KB5027231インストール後にChromeが起動しない不具合。Malwarebytesに起因。対処方法あり [Update 1]
2023年6月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 22H2用セキュリティ更新プログラムKB5027231をインストールすると、一部環境において、ブラウザのGoogle Chromeが起動しなくなるという不具合が発生しています。
更新履歴 [記事初公開日時: 2023/6/15 00:02] ① 『Exploit Protection』からGoogle Chromeを除外する対処方法を加筆。 [2023/6/15 PM12:37] [New] |
不具合概要・対処方法
アンチウイルスソフトのMalwarebytesを使用しているWindows11 バージョン22H2環境において、2023年6月のセキュリティ更新プログラムKB5027231をインストールすると、Google Chromeが起動しなくなる場合があります。
この不具合は、Malwarebytes Premium (有料版)の機能『Exploit Protection』に起因しており、この機能がオン(有効)になっているとGoogle Chromeが起動しません。
Malwarebytes Premium
『Exploit Protection』がオンだとChromeが起動しない
この不具合にお困りの場合、『Exploit Protection』のトグルをオフ(無効)にするか、『Exploit Protection』からGoogle Chromeを除外してくだだい。
『Exploit Protection』からGoogle Chromeを除外する手順は以下。
- 右上の歯車アイコンの『設定』をクリック
- 『セキュリティ』タブをクリック
- 『Exploit Protection』の下にある『Manage protected applications』をクリック
- 『Google Chrome (and plug-ins)』のトグルをオフする
- 『Done』をクリック
これでGoogle Chromeが正常に動作するようになります。
Malwarebytesは、現在この不具合を調査しているとのことです。
2023/6/16追記
Malwarebytesはこの不具合を修正しました。詳細は以下の記事をご覧ください。
Malwarebytes、Chromeが起動しない不具合を修正。Windows11 22H2でKB5027231インストール後に発生していた不具合