【Windows10】 WindowsUpdate 2020年8月度 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム [Update 5]

WindowsUpdate

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2020年8月12日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムの不具合情報です。

『Adobe Flash Player』『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』『サービススタックアップデート』などの更新プログラムおよびWindows Server固有の不具合は割愛しています。

以下、2020年8月12日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① v2004用KB4566782が0x800f0988エラーで適用に失敗する不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2020/8/14]
② v2004用KB4566782のユーザー報告に音が出なくなる不具合とBSoDの不具合を加筆。v1909 / v1903用KB4565351のユーザー報告に音が出なくなる不具合を加筆
。 [2020/8/15]
③ v2004用KB4566782にBSoDの不具合(PCメーカー公式発表の不具合)を加筆。
 [2020/8/31]
④ v2004用KB4566782にIMEの不具合を加筆。
⑤ v1909 / 1903用KB4565351にバージョンアップ時にオプション機能が削除される既知の不具合を加筆。 [2020/9/23]
⑥ v2004用KB4566782に日本語文字の既知の不具合を加筆。 [2020/11/11] [New]

v2004用セキュリティ更新プログラム

KB4566782

v2004用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4566782には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

日本語・中国語IMEを使用する環境において、Microsoft Excelなど、一部のアプリケーションでマウスを使用してドラッグしようとすると、エラーが表示されたり、アプリケーションが応答しなくなったり閉じたりすることがあります。

(Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと)

『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

日本語・中国語IMEを使用する環境において、入力を正常に受け付けなかったり、本来返ってくるべき結果とは異なる予期せぬ結果が返ってくる場合があります。

(Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと)

詳細は以下の記事参照。
Windows10 v2004の新しい日本語IMEに不具合。入力を正常に受け付けなかったり、予期せぬ結果を返すなど。回避策あり

『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

濁点や半濁点が付いている一部の半角カタカナと全角カタカナの文字は、同じ文字として解釈されません。CompareStringEx()関数でNORM_IGNOREWIDTHフラグを指定して比較すると、ソートルールの不具合により、これらの文字は異なるものとして評価されます。この不具合は、2020年6月10日以降のWindows10 バージョン2004のすべての更新プログラムに影響します。

現在、この不具合の回避策はありません。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で0x800f0988エラーにより適用に失敗する場合がある。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782が0x800f0988エラーで適用に失敗する

一般的な解決策としては、0x800f0988エラーが発生した場合は、コマンドプロンプト(管理者)を起動して、『dism /online /cleanup-image /startcomponentcleanup』と入力して実行(エンター)し、PCを再起動するようMicrosoftは案内しています。

より詳細な手順はこちらのページをご覧ください。

一部環境で音が出なくなる場合がある。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782 / KB4565351適用で音が出なくなったりBSoDの不具合

KB4566782のアンインストールを試す。

『Intel Virtualization Technology』が有効になっている一部環境でWindows起動時にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782 / KB4565351適用で音が出なくなったりBSoDの不具合

まずはBIOSから『Intel Virtualization Technology』を無効にする。それで直るようなら無効のままにしておくか、『Intel Virtualization Technology』が必要ならKB4566782のアンインストールをする。

PCメーカー公式発表の不具合
不具合概要回避策

Lenovo製PCでブルースクリーンエラー(BSoD)や各種エラーが発生するようになる。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782適用後、Lenovo PCでBSoDの不具合。対処方法あり

BIOSの設定を開く → 『Security』に移動 → 『Virtualization』をクリック → 『Enhanced Windows Biometric Security』を無効にする。これでBSoD等は発生しなくなる。

 

v1909用セキュリティ更新プログラム

KB4565351

v1909用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4565351には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

LOCAL SYSTEMアカウントがファイアウォールでブロックされていて、HTTP経由でのインターネットアクセスができない状態で、以前のバージョンのWindows10から、Windows10 v1903またはv1909へとバージョンアップすると、予期せず互換性レポートが表示されて、そのまま続行すると一部のオプション機能が削除される場合があります。Windows10のセットアップに使用する、Dynamic Updateが、必要なパッケージをダウンロードできず、この不具合が発生します。

詳細は以下の記事参照。
v1909 / 1903へアップデートするとオプション機能が削除される不具合

不具合を回避するにはDyamic UpdateのHTTPアクセスを有効にしてください。

もし、オプション機能が削除されていた場合は、手動で追加する必要があります。手動で追加する手順はこちらの記事をご参照ください。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で音が出なくなる場合がある。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782 / KB4565351適用で音が出なくなったりBSoDの不具合

KB4565351のアンインストールを試す。

 

v1903用セキュリティ更新プログラム

KB4565351

v1903用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4565351には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

LOCAL SYSTEMアカウントがファイアウォールでブロックされていて、HTTP経由でのインターネットアクセスができない状態で、以前のバージョンのWindows10から、Windows10 v1903またはv1909へとバージョンアップすると、予期せず互換性レポートが表示されて、そのまま続行すると一部のオプション機能が削除される場合があります。Windows10のセットアップに使用する、Dynamic Updateが、必要なパッケージをダウンロードできず、この不具合が発生します。

詳細は以下の記事参照。
v1909 / 1903へアップデートするとオプション機能が削除される不具合

不具合を回避するにはDyamic UpdateのHTTPアクセスを有効にしてください。

もし、オプション機能が削除されていた場合は、手動で追加する必要があります。手動で追加する手順はこちらの記事をご参照ください。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で音が出なくなる場合がある。

詳細は以下の記事参照。
KB4566782 / KB4565351適用で音が出なくなったりBSoDの不具合

KB4565351のアンインストールを試す。