【Windows10】 WindowsUpdate 2023年7月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5028166 [Update 2]
2023年7月12日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5028166の不具合情報です。
『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』などの更新プログラムは割愛しています。以下、2023年7月12日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。
更新履歴 ① ゲームやアプリが遅くなる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2023/7/15] ② Synology NAS製品使用環境におけるネットワークの不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2023/7/19] [New] |
Windows10 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5028166
基本情報
KB5028166はWindows10 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。
▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合
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不具合情報
KB5028166には以下の不具合があります。
不具合概要 | 回避策 | ||
カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindows10をインストールした環境だと、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合があります。 この不具合は、カスタムオフラインメディアまたはISOイメージが、2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームして作成された場合にのみ発生します。 なお、WindowsUpdateに直接接続して更新プログラムを受信するデバイスは影響を受けません。これにはWindows Update for Businessを使用しているデバイスも含まれます。 | この不具合を回避するには、最新の累積更新プログラム(LCU)をスリップストリームする前に、まず2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームしてください。 1. 以下のコマンドでmsuからcabを抽出します。(KB5000842での例)
2. 以下のコマンドでcabからSSUを抽出します。
3. これでSSU cab『SSU-19041.903-x64.cab』が作成されます。このファイルを最初にイメージスリップストリームして、次にLCUを入れてください。 カスタムメディアを使用してOSをインストールした際にこの不具合が発生した場合は、新しいMicrosoft Edgeを直接ダウンロードして手動インストールすることで、この不具合に対処できます。新しいMicrosoft Edge for businessを広範囲に展開する必要がある場合は、『ビジネス向け Microsoft Edge をダウンロードして展開する』を参照してください。 |
不具合概要 | 回避策 | |
2023年7月12日公開のセキュリティ更新プログラムをインストール後、一部環境において、ゲームやアプリなどの動作が遅くなったとの不具合報告が複数件出ています。
| 一時的な対処方法として、当該更新プログラムをアンインストールすることで正常に戻ったと報告されています。アンインストール手順は左記の記事をご覧ください。 | |
[New] Synology製のNAS製品使用環境において、リモートサーバー管理ツール(RSAT)が開けなかったり、リモートデスクトップセッションへの接続に失敗する場合があります。これらの不具合は、以下の3つの条件を満たすと発生します。
| Synologyは、この不具合を修正したSynology Directory Serverパッケージを公開しました。アップデートすることで本不具合は発生しなくなります。詳細なアップデート手順はSynologyのサイトよりご確認ください。 |