Windows10のバージョンアップでシステム証明書とユーザー証明書が消失する不具合 [Update 1: 修正]
Microsoftは、Windows10のバージョンアップをするとシステム証明書とユーザー証明書が消失する不具合があることを発表しました。
不具合概要
2020年9月16日(現地時間)以降の更新プログラムを適用したWindows10 バージョン1809以降の環境から、2020年10月13日(現地時間)以降の更新プログラムが統合されていないメディアやインストールソースを使用して後継バージョン(20H2、2004、1909、1903)へアップデートした際、システム証明書とユーザー証明書が消失する場合があります。
主に、Windows Server Update Services (WSUS)、Microsoft Endpoint Configuration Managerなどからアップデートした場合に発生します。また、最新の更新プログラムが統合されていない物理メディアやISOイメージからアップデートした場合にも発生する可能性があります。
通常のWindowsUpdate経由やWindows Update for Businessからアップデートした場合にはこの不具合は発生しません。
Microsoftによると、この不具合が発生した場合は以前のバージョンにロールバックすることで解決できるとされていますが、すでにロールバック可能期間を過ぎている場合の解決策は案内されていません。
2020/12/15追記: 修正
Microsoftは2020年12月11日付けでこの不具合の情報を更新しました。Microsoftによるとこの不具合は修正されており、最新の機能更新プログラムのバンドルおよび更新されたメディアを使用することでこの不具合は発生しなくなるとのことです。