タスクバーやシステムが不安定になるなどの不具合。WindowsUpdateに起因。Windows10で発生
Microsoftは、Windows10においてタスクバーが動作しない・システムが不安定になるなどの不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows10 バージョン22H2 / 21H2 / 21H1において、タスクバーが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります。具体的には、以下のような症状が発生する場合があります。
- タスクバーが応答しなくなる
- Windows Explorerが応答しなくなる
- タスクバーの『天気』や『ニュースと関心事項』のウィジェットおよびアイコンの表示がちらつく
- これらの問題発生時にMicrosoft WordやExcelなどのOfficeアプリを開いていると、巻き添えでOfficeアプリも応答しなくなる
PCを再起動すると不具合が軽減される場合もありますが、必ず軽減されるとは限りません。
この不具合を内包するOSバージョンおよび更新プログラムは以下。
- Windows10 22H2 / 21H2 / 21H1
KB5021233 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5020030 (2022年11月16日公開 プレビューリリース)
KB5019959 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5018482 (2022年10月26日公開 プレビューリリース)
KB5020435 (2022年10月18日公開 緊急リリース)
KB5018410 (2022年10月12日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5017380 (2022年9月21日公開 プレビューリリース)
対処方法・回避策
この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。
企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。
- Windows10 22H2 / 21H2 / 21H1用
KB5017380 221207_23451 Feature Preview.msi
詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。