Windows11 バージョン21H2にいくつかの既知の不具合がリストアップ [Update 17]
2021年10月5日にリリースされたWindows11 バージョン21H2は、公開当初からMicrosoftによりいくつかの既知の不具合がアナウンスされています。
以下、公開された既知の不具合になります。
更新履歴 ① Intelのネットワークソフトウェアの不具合に『SmartByte』が追加。VirtualBoxの不具合に「VirtualBox.Available」のエラーメッセージが追加。 [2021/10/7] ② 一部アプリが開けなくなる不具合の詳細な原因が判明。内容を改訂。 [2021/10/11] ③ Intelのネットワークソフトウェアの不具合が修正。『解決した既知の不具合』に移動。 [2021/10/13] ④ プリンターに関する3件の既知の不具合を加筆。 [2021/10/14] ⑤ プリンターに関する既知の不具合を1件加筆。 [2021/10/19] ⑥ 一部アプリが開けなくなる不具合に注意文が追加。レジストリキーが修復できない可能性がある旨を加筆。 [2021/10/20] ⑦ 一部アプリが開けなくなる不具合およびプリンターに関する不具合4件が修正。『解決した既知の不具合』に移動。 [2021/10/22] ⑧ 印刷に失敗する既知の不具合を加筆。 [2021/10/31] ⑨ Snipping ToolやIME UIが使用できない既知の不具合を加筆。 [2021/11/3] ⑩ Snipping ToolやIME UIが使用できない不具合が修正。『解決した既知の不具合』に移動。 [2021/11/8] ⑪ Intel SSTドライバインストール環境でBSoDが発生する既知の不具合を加筆。 [2021/11/16] ⑫ 印刷に失敗する不具合を『解決した既知の不具合』に移動。セルビア語(ラテン語)の言語パックが削除される不具合を『解決した既知の不具合』に加筆。 [2021/12/15] ⑬ 既知の不具合に色が正常に表示されない不具合を加筆。 [2021/12/27] ⑭ 既知の不具合にOutlookの不具合を加筆。HDRモニターの不具合を『解決した既知の不具合』に移動。 [2022/1/27] ⑮ Outlookの不具合を『解決した既知の不具合』に移動。 [2022/3/12] ⑯ VirtualBoxの不具合を『解決した既知の不具合』に移動。 [2022/3/14] ⑰ IEのデータにアクセスできなくなる既知の不具合を加筆。 [2022/4/2] [New] |
[ Windows11 バージョン21H2 既知の不具合 ]
- Intel Smart Sound Technology (Intel SST)との互換性に問題があります。影響を受けるIntel SSTドライバがインストールされたWindows11環境において、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する恐れがあります。影響を受けるWindows10 PCにWindows11がインストールされないよう、セーフガード(セーフガードID: 36899911)を適用しました。この不具合の詳細および回避策についてこちらの記事をご覧ください。
- Windows10からWindows11へとアップグレードした後、Internet Explorer 11 (IE11)のデータをMicrosoft Edgeにインポートすることに同意しなかった場合、IE11に保存された情報やデータにアクセスできなくなる場合があります。影響を受けるPCにセーフガード(セーフガードID: 37820326)を適用しました。詳細はこちらの記事をご覧ください。 [New]
[ Windows11 バージョン21H2 解決した既知の不具合 ]
- Hyper-VまたはWindows Hypervisorがインストールされている場合、Oracle VirtualBox(仮想マシン / VM)が起動できなかったり、エラーが発生する場合があります。これらを使用しているPCにはWindows11がインストールされないよう、セーフガードを適用しました(セーフガードID: 35004082)。この不具合は、VirtualBox 6.1.28にて修正されました。VirtualBox 6.1.28以降をインストールすることで、セーフガードも解除されます。詳細はこちらの記事をご覧ください。
- Outlookで日付の新しい電子メールが検索結果に表示されない場合があります。詳細はこちらの記事をご覧ください。この不具合は2022年2月9日に公開されたセキュリティ更新プログラムKB5010386にて修正されました。
- 特定のHDRモニターを使用するWindows11 21H2環境において、一部の画像編集アプリ等で色が正常に表示されない・正しくレンダリングされない場合があります。この現象は、主に白色で頻繁に発生します。明るい黄色やその他の色でも発生する場合があります。この不具合の詳細についてこちらの記事をご覧ください。この不具合は2022年1月26日に公開されたプレビューリリースKB5008353にて修正されました。
- Windows10からWindows11にアップグレードした後、セルビア語(ラテン語)の言語パックが予期せず削除される場合があります。この不具合は、2021年12月15日に公開されたセキュリティ更新プログラムKB5008215にて修正されました。
- ネットワークプリンター・共有プリンターから印刷しようとすると0x00000709、0x0000007c、0x000006e4エラー、または「要素が見つかりません。」(Element not found.)と表示されて印刷に失敗する場合があります。この不具合は2021/10/13公開のセキュリティ更新プログラムKB5006674から発生しています。詳細はこちらの記事をご覧ください。この不具合は2021年11月23日に公開されたプレビューリリースKB5007262にて修正されました。
- 2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746をインストールしていない環境において、以下のアプリケーションが開けなかったり使用できない場合があります。
・Snipping Tool
・『設定』のアカウントページおよびランディングページ (Sモードのみ)
・タッチキーボード、音声入力、絵文字パネル
・IMEのユーザーインターフェイス
・スタートアップとヒント
この不具合は2021年11月6日に公開されたKB5008295にて修正されました。 - レジストリキーまたはサブキーに一部の非ASCII文字を使用しているアプリケーションとWindows11との間に互換性の問題があります。影響を受けたアプリケーションは開くことができず、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生するなど、様々な問題やエラーが発生する恐れがあります。影響を受けるPCにWindows11がインストールされないよう、セーフガードを適用しました。この不具合により、ベトナム産Chromium系ブラウザ『Cốc Cốc』(セーフガードID: 35891494)や、ポルトガル産アプリ『Aplicação Autenticação.gov』(セーフガードID: 36632506)が影響を受けます。
重要:非ASCII文字を含む影響を受けたレジストリキーは修復できない可能性があります。
この不具合は2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746にて修正されました。 - 印刷しようとするたびに管理者権限を要求するメッセージが表示される場合があります。この不具合はプリントサーバーとプリントクライアントPCが異なるタイムゾーンの場合に発生します。
- プリントサーバーで定義された印刷プロパティが、クライアントPCに正常に反映されない場合があります。結果、サーバー上で定義されたカスタム設定(両面印刷設定など)が自動的に適用されずに、デフォルト設定で印刷されてしまいます。詳細はこちらの記事をご覧ください。この不具合は2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746にて修正されました。
- IPP (Internet Printing Protocol)プリンターのインストールが正常に完了しない場合があります。詳細はこちらの記事をご覧ください。この不具合は2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746にて修正されました。
- 初めてネットワークプリンターを接続しようとしたPCにおいて、ドライバのダウンロードとインストールに失敗する場合があります。この不具合は、プリントサーバーを経由してHTTP接続でプリンターにアクセスするPCで確認されています。詳細はこちらの記事をご覧ください。この不具合は2021年10月22日に公開されたプレビューリリースKB5006746にて修正されました。
- Intelの『Killer』および『SmartByte』ネットワークソフトウェアとの互換性に問題があります。これらのソフトウェアをインストールしたPC環境において、インターネットの通信速度が遅くなる場合があります。例えば、Webサイトの読み込みや、動画のストリーミング、VPNなどが遅くなる場合があります。この不具合は、2021年10月13日に公開されたセキュリティ更新プログラムKB5006674にて修正されました。