoft Intuneで発生します。また、サードパーティ製MDMでも影響を受ける可能性があります。
この不具合は、以下のOSに影響します。
- Client: Windows11 23H2 / 22H2 / 21H2、Windows10 22H2 / 21H2、Windows10 Enterprise LTSC 2019
- Server: なし
Microsoft Intuneでこの不具合を緩和するには、『Enforce drive encryption type on operating system drives』または『Enforce drive encryption on fixed drives』ポリシーを未構成に設定してください。
Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。
Copilot in Windowsを使用するとアイコン位置がズレる
マルチモニター環境において、Copilot in Windows (プレビュー)を使用すると、アイコンの位置が移動したりズレる場合があります。この問題が発生する恐れのある環境ではCopilot in Windowsを使用できない(有効にならない)場合があります。
Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。
解決済みの既知の不具合
ロケールがクロアチアに設定されていると、デフォルトの通貨(ユーロ)が表示されない
Windowsのロケールがクロアチアに設定されている環境において、正しいデフォルトの通貨(ユーロ)が表示されない場合があります。この不具合は2023年10月27日に公開されたプレビューリリースKB5031455(以降)をインストールすることで修正されます。
Intel SSTドライバによりブルースクリーンが発生
Intel第11世代CPUとIntel Smart Sound Technology (Intel SST)に、Windows11との互換性に問題があります。影響を受けるIntel SSTドライバがインストールされたWindows11環境において、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する恐れがあります。
この不具合は、IntcAudioBus.sysのファイルバージョン10.29.0.5152または10.30.0.5152でのみ発生します。Intel SSTドライバを10.30.00.5714以降または10.29.00.5714以降に更新することで解決します。
サードパーティ製の壁紙アプリが正常に動作しない
Copilot in Windows (プレビュー)を開くと、サードパーティ製の壁紙アプリが正常に動作しない場合があります。この不具合が発生すると、壁紙アプリで設定した壁紙から、デフォルトの壁紙やWindowsで設定した壁紙へと変わる場合があります。この不具合は2023年10月27日に公開されたプレビューリリースKB5031455(以降)をインストールすることで修正されます。