【Windows10】 WindowsUpdate 2025年2月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5051974
日本時間で2025年2月12日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5051974の不具合情報およびその回避策・解決策です。
更新履歴 初版。 |
Windows10 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5051974
基本情報
KB5051974はWindows10 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。
▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合
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不具合情報
KB5051974には以下の既知の不具合があります。
不具合概要 | 回避策 | |
日本時間で2024年10月9日にリリースされたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5044273以降をインストールすると、OpenSSH SSH Serverサービス(sshd サービス)の起動に失敗し、SSH接続ができなくなる場合があります。 | この不具合が発生した場合の対処方法・回避策として、以下の手順を行うようMicrosoftは案内しています。
現在、Microsoftは本不具合の調査および解決に取り組んでいるとのことです。 | |
Citrix Session Recording Agent (SRA)バージョン2411をインストールしている環境において、日本時間で2025年1月15日に公開されたWindows10 23H2用更新プログラムKB5049981以降のインストールが完了しない場合があります。 Windows Updateの画面では正常にインストールされたように表示されますが、再起動時の適用画面でインストールに失敗してロールバックされます。 この不具合はCitrix Session Recording Agent (SRA)バージョン2411をインストールしている環境でのみ発生します。主に企業・組織に影響します。一般的なホームユーザーが影響を受ける可能性は低いものと考えられます。 | Citrixはこの不具合に関するドキュメントを公開しています。ドキュメントにはこの不具合の回避策が記されています。 現在、Microsoftは、Citrixと協力してこの不具合の解決に取り組んでいるとのことです。 | |
日本時間で2025年1月15日以降に公開された更新プログラムをインストール後、イベントビューアーに『SgrmBroker.exe』(=『System Guard ランタイム モニター ブローカー』サービス)に関するエラーが記録される場合があります。 2025年1月15日以降に公開された更新プログラムと『SgrmBroker.exe』の競合によりエラーが記録されます。しかし、パフォーマンスやWindowsの機能、セキュリティには何の影響もありません。エラーが記録されるだけです。
| 現在、『SgrmBroker.exe』は使用されておらず、何の役割も果たしていないため、エラーが発生しても特にこれといった問題はありません。Microsoftはこの不具合の解決に取り組んでおり、いずれ修正される予定です。 しかし、どうしても、エラーが記録されるのが気になる方は、Microsoftによると以下に手順でエラーの発生を防げるとのこと。
これでエラーが発生しなくなります。しかし、繰り返しになりますが、このエラーが発生してもPCのパフォーマンスや機能、セキュリティ等には何も影響がなく、上記手順をわざわざ行ってもイベントビューアーにエラーが記録されなくなるだけで、それ以上でも以下でもありません。 |