2020年6月度のWindowsUpdate適用後、印刷ができなくなる不具合。対処方法あり [Update 1]
2020年6月10日に公開されたWindows10用更新プログラムを適用すると、印刷ができなくなるという不具合報告が出ています。
更新履歴 ① 更新プログラムのアンインストール以外にも、PCL 6ドライバーに変更することで回避できることが判明。本文を加筆・修正。 [2020/6/13更新] [NEW] |
印刷ができなくなる不具合
ユーザーによる不具合報告
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上記報告は海外のMicrosoftコミュニティとRedditに寄せられており、更新プログラム適用後に印刷ができなくなる場合がある模様です。同じ不具合にお困りの方は、プリンタードライバーを最新のPCL 6ドライバーに変更するか、v2004の場合はKB4557957を、v1909 / v1903の場合はKB4560960をアンインストールすると直るとのことです。
ただし、各更新プログラムはセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。
ちなみに
先日、Microsoftは、Windows10 v1903以降全てのバージョンでUSB接続のプリンターの動作に不具合があることを発表しています。Microsoftが発表した内容は以下になります。
Microsoft発表の既知の不具合プリンターをUSB接続したWindows10 v1903以降の環境において、Windowsをシャットダウンしてプリンターの電源を切り、Windowsを再起動すると、プリンターポートのリストにUSBプリンターポートが表示されなくなって(プリンターの電源を入れても)印刷ができなくなります。 本不具合はv1903、v1909、v2004の全てのエディションで発生が確認されています。 回避策Windowsの起動前に、接続したプリンターの電源を入れておくことでこの不具合は回避できます。 |
備考: 上記発表にはこの不具合が発生するKB番号が書かれておらず、v1903 ~ v2004の初期状態から発生するのか、それとも、何月度かの更新プログラムを適用した時点で発生するのかは不明。 |
上記のようなパターンもありますので、まずは「Windowsの起動前にプリンターの電源を入れる」を試してみて、それでも直らない場合は、プリンタードライバーを最新のPCL 6ドライバーに変更するか、更新プログラムのアンインストールをお試しくださいませ。
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