KB5027231でChromeが起動しない不具合、WatchGuard Endpoint SecurityやCisco Secure Endpoint使用環境でも発生。対処方法あり
Malwarebytes使用環境でWindows11 22H2用更新プログラムKB5027231をインストールすると、Google Chromeが起動しなくなるという不具合が発生していますが、この不具合はMalwarebytesだけでなく、WatchGuard Endpoint SecurityやCisco Secure Endpoint使用環境でも発生することが判明しました。
不具合概要
2023年6月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 22H2用セキュリティ更新プログラムKB5027231をインストールすると、アンチウイルスソフトのWatchGuard Endpoint SecurityやCisco Secure Endpointを使用している環境でGoogle Chromeブラウザが起動しなくなる場合があります。
この不具合は、Malwarebytes Premiumでも発生しており、こちらはすでにMalwarebytes側で修正されました。
今のところ、上記3つのアンチウイルスソフト使用環境で不具合の発生が確認されていますが、もしかしたら、ほかのアンチウイルスソフト使用環境でも発生するかもしれません。
対処方法・回避策
WatchGuard Endpoint Security
WatchGuard Endpoint Security使用環境でKB5027231のインストール後にGoogle Chromeが起動しなくなった場合、以下のいずれかの方法で起動するようになります。
▼対処方法A (推奨) Google Chromeを既定のブラウザにしてください。これだけでGoogle Chromeが起動するようになります。 ▼対処方法B Endpoint Securityの管理UIから、『Settings』タブを選択して『Add』をクリックします。左ペインの『Workstations and Servers』を選択し、『Advanced Protection』を開いて、『Anti-exploit』のトグルをオフ(無効)にしてください。設定を保存して、新しいプロファイルを適用するコンピューターを追加してください。 |
WatchGuardは不具合を調査しており、修正され判明次第こちらのページに続報の公開を予定しています。
Cisco Secure Endpoint
Cisco Secure Endpoint使用環境でKB5027231のインストール後にGoogle Chromeが起動しなくなった場合、ユーザー報告によると以下のいずれかの方法で起動するようになるとのことです。
▼対処方法A Google Chromeを既定のブラウザにしてください。これだけでGoogle Chrome起動するようになります。 ▼対処方法B Exploit Preventionを『Disabled』に設定することでGoogle Chromeが起動するようになります。 |