スタートメニューが開かない不具合。Windows11 22H2にて発生。KB5028254以降をインストールすると一部環境で発生。8月のセキュリティ更新プログラムにもご注意

WindowsUpdate

2023年7月27日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン22H2用プレビューリリースKB5028254およびそれ以降の更新プログラムをインストールすると、スタートメニューが開かなくなるという不具合が発生しています。

不具合概要

2023年7月27日に公開されたプレビューリリースKB5028254以降の更新プログラムをインストールすると、スタートメニューが開かなくなる場合があります。この不具合は、ExplorerPatcherなどのサードパーティ製のUIカスタマイズアプリを使用している環境で発生します。

この手のUIカスタマイズアプリは、デフォルトではサポートされていない方法を利用してUIの変更を行うため、Windowsが意図しない挙動を引き起こす恐れがあります。

この不具合は、Windows11 22H2の仕様変更によるもののため、Windows側では修正されません。UIカスタマイズアプリ側で修正する必要があります。

更新プログラムの内容は累積されるため、2023年8月9日に配信されるセキュリティ更新プログラムでもこの不具合が発生します。UIカスタマイズアプリを使用されている方はお気をつけください。

対処方法・回避策

この不具合を回避するには、KB5028254およびそれ以降の更新プログラムをインストールする前には、サードパーティ製UIカスタマイズアプリをアンインストールすることをMicrosoftは勧めています。もし、不具合が発生した場合は、UIカスタマイズアプリの開発元へ問い合わせるようMicrosoftは案内しています。

UIカスタマイズアプリを使用されている方はお気をつけください。引き続きUIカスタマイズアプリを使用したい場合は、アプリ公式サイトでKB5028254の仕様変更に対応したアップデートの有無をご確認ください。対応したアップデートが公開されていなければアプリのアンインストールをご検討ください。