Windows10、KB5057589のインストールに失敗する不具合。Windows Server 2022のKB5057588も。しかし
Microsoftは、Windows10およびWindows Server 2022環境において、KB5057589 / KB5057588のインストールに失敗する不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
日本時間で2025年4月9日にWindows Updateに配信されたWindows回復環境(Windows RE / WinREとも呼ばれる)用セキュリティ更新プログラムをインストールすると、インストールに失敗してWindows Updateの画面に『状態: ダウンロードエラー - 0x80070643』と表示される場合があります。
この不具合の影響を受けるOSと更新プログラムは以下。
- Windows10 22H2 / 21H2
KB5057589 (2025年4月9日公開 WinRE用セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2022
KB5057588 (2025年4月9日公開 WinRE用セキュリティ更新プログラム)
対処方法・回避策
Microsoftによると、『状態: ダウンロードエラー - 0x80070643』の表示は正しくなく、誤って表示されているとのこと。
ほかのアップデートが再起動待ちの状態であるにもかかわらず、KB5057589 / KB5057588をインストールしようとした際にこのエラーメッセージが表示されます。再起動後にはちゃんと更新プログラムが適用されます。
また、Windows Updateの画面にはエラーメッセージが表示されたままの状態になる場合がありますが、再びWindows Updateを実行するとエラーメッセージが消えるとのことです。
つまるところ、このエラーメッセージが表示されても特に気にする必要はなく、放っておいてもそのうち実行されるWindows Updateの自動更新後には勝手にエラーメッセージも消えます。