【Windows10】 WindowsUpdate 2020年2月度 セキュリティを含まない更新プログラムの不具合情報 [Update 4]

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2020年2月26日~2月28に公開・配信されたWindows10用更新プログラムの不具合情報です。

月例の翌週以降に公開・配信される更新プログラムは、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

言い方を変えれば早期公開のプレビュー版的なもののため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

< Update 2: KB4535996に多数の不具合か > [2020/3/10更新]
v1909 / 1903用KB4535996を適用後、『signtool.exe』がクラッシュする不具合が認められています。また、起動が遅くなったり、システムがフリーズしたり、BSoDが発生したり、ゲームのフレームレートが若干低下するなどといったユーザー報告も出ています。

< Update 3: VPN使用環境でネット接続が行えなくなる不具合 > [2020/3/28更新]
Microsoftは2020年3月27日付けで『VPN使用環境で正常にインターネット接続を行えなくなる不具合』を既知の不具合として掲載しました。VPNをお使いの方はお気をつけください。詳細はv1909 / v1903 / v1809の各KBの既知の不具合をご覧くださいませ。

以下、2020年2月26日~2月28に公開された更新プログラムの不具合情報になります。『.NET Framework』『サービススタックアップデート』などの更新プログラムおよびWindows Server固有の不具合は割愛しています。

更新履歴
① 2020年2月28日にv1909 / v1903用KB4535996が公開・配信。それに伴い加筆。
② v1909 / 1903用KB4535996に既知の不具合およびユーザー報告を加筆。
③ v1909 / v1903用KB4535996、v1809用KB4537818に『VPN使用環境で正常にインターネット接続を行えなくなる不具合』を加筆。
④ KB4535996にインターネットに接続できなくなる既知の不具合を加筆。

v1909用セキュリティを含まない更新プログラム

KB4535996

v1909用セキュリティアップデートを含まない累積更新プログラムです。KB4535996には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

2020年2月28日公開のKB4535996以降全ての更新プログラムにこの不具合があります。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Windows10、2020年2月度以降の更新プログラムにネット接続の不具合。現状回避策なし

Microsoftより回避策は案内されていません。

Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。

また、KB4535996のKBページに既知の不具合は掲載されていませんが、Microsoftのフォーラムにて以下の不具合が認められています。

既知の不具合
不具合概要回避策
KB4535996をインストール後、『signtool.exe』がクラッシュする場合がある。

この不具合に困っている場合はKB4535996をアンインストールする。

2020年3月中旬に修正予定。

また、ユーザー報告では以下のような症状も報告されています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で以下の不具合報告が出ています。

  • 起動が遅くなる。
  • システムがフリーズしてクラッシュする。
  • BSoDが発生するようになる。
  • ゲームパフォーマンス(フレームレート)が若干低下する。
  • ランダムにブラックスクリーンが発生。

ただし、全てがKB4535996に起因するものかは不明です。

左記の症状が出た場合、KB4535996をアンインストールする。

 

v1903用セキュリティを含まない更新プログラム

KB4535996

v1903用セキュリティアップデートを含まない累積更新プログラムです。KB4535996には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

2020年2月28日公開のKB4535996以降全ての更新プログラムにこの不具合があります。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Windows10、2020年2月度以降の更新プログラムにネット接続の不具合。現状回避策なし

Microsoftより回避策は案内されていません。

Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。

また、KB4535996のKBページに既知の不具合は掲載されていませんが、Microsoftのフォーラムにて以下の不具合が認められています。

既知の不具合
不具合概要回避策
KB4535996をインストール後、『signtool.exe』がクラッシュする場合がある。

この不具合に困っている場合はKB4535996をアンインストールする。

2020年3月中旬に修正予定。

また、ユーザー報告では以下のような症状も報告されています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で以下の不具合報告が出ています。

  • 起動が遅くなる。
  • システムがフリーズしてクラッシュする。
  • BSoDが発生するようになる。
  • ゲームパフォーマンス(フレームレート)が若干低下する。
  • ランダムにブラックスクリーンが発生。

ただし、全てがKB4535996に起因するものかは不明です。

左記の症状が出た場合、KB4535996をアンインストールする。

 

v1809用セキュリティを含まない更新プログラム

KB4537818

v1809用セキュリティアップデートを含まない累積更新プログラムです。KB4537818には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV)上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、『STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)』というエラーで失敗する場合があります。このエラーは、管理者特権を持たないプロセスからCSV所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。

以下のいずれかの手順で回避可能です。

  • 管理者特権を持つプロセスから操作を実行する。
  • CSV所有権を持たないノードから操作を実行する。
2019年4月10日公開のKB4493509(およびそれ以降のKB)のインストール後、一部のアジア言語パックをインストールしたデバイスで『0x800f0982 - PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND』というエラーが発生することがあります。

以下の手順で回避可能です。

  1. 最近追加した言語パックをすべてアンインストールし、再インストールします。手順については『Windows10で入力および表示の言語設定を管理する』を参照してください。
  2. 『更新プログラムの確認』をクリックし、2019年4月公開(およびそれ以降)の累積的な更新プログラムをインストールします。手順については、『Windows10を更新する』を参照してください。

注: 言語パックを再インストールしても問題が緩和されない場合は、次の手順で、お使いのPCをリセットしてください。

  1. 『設定』アプリで『回復』に移動します。
  2. 回復オプション『このPCを初期状態に戻す』の『開始する』をクリックします。
  3. 『個人用ファイルを保持する』を選択します。

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