Windows10にMicrosoftアカウントへの誘導通知(広告)が表示されるように。どうしても使わせたい模様
Windows10にMicrosoftアカウントへの誘導通知が表示されるようになる模様です。
Microsoftは2024年4月15日付け(米国時間)で、Windows10 Insider Preview Build 19045.4353 (KB5036979)に『Microsoftアカウントへのサインイン(ログイン)を促す通知』をロールアウトしました。この通知は、MicrosoftアカウントにサインインしていないPC環境に対して『設定』に表示されます。その通知が以下。
通知には「Microsoftアカウントにサインインをすればデバイスをバックアップして、より安全に保つことができます」(Sign in to your Microsoft account You'll be able to back up your device and keep it more secure.)と記されています。つまり、ただのMicrosoftアカウントの宣言・広告です。
ただでさえ『設定』の上部には役に立たない情報がデカデカと占めているのに、この通知によりさらに設定項目の表示面積が狭くなりました。
不幸中の幸いなのは、このMicrosoftアカウントへの誘導通知は『設定』 → 『プライバシー』 → 『全般』 → 『設定アプリで通知を表示します。オフの場合でも、必要な通知は表示されます。』から無効にできます。
なお、この通知は、今のところWindows10 Insider Preview版のみの実装です。通常版のWindows10にも実装されるかどうかは定かではありませんが、実装される可能性は高いものと思われます。
Windows11においては、すでにOOBE段階(初期セットアップ段階)でMicrosoftアカウントの作成・サインインが必須になっています。Microsoftは、どうしてもユーザーにMicrosoftアカウントを使わせたいようです。
2024/4/24追記
2024年4月24日に公開されたプレビューリリースKB5036979にて、通常版のWindows10にも実装されました。