【Windows10】 WindowsUpdate 2020年7月度 不具合情報 - プレビューリリース [Update 3]

WindowsUpdate

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2020年7月22日と8月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムの不具合情報です。

月例の翌週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

以下、2020年7月22日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。『.NET Framework』『サービススタックアップデート』などの更新プログラムおよびWindows Server固有の不具合は割愛しています。

更新履歴
① v2004用KB4568831が配信・加筆。Microsoftはプレビューリリースの配信はC週(月例の翌週)のみに変更したと言っていましたが配信されてきました。[2020/8/1]
② v2004用KB4568831にIMEの不具合を加筆。
 [2020/9/4]
③ v2004用KB4568831に日本語文字の既知の不具合を加筆。 [2020/11/11] [New]

v2004用プレビューリリース

KB4568831

v2004用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4568831には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

日本語・中国語IMEを使用する環境において、Microsoft Excelなど、一部のアプリケーションでマウスを使用してドラッグしようとすると、エラーが表示されたり、アプリケーションが応答しなくなったり閉じたりすることがあります。

(Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと)

『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

ただし、この変更を長期間使用することはおすすめされておらず、あくまでもこの不具合の影響を受ける場合の一時的な回避策としての使用が推奨されています。

Microsoftは解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を予定しています。

日本語・中国語IMEを使用する環境において、入力を正常に受け付けなかったり、本来返ってくるべき結果とは異なる予期せぬ結果が返ってくる場合があります。

(Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと)

詳細は以下の記事参照。
Windows10 v2004の新しい日本語IMEに不具合。入力を正常に受け付けなかったり、予期せぬ結果を返すなど。回避策あり

『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

濁点や半濁点が付いている一部の半角カタカナと全角カタカナの文字は、同じ文字として解釈されません。CompareStringEx()関数でNORM_IGNOREWIDTHフラグを指定して比較すると、ソートルールの不具合により、これらの文字は異なるものとして評価されます。この不具合は、2020年6月10日以降のWindows10 バージョン2004のすべての更新プログラムに影響します。

現在、この不具合の回避策はありません。

 

v1909用プレビューリリース

KB4559004

v1909用セキュリティアップデートを含まない累積更新プログラムです。2020年7月22日時点でKB4559004に不具合は確認されていません。

 

v1903用プレビューリリース

KB4559004

v1909用セキュリティアップデートを含まない累積更新プログラムです。2020年7月22日時点でKB4559004に不具合は確認されていません。

 

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