Windows11 23H2でもAC-3コーデックを使用できないとの報告。KB5048685インストール後から

WindowsUpdate

Windows11 23H2

Windows11 23H2でもAC-3コーデック(Codec)が使用できなくなったとの報告が出ています。

Microsoftは以前から、Windows11 24H2以降のWindowsにはAC-3コーデックが含まれなくなると述べていました。

AC-3 (AC3)はマルチチャンネル(サラウンドサウンド)オーディオをサポートするオーディオコーデックです。Dolby Digital (ドルビーデジタル)とも呼ばれます。

Windows11 バージョン23H2以前のWindowsにはAC-3コーデックが含まれていますが、Windows11 バージョン24H2以降はWindowsに含まれなくなります。

なお、AC-3コーデックを含んだ23H2以前のバージョンから24H2へとアップデートした場合、AC-3コーデックは保持されます。

― Microsoft

これはあくまでWindows11 24H2デフォルトでAC-3コーデックが含まれなくなる(WindowsデフォルトプレイヤーでAC-3コーデックを再生できなくなる)という意味で、必要に応じて、別途、LAV FiltersといったAC-3を含んだコーデックパックをインストールしたり、AC-3コーデックに対応したサードパーティ製プレイヤー等を使用することで、AC-3コーデックでエンコードされた音声を再生できるようになります。

Microsoftは、この措置をWindows11 24H2に対して行いましたが、Windows11 24H2だけでなく、Windows11 23H2でも2024年12月のセキュリティ更新プログラムKB5048685をインストールしてからAC-3コーデックが使えなくなったとの報告が当サイトに寄せられています。

報告者は以下のように述べています。

タイトル: 12月の月例Windows Update適用後のWindows 11 23H2でAC-3コーデックが使えなくなった件の報告

題名の通りで、2024年月例Windows Updateを適用したWindows 11 23H2にて、それ以前のバージョンまではOSレベルでサポートされていたAC-3コーデック(ドルビーオーディオ)がサポートされなくなり、Windows標準プレイヤーでドルビーオーディオ規格のサラウンド音声が正しく再生されなくなったのを確認しました。

なお、サードパーティ製プレイヤー等、AC-3コーデックをサポートしたプレイヤーを使えば引き続き、AC-3コーデックに基づいたサラウンド音声を正常に再生できる事も確認しております。

― 当サイトへの報告

なお、これがMicrosoftによる正式な仕様変更なのか、更新プログラムやプレイヤー側の不具合なのか、それとも環境依存の問題なのかは不明です。現時点では、Microsoftのコーデックに関するページにはWindows11 23H2でもAC-3コーデックがサポートされなくなったといった記述はありません。

いずれにしても、同様の現象にお困りの方は、AC-3コーデックをサポートしたサードパーティ製プレイヤーでは正常に再生ができるため、サードパーティ製プレイヤー等の導入をご検討ください。